博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『七侠五義 人間道』その5

2013年02月04日 | 中国古典小説ドラマ
『七侠五義 人間道』第25~30話まで見ました。

包拯の弁護もあって釈放された蕭毅と陸淵でしたが、結局汴梁城の機密地図を狙う李達によって2人とも斬殺されてしまい、蕭毅は今際の際で包拯に自分達の身分と「大漠之月」計画について打ち明けます。そしてこの時は李達の魔の手から逃れた智化ですが、妻を人質に取られてしまって包拯暗殺を強要されると、わざと暗殺に失敗し、旧知の蒋平の妻を人質に取って蒋平に包拯暗殺を強要するという手段に打って出ます。

この蒋平が黙って大人しく言うことを聞くかと思いきや、「えーん、ボクの妻が智化に人質に取られちゃったよう(´;ω;`) 包大人を暗殺しなきゃ妻を殺すって……>< 」と、何の躊躇もなく盧方らに泣き付いているのがおかしい(^^;) まあ、「ほう・れん・そう」は社会人生活の基本ですからね。結局智化は包拯に帰順し、開封府で「残月隊」の生き残りとその家族を保護しようとしますが、ここで陳琳が智化らを遼のスパイとして処刑することを主張。そして包拯と陳琳、どちらを支持するかで揺れ動く仁宗……

仁宗は一度は「残月隊」の面々に帰国を許すも、遼国の主戦派の北院大王が宋へと侵攻して宋の民を殺害したと知ると、激怒して包拯や智化らの処刑を命令。そこで蕭が宋・遼両国の間を取り持ち、遼国の和平派である父親の安国王と仁宗との会見を実現。「残月隊」の面々は再度赦免され、包拯らも処刑を免れます。このシーンで蕭が遼の都や宋の都を瞬時に行き来したりとおかしなことをやっているのはツッコんだらアカンところですねw また「七侠」の1人沈仲元が原典とはまったく異なる役柄で、しかもチョイ役ではありますが、ここで登場します。

そして北院大王とその軍隊は、陸淵から奪い取った機密地図によって地下の秘密通路から汴梁城を攻め落とそうとしますが、宋側がこれに対処して地下に生き埋めに。そして唯一逃れた李達は包拯を人質に取って最後の悪あがきを図りますが……

で、第29話の途中から新シリーズに突入。展昭は囚人を護送中に四方鎮という所で謎の仕掛けや刺客の襲撃に見舞われます。そして展昭から報告を受けた包拯は、この四方鎮では以前より奇怪な事件が相次いでおり、何か秘密が隠されているに違いなと、自ら四方鎮を視察することに。四方鎮の秘密には陳琳が深く関わっているようなのですが、この宦官、色々と仕事をしすぎやろうと(^^;)

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『七侠五義 人間道』その4 | トップ | 『大武当』 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (迷子)
2013-02-05 22:28:55
ありゃ、沈仲元って出てましたか。気がつきませんだわ~
返信する
Unknown (さとうしん)
2013-02-06 18:13:46
>迷子さま
遼へと向かっている残月隊や包拯らに帰還命令を伝える将軍の名前が沈仲元となっていました。その後の朝議の場面でも出て来て包拯を弁護したりしてます。
返信する

コメントを投稿

中国古典小説ドラマ」カテゴリの最新記事