無事長白山から帰還しました。ここ数日吉林全体の気候が暖かかったので助かりました。明日はゆっくり……と言いたいところですが、明日も朝一で語学の授業です……
取り敢えず古文字研究会の方は無事に終了しました。
昨晩はこの機会を逃すと絶対に見ない東北二人転を晩の11時まで見るハメになって、まだその疲れを引きずってます…… で、明日あさってとこれまたこの機会を逃すと絶対に行かない長白山を見て来ます(^^;)
昨晩はこの機会を逃すと絶対に見ない東北二人転を晩の11時まで見るハメになって、まだその疲れを引きずってます…… で、明日あさってとこれまたこの機会を逃すと絶対に行かない長白山を見て来ます(^^;)
『射英雄伝』第8~14話まで見ました。
楊鉄心は妻の包惜弱、息子の楊康らとともに趙王府から逃亡し、ともに暮らすことになりますが、過去のわだかまりから妻子となかなか打ち解けず、楊康もそんな父親や郭靖らに反発し……
というわけでここでは楊一家が単なる血縁上の家族から本当の家族になるまで、そして郭靖と楊康が親の決めた義兄弟から本当の義兄弟になるま
でを丁寧に描いています。ほとんどドラマ版のオリジナル展開ですが、こういうアレンジはむしろ良いですよ!(゜∀゜) ただ、後々の展開とどう帳尻を合わすのか気になるところですが……
自分が果たして完顔康なのか楊康なのかと悩む楊康は「折角家族が揃ったのになぜ仲良くできないんだ!」と諭す郭靖に対し、「お前はいきなり目の前に現れた見知らぬ男が本当の父親だと言われて素直に納得できるのか?」ともっともな反論をしますが、それに対して郭靖は「うん、死んだはずのお父さんが目の前に現れたら本当に嬉しいよ!」と返答。このやりとり、郭靖のバカさというか単純さが浮き彫りになる良いシーンだと思います(^^;)
楊康の義父にあたる完顔洪烈の血統の良さと対比させるためか、楊父子が岳飛の部将楊再興、ひいては楊家将の子孫であるということがかなり強調されてますね。それで楊康が楊家の血筋にも誇りを持つようになるわけですが。そう言えば楊鉄心役の役者さんは同じ制作スタッフによる『少年楊家将』で楊業を演じていた人ですね。しかも楊再興が戦死する場面も『少年楊家将』の使い回しのような(^^;)
しかし一家団欒の日々は長く続かず、楊夫妻は完顔洪烈の軍勢に包囲されてともに死を選び、郭靖と黄蓉、楊康と穆念慈のカップルはそれぞれ別々に旅をすることになりますが……
楊鉄心は妻の包惜弱、息子の楊康らとともに趙王府から逃亡し、ともに暮らすことになりますが、過去のわだかまりから妻子となかなか打ち解けず、楊康もそんな父親や郭靖らに反発し……
というわけでここでは楊一家が単なる血縁上の家族から本当の家族になるまで、そして郭靖と楊康が親の決めた義兄弟から本当の義兄弟になるま
でを丁寧に描いています。ほとんどドラマ版のオリジナル展開ですが、こういうアレンジはむしろ良いですよ!(゜∀゜) ただ、後々の展開とどう帳尻を合わすのか気になるところですが……
自分が果たして完顔康なのか楊康なのかと悩む楊康は「折角家族が揃ったのになぜ仲良くできないんだ!」と諭す郭靖に対し、「お前はいきなり目の前に現れた見知らぬ男が本当の父親だと言われて素直に納得できるのか?」ともっともな反論をしますが、それに対して郭靖は「うん、死んだはずのお父さんが目の前に現れたら本当に嬉しいよ!」と返答。このやりとり、郭靖のバカさというか単純さが浮き彫りになる良いシーンだと思います(^^;)
楊康の義父にあたる完顔洪烈の血統の良さと対比させるためか、楊父子が岳飛の部将楊再興、ひいては楊家将の子孫であるということがかなり強調されてますね。それで楊康が楊家の血筋にも誇りを持つようになるわけですが。そう言えば楊鉄心役の役者さんは同じ制作スタッフによる『少年楊家将』で楊業を演じていた人ですね。しかも楊再興が戦死する場面も『少年楊家将』の使い回しのような(^^;)
しかし一家団欒の日々は長く続かず、楊夫妻は完顔洪烈の軍勢に包囲されてともに死を選び、郭靖と黄蓉、楊康と穆念慈のカップルはそれぞれ別々に旅をすることになりますが……
以前紹介したドラマ『愚公移山』ですが、国慶節期間中に『王屋山下的伝説』と改題して全40話で放映されてました。チョビチョビと見てましたが、玉帝や西王母が絡んだりして、本当に神話劇になっちゃってます(^^;)
王屋山を掘り進めようとする愚公一家に対して山を根城とする操蛇神の一味が色々と妨害するのですが、天上の神仙が愚公らにアイテムを与えたりして手助けするという展開になってました。何だかDVDで通して見たくなってきましたよ……
同じく国慶節の前後からCCTVで盛んに『李小龍伝奇』の番宣を流してますが、新浪網のサイトによると12日から放映開始みたいですね。残念ながら長白山に行ったりして最初の方は見られなさそうですが…… 『少林サッカー』のブルース・リーもどきのキーパー役でお馴染みの陳国坤が今度は本物のブルース・リーを演じ、金庸ドラマでお馴染みの于承恵も出演ということで楽しみな作品なんですけどね。
同じくCCTVで『台湾1895』という歴史ドラマの番宣が流れてます。どうやら下関条約によって日本の植民地となる前後を描くようですが、当然台湾民主国なんかも取り上げられるものと思われます。久しぶりの政治対応の歴史ドラマということで、こちらの作品も楽しみです(^^;)
王屋山を掘り進めようとする愚公一家に対して山を根城とする操蛇神の一味が色々と妨害するのですが、天上の神仙が愚公らにアイテムを与えたりして手助けするという展開になってました。何だかDVDで通して見たくなってきましたよ……
同じく国慶節の前後からCCTVで盛んに『李小龍伝奇』の番宣を流してますが、新浪網のサイトによると12日から放映開始みたいですね。残念ながら長白山に行ったりして最初の方は見られなさそうですが…… 『少林サッカー』のブルース・リーもどきのキーパー役でお馴染みの陳国坤が今度は本物のブルース・リーを演じ、金庸ドラマでお馴染みの于承恵も出演ということで楽しみな作品なんですけどね。
同じくCCTVで『台湾1895』という歴史ドラマの番宣が流れてます。どうやら下関条約によって日本の植民地となる前後を描くようですが、当然台湾民主国なんかも取り上げられるものと思われます。久しぶりの政治対応の歴史ドラマということで、こちらの作品も楽しみです(^^;)
