ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

つまり、テキストで論理構造がわかれば、XMLにしなくてもいいのでは。。

2009-05-22 15:01:31 | Weblog

 きのうのクロスメディアとかワンソースマルチユースとか、自動組版とか、そのへんをまとめてみる その2の話の応用なんだけど、ってことは、XMLは、操作しやすいからそうしているだけで、べつに論理構造がわかるんなら、XMLでなくてもいいわけですよ。
 たとえば、HTMLで章をH1であらわすとか決まっていればHTMLを解析して文章構造を抽出できるし、DTPでスタイルと章とかの関係を持っていれば、スタイルも書き出すタグ書き出しでもいい。

 いや、文章中に

第一章 ことのはじめ
1.1 はじめに

みたいに、章の書き出し方が決まっていれば、テキストでタグがなくても、文章構造は抽出できるわけで、ここからXMLをつくるなり、DBにいれるなりのプログラムを書けばいい。

 教科書とか、法律の条文のようなもののテキストは、こういう書きかたがはっきりしているので、XMLにわざわざしなくても、テキストから、ある程度文章構造は抽出できて、その文章構造抽出プログラムを書くほうが、XMLで入力してもらったり、エディタを書いたりするより、簡単なこともある。

 このへんの検討をしないで、すべてXMLっていうようにもって行くと、プログラマはいいかもしれないけど、ユーザーとか、周りの人は悲劇(喜劇?)なんだよね・・・



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システムはステークホルダ→目的→優先順位を決め、費用対効果で効果あるものをやるべき

2009-05-22 12:59:34 | Weblog

 で、話途中で止まってた、政府の“国民電子私書箱”構想、ライフログのマーケティング目的利用を検討に対する話。
 いままでの話で考えてきたように、結局、システムは利用目的に基づいて、計画的に。。。っていうことになる。

そーすると、こんな順番でかんがえることになるのかしら
・まず、システム利用者、関係者を決める
・その人たちのシステムを利用する目的を確認する
・その際の制約条件などがあれば、確認する
・そして、費用対効果を見極めながら、優先順位を・・・




 で、そーやって考えると、国民電子私書箱の利用者は、国民なわけで、国民にとって、プラスになることを、政府が提供することが、最優先ということになります。政府提供のサービスとして大きいものはやはり、

 年金
 介護
 健康保険

なわけでして、これに加えて

 各種サービス(保育園、図書館など施設利用)

その対価として、

 税金(国に対して、地方に対して)

っていうことが重要で、それが最優先されるべきです。とくに、特定の人ではなく、広範の人に影響するものほど(っていうと、年金、保険かな)優先されるべきです。




 ここで、ライブログというのは、やりたい人もいるだろうし、必要ないと考える人もいるでしょう。そして、このサービスを国家が始めてしまうと、その分ディスクや管理人件費が割かれ、利用してない人も(税金という形かもしれないけど)費用負担しなければならなくなってしまいます。使わない人が利用負担するのは不公平です。じゃあっていって、すべての人にライブログを強要するのもおかしな話です。国家が強要すべき必要性が感じられないからです。そのようなことは、やりたい人にだけやっていただきましょう。

 ましてや、マーケティング目的利用っていうのは変です。この情報はただで提供されるのでしょうか?それは、提供する民間会社に対して、不当に有利な情報を提供していることになるので、国家がやるべきことではないし、もし、お金を払って行うとしたら、そのお金は、国家が受け取るべきなのでしょうか?情報を提供した個人が受け取るべきなのでしょうか?

 というわけわからない問題に加え、個人情報を収集してしまうと、漏洩する危険があり、漏洩する危険があるということは、漏洩した場合の損害補償リスクが生まれるということです。逆に集めなければ、そんなリスクは生まれません。国家が、とらなくていいリスクをとる必要性がありません。

 以上により、ライフログのマーケティング目的利用をする正当な理由は、目的から考えると、見出せません。




 ただ、もっと大きな問題として、そもそも、電子政府の目的って、国民目線からみたら何?って言う部分はあるんだけどね・・


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