オヤブジラミ[雄薮虱](セリ科)
道端の草むらでは、オヤブジラミが小さな白い花を咲かせていました。
草丈の高いものでは、私の腰くらいまでのもあります。藪に生え、果実が衣服につく様子をシラミに例え「ヤブジラミ」と付いたそうですが、これ自体が藪を形成していますよね。
今頃は花も終わり、「ひっつき虫」をたくさんつけていることでしょう。
オヤブジラミの実
ハサミツノカメムシ(ツノカメムシ科)
オヤブジラミの茂る草むらの一角には、こんなカメムシがいました。草の緑に紛れて、一瞬虫がいることに気付きませんでした。
後ろに飛び出しているハサミ状の突起は、生殖節というそうで、雌にはありません。雄はこの突起で雌を挟んで交尾するそうです。
さてこのカメムシは、ここで雌を待っているのでしょうか。いろんな花が咲き始めていますが、虫の動きも活発になってきましたね。
5月中旬 横浜市内にて