今月11・12日にこちらで古文字研究会設立30周年記念大会が開催されまして、有名な研究者も来るらしいというので楽しみにしていましたら、今日の大学院の講義で翌13・14日にその大会のおまけとして長白山ツアーが開催されることが判明。
で、指導教授から我々留学生もそのツアーに誘われてしまいました。おそらくバスツアーなので山歩きはそんなにしなくて済みそうですが、何せ山中でえらく寒い所なので「毎日午前中に中国語の授業がありますので」と婉曲に断ってみましたが、教授から笑いながら「そんなのかまわないじゃないか!」と言われてしまいましたので、どうやら行かなくはならないみたいです(^^;)
で、本題。気が向いた時にこちらの新聞を買ってますが、先週の『南方周末』に張紀中のインタビューが載ってました。
『神雕侠侶』のキャスティング時に、主役を黄暁明・劉亦菲のコンビにしようとしたらスポンサー筋がダメ出しして、小龍女役に周迅や舒淇の名前が挙がったとか、張紀中が『鹿鼎記』原作の大幅な修改に反対して金庸がそれを聞き入れたとか、色々面白い話が載ってます。
中でも注目は5月に放映されたドラマ版『鹿鼎記』の検閲についてです。韋小宝と7人の妻に関する描写だけではなく、ロシアに関する場面もやはり検閲対象となっており、丸々削除せざるを得なかったとのこと。雅克薩(ヤクサ)城の名前すら出せなかったということですが、理由は今日の中露友好を考慮した結果となっていますね。てっきりソフィア皇女とのエロ場面が問題になったのだと思ってましたが(^^;)
金庸先生はこの件に関して未だコメントを発表していないとのことですが……
で、指導教授から我々留学生もそのツアーに誘われてしまいました。おそらくバスツアーなので山歩きはそんなにしなくて済みそうですが、何せ山中でえらく寒い所なので「毎日午前中に中国語の授業がありますので」と婉曲に断ってみましたが、教授から笑いながら「そんなのかまわないじゃないか!」と言われてしまいましたので、どうやら行かなくはならないみたいです(^^;)
で、本題。気が向いた時にこちらの新聞を買ってますが、先週の『南方周末』に張紀中のインタビューが載ってました。
『神雕侠侶』のキャスティング時に、主役を黄暁明・劉亦菲のコンビにしようとしたらスポンサー筋がダメ出しして、小龍女役に周迅や舒淇の名前が挙がったとか、張紀中が『鹿鼎記』原作の大幅な修改に反対して金庸がそれを聞き入れたとか、色々面白い話が載ってます。
中でも注目は5月に放映されたドラマ版『鹿鼎記』の検閲についてです。韋小宝と7人の妻に関する描写だけではなく、ロシアに関する場面もやはり検閲対象となっており、丸々削除せざるを得なかったとのこと。雅克薩(ヤクサ)城の名前すら出せなかったということですが、理由は今日の中露友好を考慮した結果となっていますね。てっきりソフィア皇女とのエロ場面が問題になったのだと思ってましたが(^^;)
金庸先生はこの件に関して未だコメントを発表していないとのことですが……
ぼちぼちと李国立監督の『射英雄伝』を見ています。
日本の武侠ファンとしては張紀中プロデュースのドラマ版のインパクトがまだ残っているのですが、今回鑑賞した第1~7話のあたりは張紀中版のコピーという印象が拭えません。梅超風の描写なんかも完全に張紀中版の劣化コピーですなあ(^^;)
ストーリーとしては郭靖の少年時代の話をカットしつつ江南六怪・郭靖師弟の旅立ち、黄蓉や楊康らとの出会い、そして穆易こと楊鉄心が自分の妻が金の王妃となっていることを知る所までを扱っています。
今回のドラマ版の見所は細かなストーリー上のアレンジということになると思うのですが、ここまでのポイントを挙げておきます。
○槍の勝負で完顔洪烈に負ける丘処機。おまけに弟子の楊康からもナメられっぱなし。……こんな情けない丘道長は見たくなかった(;´д⊂)
○郭靖は幼い頃に陳玄風を刺殺したことがトラウマに。……これが郭靖の武功が一向に上達しない理由となっていますが、やはり江南六怪の教え方がなっていないからという理由の方が説得力があると思います(^^;)
○コジンが健気。……郭靖が旅立つ前に「他の女と近づいて話しちゃダメよ」と念押ししたり、郭靖に対して健気な態度が目立ちます。もっとも郭靖はそんな約束などすっかり忘れちゃうわけですが……
今回の売りとなる楊康と欧陽克の描写についてはまだまだこれからですね。主役の胡歌と林依晨(アリエル・リン)はまあまあといったところです。
日本の武侠ファンとしては張紀中プロデュースのドラマ版のインパクトがまだ残っているのですが、今回鑑賞した第1~7話のあたりは張紀中版のコピーという印象が拭えません。梅超風の描写なんかも完全に張紀中版の劣化コピーですなあ(^^;)
ストーリーとしては郭靖の少年時代の話をカットしつつ江南六怪・郭靖師弟の旅立ち、黄蓉や楊康らとの出会い、そして穆易こと楊鉄心が自分の妻が金の王妃となっていることを知る所までを扱っています。
今回のドラマ版の見所は細かなストーリー上のアレンジということになると思うのですが、ここまでのポイントを挙げておきます。
○槍の勝負で完顔洪烈に負ける丘処機。おまけに弟子の楊康からもナメられっぱなし。……こんな情けない丘道長は見たくなかった(;´д⊂)
○郭靖は幼い頃に陳玄風を刺殺したことがトラウマに。……これが郭靖の武功が一向に上達しない理由となっていますが、やはり江南六怪の教え方がなっていないからという理由の方が説得力があると思います(^^;)
○コジンが健気。……郭靖が旅立つ前に「他の女と近づいて話しちゃダメよ」と念押ししたり、郭靖に対して健気な態度が目立ちます。もっとも郭靖はそんな約束などすっかり忘れちゃうわけですが……
今回の売りとなる楊康と欧陽克の描写についてはまだまだこれからですね。主役の胡歌と林依晨(アリエル・リン)はまあまあといったところです。
今日は11時25分発の動車組(中国版新幹線)に乗って帰らなければならないので、あんまりゆっくり観光できないのですが、柳条湖事件の跡地に建てられた九・一八歴史博物館に行ってみることに。
ちなみに何でそんな中途半端な時間の切符を取ったかというと、それしか取れなかったからです…… 聞いたところによると長春は南方からハルピンに移動する中継点になっているので、長春から瀋陽方面は比較的切符が取りやすいのですが、逆方向は取りにくいとのことです。
博物館は旧館と新館とに分かれているのですが、旧館の方はこんな物々しい建物です(^^;)

