博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『水滸伝』その8

2011年03月20日 | 中国古典小説ドラマ
『水滸伝』第44~49話まで見ました。

楊家に盗みに入った「鼓上蚤」時遷から、潘巧雲と裴如海との不倫を知らされた石秀。そして石秀から不倫の事実を知らされた楊雄は潘巧雲を山に誘き出して訊問。「あなたと結婚して二年になるけど、あの人との二日間の方がずっと満たされていた」という痛恨の一言を浴びせられた楊雄はブチ切れて妻を殺害。この場面の楊雄さんの顔が怖いです……



その後楊雄・石秀と時遷は3人連れだって梁山泊に落ち延びようとしますが、(このあたりになると楊雄さんも憑き物が落ちたようにいい顔をしてますw)途中で立ち寄った独龍岡で祝家荘の兵士といざごさを起こして時遷が捕らえられてしまいます。そして命からがら逃げ延びた楊雄・石秀が梁山泊に助けを求め、祝家荘戦がスタート。ここで「一丈青」扈三娘や欒廷玉が登場しますが、扈三娘の美人度はイマイチ…… 困ったことに後から出て来る顧大嫂の方が美人さんです。そして欒廷玉を演じるのは、武侠ドラマの悪役でお馴染み計春華。



梁山泊側は宋江を総大将として出征しますが、守りの堅い祝家荘を攻めあぐねます。密偵として独龍岡に忍び込んだ「錦豹子」楊林も「お前、楊林だなっ!」と、あっさり祝家荘の兵士に名前までバレて捕らえられる始末。

王英や秦明・黄信といった頭領が捕らえられて苦戦する中、登州兵馬提轄の「病尉遅」孫立が一族縁者を引き連れて梁山泊に投降。ここで孫立の弟孫新の嫁として登場するのが「母大虫」顧大嫂。演じるのは『鹿鼎記』に出演していた胡可です。顧大嫂がムダに美人なのを見てると、この人が扈三娘でも良かったんじゃないかという気が(´・ω・`) で、孫立が兄弟弟子の欒廷玉との縁で祝家荘に潜り込み、梁山泊と内応して祝家荘を撃破。欒廷玉も計春華を起用した割には見せ場らしい見せ場が無かったなあと……

祝家荘戦の後は王英と扈三娘との婚姻が執り行われます。(扈家荘で「荘主の旦那様」と呼ばれて悔しがったり、酒乱の扈三娘から虐待される王英が見ていてなかなかおかしい) そして舞台は山東鄆城へと移り、雷横・朱仝篇がスタート。宋江が去った後も都頭を続けていた雷横ですが、知県の愛人白秀英を殴り殺してしまい……

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『水滸伝』その7 | トップ | 『街場の中国論』 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ぐんまま)
2011-03-20 20:38:31
 なんか、キャストが豪華ですねぇ。
 計春華は欒廷玉だったんですねぇ‥‥贅沢。

>顧大嫂
 洪夫人の人ですか?
 ‥‥ホンマに無駄に美人。
返信する
Unknown (さとうしん)
2011-03-21 09:26:15
>ぐんままさま
さいです。『鹿鼎記』の洪夫人の人ですね。顧大嫂なんか出番がそう多いキャラでもなし、普通のおばちゃん女優で充分だったと思うのですが(^^;)
返信する

コメントを投稿

中国古典小説ドラマ」カテゴリの最新記事