博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『三国』その2

2010年06月12日 | 中国歴史ドラマ
『三国』第7~13話まで見ました。

宮廷では今にも帝位を奪わんとする董卓の野心にガクプル状態の司徒王允ですが、帰宅したらしたでいつの間にか呂布と仲良くなっている貂蝉にブチ切れてます(^^;) 実はこのドラマでは呂布と貂蝉は既に出会っており、お互い憎からず思っているのでありました。そんな貂蝉に美女連環の計を仕掛けるよう強要する王允。しかも貂蝉が嫌がるとハンガーストライキを発動する始末。この王允はなかなか最低ですな。

泣く泣く董卓のもとに赴く貂蝉ですが、董卓に抱きつかれてうっかり「放開我!」と叫んでしまい、本音が出たりしてます。いや、そこは本音を出しちゃいけないところですから!とツッコミたくなる…… 後は貂蝉を奪われたことを恨んだ呂布が董卓を殺害するわけですが、その後貂蝉は初心を貫いて呂布と結婚し、彼が徐州へと落ち延びる時もちゃんと着いて行って劉備に舞を披露したりしてます。この前後に王允の友人として陳宮が再登場し、その縁で呂布の知恵袋の座に納まります。で、折角朝廷に安寧を取り戻した王允はと言えば李傕・郭に攻められて死に追いやられるわけですが、この王允には同情できん(^^;)

その後、徐州では父親を殺されたことを口実に曹操が陶謙討伐を企て、公孫瓉のもとにいた劉備が援軍に駆けつけますが、この時既に聶遠演じる趙雲が付き従っています。しかし聶遠の甲冑姿を見ると、『隋唐英雄伝』の羅成を思い出しますなあ。↓



しかしこの戦いも本拠地兗州が呂布に攻め込まれた曹操が撤退したことで片が付き、曹操に追い散らされた呂布は徐州の主となった劉備のもとに転がり込みます。一方、曹操は許昌に李傕・郭のもとから逃亡してきた献帝を迎え、更に劉備に袁術討伐を命じますが……

ということで今回のツッコミ所。

○今回貂蝉を演じているのは『天龍八部』の阿紫や『大敦煌』の梅朶役でお馴染みの陳好ですが、お転婆を通り越して凶悪な美少女というこれまでの役柄の印象が強すぎて、どうにもに違和感が…… 正直、孫権の妹役の林心如(ルビー・リン)と入れ替わった方が良かったかなと。

○兗州が呂布に攻め込まれたと聞いてブチ切れ、思わずご飯の入ったお碗を机の上にぶちまけるが、その後またお碗にご飯を掻き集めて食べ始める曹操。↓



とってもお茶目です。



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