現在は新館のみ見学できるということですが、時間の都合と展示内容が大体予想できるので中には入らず周辺のみ見物して帰ることに。下の写真では看板の裏側で電車が走ってますが、当時と同じ路線なんでしょうか?

帰りの動車組もやっぱり九・一八歴史博物館の横を走って行きます。今回は行きと違って日本の新幹線と同じく横一列の座席なんであまり交流できないかなと思いきや、隣に座っている若夫婦と幼児・赤ん坊が何だか日本語で会話しているみたいですが…… 「あのう、日本人の方ですか?」と聞いてみると、日本に滞在していて中国に帰郷中の中国人の一家とのこと。まあ、色々な出会いがあるもんです(^^;)
今回は切符の都合などもあってかなり急ぎ足の観光になってしまったのが反省点ですね。11月の北京旅行ではもう少し余裕をもって行きたいところですが……
なお、今回の旅行で撮った写真の大部分はmixiのフォトアルバムにアップしておきました。「全体に公開」にしてますので、マイミクでない方もmixiに入っていれば見られるようになってます。
ちなみに何でそんな中途半端な時間の切符を取ったかというと、それしか取れなかったからです…… 聞いたところによると長春は南方からハルピンに移動する中継点になっているので、長春から瀋陽方面は比較的切符が取りやすいのですが、逆方向は取りにくいとのことです。
博物館は旧館と新館とに分かれているのですが、旧館の方はこんな物々しい建物です(^^;)

