『琅琊榜』第37~42話まで見ました。
衛崢の身柄強奪の首謀者として夏江に訊問されることになった梅長蘇。ここで「烏金丸」という毒薬、すなわち7日後に毒が効いてくるので、それまで夏江に大人しく従って解毒薬を貰わなきゃいけないという、武侠物によくあるアレを飲まされてしまいます。
衛崢の一件を、靖王を陥れるための陰謀ではないかと疑い始めていた梁帝ですが、夏冬が師匠夏江の命で、衛崢の一件で裏工作に励んでいたことを自供し、梁帝の猜疑心が爆発。実のところ衛崢に関する裏工作は、(失敗したとは言え)彼を救出しようとする靖王や梅長蘇を煙に巻くためのものだったのですが、夏冬の方も師匠に色々含むところがあるので、その点は敢えて説明せず、さりげなく夏江が特務機関の長としての御法度、誉王と組んで靖王を陥れようと後継者争いに関与したという印象を受けるように仕向けます。
で、梁帝の命を受けた蒙摯が懸鏡司を封鎖。夏江は一転罪人として投獄。蘇宅に戻った梅長蘇はかかりつけの神医晏大夫のもとで「烏金丸」の解毒治療を受けます。一方、靖王は母静妃のもとで、静妃が皇后に拘禁された一件で、靖王が梅長蘇に不信感を抱くよう仕向けられたのは、誉王側の間者にしわざであった、身柄を押さえられた間者自身から告白されます。こうやって息子と梅長蘇の関係修復を画策するあたり、静妃は良妻賢母と言うより、自分の好きなカップリングを見守る腐女子の鑑ではないかという気がしてきますが (^_^;)
一方、誉王はと言えば、夏江と結託しているようだということで、やはり父帝の不信感を買っていたうえ、いつぞやの太子派の火薬庫爆破の一件で弾劾され、太子以外の皇子の中の最高格である七珠親王から双珠親王へと降格処分となり、失意に沈みます。
そこへ、滑族出身の女参謀秦般弱から、「あなたには実は滑族の血が流れているのです!」という驚愕の告白。幼い頃に生母と死別し、言皇后の養子格として育てられた誉王は、自分の身の上のことはまったく知らされていなかったのですが、実は彼の生母は梁に滅ぼされた滑族の玲瓏公主(秦般弱の師璇璣公主の姉)なのでした。そしてその滑族を直接滅ぼしたのは、梁帝の命を受けた赤焔軍ということで、梅長蘇=赤焔軍の若元帥林殊と滑族との因縁も見えてきました。
当然生母の身の上のことは梁帝も承知しているわけで、自分はもとの太子=献王や靖王に対する当て馬にすぎず、どう頑張っても太子になれないと思い込んだ誉王は、三月の恒例行事の春猟の機会を利用し、謀反を画策しますが……
そしてその男と男のメロドラマをサポートする静妃(しつこい) 『琅琊榜』はいろいろな面で中国ドラマの画期になる作品ですね。
複数に「なにがやりたいのかよくわかる」ようじゃ困るのよ。
「なにがやりたいのかよくわかっている」ひとたちが。
究極が「一芸に通じた日本の一般国民を円滑に徴用して戦地で活躍させること」なんだから(北海道で活躍しているトラック運転手なら冬の戦地にも荒地にも強いはずとか)。
わかられたら、困るでしょう?
Twitterの返信をこちらでされましても…
そういう明確な意図があってやってるなら(よくないけど)いいんですが、その意図に反するような別の役割をあれこれ付加しようとして、結果として「ブロン」と化しつつあるようにしか見えないんですよね… 明確な意図をもって導入され、運用されている中国の身分証制度なんかと比べましても、明らかに制度として見劣りがします。
そうなったら本当に制度導入のために掛けた税金と労力の無駄になりますしね。
中核は明確な意図をもってやっているが、それがばれると「吉田茂はんの遺したうやむや力」の前に潰されると考えるから、ブロンの鍍金をぬりぬりしてキレイキレイしてるんやで。
>そうなったら本当に制度導入のために掛けた税金と労力の無駄になりますしね。
国民の無駄にはなるが、お国の無駄にはならないので。
もう止める術もないしなあ。「船乗りと民間商船、徴用したいです」と言い始めたし。
>明確な意図をもって導入され、運用されている中国の身分証制度なんかと比べましても、明らかに制度として見劣りがします。
そらまあ70年戦闘民族の国家として君臨している「ちうごく様」と比べられると厳しいわ。
官公庁の方は、そういう希望だけが先走って、結局有効に活用できないままになると思います。