カナメモチ[要黐](バラ科)
関東以西の温暖なところに生える常緑小高木。生垣や庭木としてもよく用いられます。
葉は互生し、長楕円形で先はとがり、縁には細鋸歯があります。若葉は赤紫色を帯びます。
5~6月、枝先に集散花序を出し、白色の5弁花を咲かせます。花弁の内側には白軟毛があります。
秋には、赤く熟す小さな果実をつけます。
このカナメモチは、道端の空き地に植えられていました。時々散策途中に通る所ですが、いつもはすぐ脇の田んぼが気になって、ここにカナメモチがあることに気付いていませんでした。
先日久しぶりに通ったとき、初めて気が付いて眺めていると、上のほうに幾つか花序が出ていて、このような傷んだ花がついているのを見つけました。
通常の花期とは違う季節に咲いてしまった花。花なのに寂しい感じがします。
2月中旬 横浜市内にて