現在は新館のみ見学できるということですが、時間の都合と展示内容が大体予想できるので中には入らず周辺のみ見物して帰ることに。下の写真では看板の裏側で電車が走ってますが、当時と同じ路線なんでしょうか?

帰りの動車組もやっぱり九・一八歴史博物館の横を走って行きます。今回は行きと違って日本の新幹線と同じく横一列の座席なんであまり交流できないかなと思いきや、隣に座っている若夫婦と幼児・赤ん坊が何だか日本語で会話しているみたいですが…… 「あのう、日本人の方ですか?」と聞いてみると、日本に滞在していて中国に帰郷中の中国人の一家とのこと。まあ、色々な出会いがあるもんです(^^;)
今回は切符の都合などもあってかなり急ぎ足の観光になってしまったのが反省点ですね。11月の北京旅行ではもう少し余裕をもって行きたいところですが……
なお、今回の旅行で撮った写真の大部分はmixiのフォトアルバムにアップしておきました。「全体に公開」にしてますので、マイミクでない方もmixiに入っていれば見られるようになってます。
ついで瀋陽故宮の近くにある張氏帥府博物館へ。ここは張作霖・張学良父子の邸宅跡です。『地球の歩き方』には入場料36元とありますが、実際は隣にある趙一荻(張学良の妻)の実家跡と瀋陽金融博物館(張作霖が設立した辺業銀行の跡地)と抱き合わせで50元です。
で、例によって張学良の銅像がお出迎えです。張作霖の像でないところがポイントですな。

