政府は、夏場の電力不足を「使用制限」で乗り切ろうと考えているらしい。
政府「使用制限」発動へ=東電管内、夏の電力不足に対応
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110330-00000012-jij-pol
この考えは、こんなかんじ(以下斜体は上記サイトより引用)
政府が、東日本大震災で被災した東京電力の電力供給力不足に対応するため、政令で最大消費電力に限度を設ける「使用制限」措置を発動する方針を決めたことが29日、明らかになった。電力需要のピークを迎える7~8月に工場やオフィスなど大口需要者を対象に実施する。
放射能漏れ事故につながった福島第1原発をはじめ、東電の太平洋岸の発電所は軒並み被災。休止中の火力発電所の再運転や新設を急いでも、夏のピーク時の需要5500万~6000万キロワットの予測に対し、確保できる供給力は4650万キロワットにとどまる見通しとなっている。
この考えだと、
・ピーク6000万キロワットを補うのに、使用制限する
・現在確保できるのは4650万キロワットだから
・6000-4650=1350万キロワット使用制限する
ということになる。しかし、電気の利用は、家庭が29%、産業が33%、つまり、およそどちらも約3分の1を占めている
ということは・・・
・ピーク時、産業は6000万キロワットの3分の1、2000万キロワット
・そのうち1350万キロワットっていったら・・・7割削減!!
全工場、止まっちゃいますよ(@_@!)、無茶っす、無茶!!
こんなむちゃくちゃな計画には、反対であります!
日本の産業がめちゃくちゃになり、景気も終わっちゃいます。
事実、日本経団連は、それでは無理だろうというので、案を出すようだ・・・
産業界が自主節電計画策定へ 4月に経団連がとりまとめ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110329-00000601-san-bus_all
そこでは(以下太字は上記サイトより引用)
米倉会長は「法律で定められた電力の総量規制を実施してもピークアウトのカットはできない」と指摘。
そのとーり!いま、計算したとおり
。「総量規制ではなく、電力需要のピークをずらすよう産業界が自主計画を策定することが大事だ」と述べた。
具体策として「自家発電装置の活用やガスタービン発電の共同稼働などが考えられる」などと例示、こうした対策を産業界が早急に取り組む必要があるとの考えを示した。
これは、昨日「東電以外の発電所つくり、切り替えるとかいうと、スマートグリッド?」で示した(3)の案と同様で、とても納得がいく。
電力需要のピークをずらすことも、前に書いた「無計画な「計画停電」に対応するには - 工場は・・・深夜操業する!」と同じような(そこまで過激じゃないけど、現実的な)案で、とっても納得がいく。
ただ、これだけで、産業界で使う電気をまかなえるか・・・やはり、産業界以外も、日本の産業復興のために、協力してあげるべきだと思う。具体的には、家庭部門や、自治体、学校などの協力だ。
日本の電気需要の3分の1程度を示す、家庭と産業、それぞれに違った特徴がある。
・家庭は、ものすごくいっぱいある。このうち、
・生活に必須なもののうち、大電力なものは、数点で、ほかは、こまごまとしたもの
・産業つまり、工場は、数は少ないが、大電力。
・太陽光発電などでは、追いつかない。
そこで、グランドデザインとしては、
電力のウエシマ作戦 家庭→工場へ
個別戦略としては、こんなかんじ
・家庭の電気を、太陽光にしたりして、発電、
また、LED電球とかして、節電
・家庭で大電力を使うものは、個別対策
家事(掃除機とか)は、夜へ→夜カジ
冷蔵庫代わりに、コンビニを使おう(買いだめしない)
エアコンをつける時間を少なくするため、夜になるまで、
都心で遊ぶか、自治体が提供する施設にいてください
・こうすると、家庭の電気がへる。その分を工場に回す
・工場では、東京電力に頼らないようにしていく
自家発電、ガスタービン発電、コジェネレーション
電気じゃなくってすむところは(冷暖房)電気以外のエネルギーで
・自治体、病院、学校は自家発電を推進
特に、学校、市役所では、太陽光発電→自給&売電
自治体では、ガスタービン発電して、地域の中小企業に電気のおすそ分け
病院でも発電&バッテリーに蓄電→在宅の障害者で電気を使う人に
ストーリー的にいうと、家庭の電気を出来るだけ節電&自給する。
出来ない部分、特に冷暖房は、個別で電気を使うと無駄が出るのでまとめる。
会社にいる人は、会社にいる時間は、会社で冷暖房してくれる。
会社が終わったらすぐに家に帰ると、みんないっせいに電気&冷暖房をつけるので、
これはまずい。
そこで、都心で遊んだり、勉強してもらい、ばらばらに帰るようにする。
会社に行かない人は、自治体の施設などですごしてもらう。
そして、自治体の施設や学校、病院は、自家発電を推進する。
太陽光、ガスタービン、コジェネ、ごみの廃熱利用などなど・・・
しかし、そんなことを言っても、
「都心で遊んだり、勉強してもらい、ばらばらに帰る」
をどう実現するのか・・・ここで、JRに協力してもらう
都心から、郊外に向かう電車の本数を、
夕方5時から8時までを減らし、8時以降を増やす
そうすると、帰りたくても、電車がないから帰れない。
あきらめて、遅く帰るようになるだろう・・・
そうですね。これをやるには、パフォーマンスがいります。
じゃあ、夕方遅く帰りましょう、みんな、その間都心で呑みましょう!
っていうパフォーマンスをやってもらうため、
挙党一致ということで、
菅首相と谷垣総裁に一緒に呑んで貰いますか・・・
どこで、呑むんだって?
きまってます、もちろん・・・
P.S
ここのオチに、
みんなの党が推薦する都知事立候補、渡辺美樹氏の経営する
和民
・・・って、和民かよ!
って書こうと思ったんだけど
みんなの党に、協力要請したけど、推薦をもらっているわけではない?
そもそも、要請したのかなあ。。。
よくわかんない・・・
なので、しまった!このブログ、オチがない(>_<!)