河添房江『光源氏が愛した王朝ブランド品』(角川選書、2008年3月)
前に読んだ『源氏物語と東アジア世界』の著者による新著で、ネタもかなりの部分が重複しています(^^;) 前著では唐物と王権との関係といった抽象的な議論よりも、毛皮とか陶磁器など具体的なモノに関する話の方を面白く読んだのですが、今回はまさにこのモノに関する話を膨らましたものです。
『枕草子』や『うつほ物語』など他書での唐物の評価や扱われ方の比較が随所に盛り込まれているのが、今回の特徴でしょうか。
春名徹『北京 ―都市の記憶』(岩波新書、2008年4月)
少し前に読んだ中公新書の『北京』が北京の都市計画や社会問題などを論じているのに対して、こちらは北京のガイドブックのような作りになっています。立ち位置としては林田愼之助『北京物語』に近いですね。個人的にはうちのブログで散々ネタにしたこともあって、故宮のスタバの話に目が釘付けになっしまいましたが(^^;)
前に読んだ『源氏物語と東アジア世界』の著者による新著で、ネタもかなりの部分が重複しています(^^;) 前著では唐物と王権との関係といった抽象的な議論よりも、毛皮とか陶磁器など具体的なモノに関する話の方を面白く読んだのですが、今回はまさにこのモノに関する話を膨らましたものです。
『枕草子』や『うつほ物語』など他書での唐物の評価や扱われ方の比較が随所に盛り込まれているのが、今回の特徴でしょうか。
春名徹『北京 ―都市の記憶』(岩波新書、2008年4月)
少し前に読んだ中公新書の『北京』が北京の都市計画や社会問題などを論じているのに対して、こちらは北京のガイドブックのような作りになっています。立ち位置としては林田愼之助『北京物語』に近いですね。個人的にはうちのブログで散々ネタにしたこともあって、故宮のスタバの話に目が釘付けになっしまいましたが(^^;)