見所は大青楼などの建築物です。

下の写真は小青楼の1階、爆殺事件の後張作霖が運び込まれて死亡した部屋。先日行った長春の偽満皇宮博物院も建物の中の雰囲気はこんな感じでしたね。

建物の中では張学良の遺品展なんてのもやってましたが、彼が亡くなったのは2001年なので、遺品と言ってもミッキーマウスの顔がついた帽子とか普通のジャージとか、大層ありがたみのないものばかりなわけです(^^;)
敷地の奥には関帝廟があり、張作霖一族の木主(位牌)や張作霖と16人の義兄弟の金蘭符(義兄弟となった証のお札)が保管されていました。
ここを出てから西側の紅楼建築群を見忘れたことに気付きましたが、チケットの裏の解説をよくよく見ると現在は公開されていないらしく、順路にも入っていないみたいです……
ちなみにここでは先日行った長春の偽皇宮と同様、解説パネルの一部に日本語の説明が付けられてますが、正直ここに来る日本人の割合と瀋陽故宮に来る日本人の割合はそう変わらないと思います。(瀋陽故宮の方には日本語の解説がありません。おまけに日本人の団体客にも遭遇しました)
金融博物館の方は入り口が当時の銀行の様子を再現した蝋人形館になってます。

2年前に北京に来た時も思いましたが、こっちの人って本当にこういう蝋人形が好きですねえ。しかもこの部屋には普通に警備員や掃除のおばさんがいたりするので、蝋人形だと思った人が急に動き出したりして何が何だか分からなくなってきます(^^;)
で、例によって張学良の銅像がお出迎えです。張作霖の像でないところがポイントですな。

見所は大青楼などの建築物です。

下の写真は小青楼の1階、爆殺事件の後張作霖が運び込まれて死亡した部屋。先日行った長春の偽満皇宮博物院も建物の中の雰囲気はこんな感じでしたね。

建物の中では張学良の遺品展なんてのもやってましたが、彼が亡くなったのは2001年なので、遺品と言ってもミッキーマウスの顔がついた帽子とか普通のジャージとか、大層ありがたみのないものばかりなわけです(^^;)
敷地の奥には関帝廟があり、張作霖一族の木主(位牌)や張作霖と16人の義兄弟の金蘭符(義兄弟となった証のお札)が保管されていました。
ここを出てから西側の紅楼建築群を見忘れたことに気付きましたが、チケットの裏の解説をよくよく見ると現在は公開されていないらしく、順路にも入っていないみたいです……
ちなみにここでは先日行った長春の偽皇宮と同様、解説パネルの一部に日本語の説明が付けられてますが、正直ここに来る日本人の割合と瀋陽故宮に来る日本人の割合はそう変わらないと思います。(瀋陽故宮の方には日本語の解説がありません。おまけに日本人の団体客にも遭遇しました)
金融博物館の方は入り口が当時の銀行の様子を再現した蝋人形館になってます。

2年前に北京に来た時も思いましたが、こっちの人って本当にこういう蝋人形が好きですねえ。しかもこの部屋には普通に警備員や掃除のおばさんがいたりするので、蝋人形だと思った人が急に動き出したりして何が何だか分からなくなってきます(^^;)
2日目は遼寧省博物館、瀋陽故宮博物院、張氏帥府博物館の順番で回ることにして9時前に博物館へと向かいますが、まだ開館時間前だというのに既に長蛇の列が出来ています。どうやらこの日だけ入場料が無料だと言うので観光客が殺到しているようです。
メインの「遼河文明展」では新石器時代から清代までの遼寧近辺の文物を展示していましたが、紅山文化など新石器時代の各文化圏を三皇五帝の伝説と結びつけたり、扶余や高句麗を中国の少数民族と表記していたりと、かなりアチャーな展示が目につきました…… ここでは圉簋や燕侯盂、燕王職戈など周代の燕関係の青銅器をしっかりと鑑賞。
館内で写真を撮ってたら警備員に注意されましたが、よくよく話を聞くとフラッシュをたかなければOKということみたいです(^^;)
博物館から瀋陽故宮までタクシーで移動しましたが、途中で人通り・車通りの多い繁華街に行き当たり、タクシーの運ちゃんから「これ以上は車では進めない。ここからまっすぐ歩いて行きゃ故宮に着くからここで下りてくれ。」と強制下車を言い渡されました……
気を取り直して瀋陽故宮へと入場。ここでは東路・中路・西路の三区に分かれて宮殿が建ち並んでますが、見所は何と言っても東路の十王亭です。

東西にそれぞれ八旗とそれを半分ずつ統括する左翼王・右翼王のための建物が並び、一番奥の中央部に皇帝のための大政殿が鎮座しています。
ただ写真では分かりにくいと思いますが、宮殿の背後に高層ビルが並んでいるのは何とかならんもんでしょうか……
もう1つの見所は西路の文溯閣。

ここは『四庫全書』のうちの1部が収められていた場所です。『四庫全書』というのは正本が全部で7部作られ、現北京故宮の文淵閣やこの文溯閣に収められていたんですね。詳細はWikipediaの『四庫全書』の項目を参照してください。
建物の中の机には下の写真のように4色の表紙の書籍が置かれ、奥の方に書棚が設置されてそれらしい書帙が配架されていますが、『文溯閣四庫全書』の原本は現在遥か遠くの甘粛省図書館に収蔵されているということなので、ここにあるのはおそらく複製なんでしょう。

文溯閣本が甘粛に渡った事情については中文版Wikipediaの『四庫全書』の項目に説明がありますね。
その他はホンタイジの孝荘皇后、すなわち順治帝の母后でドルゴンと不倫したという伝説のある人物の宮殿である永福宮なども見ました。この辺は明末清初を舞台にした歴史ドラマでは必ず出て来る所ですね。日本の大河ドラマのようにこの手のドラマもある程度観光地の人集めに貢献しているのかもしれません。
東路・中路・西路と一通り見て回ったつもりでしたが、後で館内で買ったマップを確認すると入り口付近にある太廟に行き忘れたことに気付きました(;´д⊂)
長くなったので2日目の話についてはここで一旦区切ります。
メインの「遼河文明展」では新石器時代から清代までの遼寧近辺の文物を展示していましたが、紅山文化など新石器時代の各文化圏を三皇五帝の伝説と結びつけたり、扶余や高句麗を中国の少数民族と表記していたりと、かなりアチャーな展示が目につきました…… ここでは圉簋や燕侯盂、燕王職戈など周代の燕関係の青銅器をしっかりと鑑賞。
館内で写真を撮ってたら警備員に注意されましたが、よくよく話を聞くとフラッシュをたかなければOKということみたいです(^^;)
博物館から瀋陽故宮までタクシーで移動しましたが、途中で人通り・車通りの多い繁華街に行き当たり、タクシーの運ちゃんから「これ以上は車では進めない。ここからまっすぐ歩いて行きゃ故宮に着くからここで下りてくれ。」と強制下車を言い渡されました……
気を取り直して瀋陽故宮へと入場。ここでは東路・中路・西路の三区に分かれて宮殿が建ち並んでますが、見所は何と言っても東路の十王亭です。

東西にそれぞれ八旗とそれを半分ずつ統括する左翼王・右翼王のための建物が並び、一番奥の中央部に皇帝のための大政殿が鎮座しています。
ただ写真では分かりにくいと思いますが、宮殿の背後に高層ビルが並んでいるのは何とかならんもんでしょうか……
もう1つの見所は西路の文溯閣。

ここは『四庫全書』のうちの1部が収められていた場所です。『四庫全書』というのは正本が全部で7部作られ、現北京故宮の文淵閣やこの文溯閣に収められていたんですね。詳細はWikipediaの『四庫全書』の項目を参照してください。
建物の中の机には下の写真のように4色の表紙の書籍が置かれ、奥の方に書棚が設置されてそれらしい書帙が配架されていますが、『文溯閣四庫全書』の原本は現在遥か遠くの甘粛省図書館に収蔵されているということなので、ここにあるのはおそらく複製なんでしょう。

文溯閣本が甘粛に渡った事情については中文版Wikipediaの『四庫全書』の項目に説明がありますね。
その他はホンタイジの孝荘皇后、すなわち順治帝の母后でドルゴンと不倫したという伝説のある人物の宮殿である永福宮なども見ました。この辺は明末清初を舞台にした歴史ドラマでは必ず出て来る所ですね。日本の大河ドラマのようにこの手のドラマもある程度観光地の人集めに貢献しているのかもしれません。
東路・中路・西路と一通り見て回ったつもりでしたが、後で館内で買ったマップを確認すると入り口付近にある太廟に行き忘れたことに気付きました(;´д⊂)
長くなったので2日目の話についてはここで一旦区切ります。
というわけで昨日の午後瀋陽から帰って来ました!ボチボチと旅の様子などを報告していきたいと思います。
出発は長春から瀋陽まで特急列車に乗って行きましたが、こちらの列車って基本的に4人掛けのボックス席なんですね。それで有無を言わさず相席の老夫婦と元吉林大学の院生の女性から食べ物をいただいたり会話したりすることに。なるほど、これは確かに教室で授業を受けるよりも勉強になりそうです(^^;)
お互いの身の上を話したり、元院生の方から宋詞の本を見せてもらったりして楽しい時間が過ぎましたが、老夫婦の旦那の方が元中国近現代史の先生で「南京大虐殺は有ったか無かったか?」と聞いてくるのには参りました。取り敢えず「有った。日本の歴史教科書にもちゃんと載ってる」(ただ私の教えていた高校の教科書では、虐殺の規模については諸説あると注記しているのですが)と答えておきましたが……
宿に着いたのは午後3時過ぎ。観光に出るのには中途半端な時間ですが、(4時ぐらいに入場が打ち切られたりしますし)気にせずタクシーに乗り込んでホンタイジの陵墓の昭陵がある北陵公園にゴーです。
公園ではまずホンタイジの銅像がデーンとお出迎え。

参道の両脇には写真のようにラクダやら馬やら象(!)の石像が並んでます。

下の写真は小高い所から撮ったもの。

一番奥にある円墳にはホンタイジと孝端皇后ボルジギット氏が埋葬されているとのことです。
宿は瀋陽北駅にすぐ横にある瑞心東方酒店という三つ星ホテルですが、ネットで予約したら宿代が半額以下の1泊158元になりました。内装もまあまあだし儲けものだなと思ってシャワーを浴びようとしたら、ぬるい水しか出ない…… 「シャワーのお湯が出ない」って中国語でどう言えばいいんだろうねえと電子辞書をいじくりつつ途方にくれていたところ、ふと思いついて水を5分か10分ほど出しっぱなしにしていたちゃんとお湯が出て一安心です。こちらの安い宿って大体こんな調子なんでしょうか……
出発は長春から瀋陽まで特急列車に乗って行きましたが、こちらの列車って基本的に4人掛けのボックス席なんですね。それで有無を言わさず相席の老夫婦と元吉林大学の院生の女性から食べ物をいただいたり会話したりすることに。なるほど、これは確かに教室で授業を受けるよりも勉強になりそうです(^^;)
お互いの身の上を話したり、元院生の方から宋詞の本を見せてもらったりして楽しい時間が過ぎましたが、老夫婦の旦那の方が元中国近現代史の先生で「南京大虐殺は有ったか無かったか?」と聞いてくるのには参りました。取り敢えず「有った。日本の歴史教科書にもちゃんと載ってる」(ただ私の教えていた高校の教科書では、虐殺の規模については諸説あると注記しているのですが)と答えておきましたが……
宿に着いたのは午後3時過ぎ。観光に出るのには中途半端な時間ですが、(4時ぐらいに入場が打ち切られたりしますし)気にせずタクシーに乗り込んでホンタイジの陵墓の昭陵がある北陵公園にゴーです。
公園ではまずホンタイジの銅像がデーンとお出迎え。

参道の両脇には写真のようにラクダやら馬やら象(!)の石像が並んでます。

下の写真は小高い所から撮ったもの。

一番奥にある円墳にはホンタイジと孝端皇后ボルジギット氏が埋葬されているとのことです。
宿は瀋陽北駅にすぐ横にある瑞心東方酒店という三つ星ホテルですが、ネットで予約したら宿代が半額以下の1泊158元になりました。内装もまあまあだし儲けものだなと思ってシャワーを浴びようとしたら、ぬるい水しか出ない…… 「シャワーのお湯が出ない」って中国語でどう言えばいいんだろうねえと電子辞書をいじくりつつ途方にくれていたところ、ふと思いついて水を5分か10分ほど出しっぱなしにしていたちゃんとお湯が出て一安心です。こちらの安い宿って大体こんな調子なんでしょうか……