これも盗人・・・アレチヌスビトハギ

アレチヌスビトハギ[荒れ地盗人萩]（マメ科）
北アメリカ原産の１年草で、7～9月、ヌスビトハギより大きい青紫色の蝶形花をつけます。果実は節果ですが、3～4節のくびれがあり、ヌスビトハギほどくびれは深くなりません。
この花は、砂利道沿いの草むらに生えていました。小さいけれどその鮮やかな花の色がパッと目に入ってきました。
「アレチ」とつくと殺伐とした印象がありますが、花にはそんな雰囲気はありません。
もう少しいい名前がつけられなかったのでしょうか・・・・・

９月下旬　横浜市内にて　

田んぼにて・・・オモダカ

オモダカ[面高]（オモダカ科）
田んぼの雑草のひとつです。
田や沼、湿地など自然度がそれほど高くないところに生えるようです。
8～10月に花茎を伸ばし、上部に白花を輪生させます。花序上部には雄花が、下部には雌花がつくそうです。
葉は根生する矢尻形で、裏面葉脈は隆起します。葉の幅は、狭いものから広いものまで変異が大きいそうです。
葉が人面のように見え、高く伸びた葉柄につくことが名の由来だそうです。
散策中に見る田んぼには、オモダカなどが沢山ある所やほとんど見られない所など様々です。
私としては、こんな花が見られてうれしいのですが、本来は田んぼに無い方が良いのでしょう。
いろいろな手間をかけて作られたお米。今日もありがたくいただきました・・・・・

９月下旬　横浜市内にて　

秋の実り・・・コミカンソウ

コミカンソウ[小蜜柑草]
（トウダイグサ科）
道端や畑などに生える１年草で、茎はふつう赤みを帯び、上部の葉のわきに雄花が、下部の葉のわきに雌花がつくそうです。
果実は赤褐色をした平たい球形のさく果で、隆起したしわが目立ちます。この果実を小さなミカンに見立ててこの名がついたそうです。
ミカンに似ていてもこの実は食べない方がよいでしょう。
コミカンソウを見てみたいなぁと思っていたら、我が家のすぐ近くの道端にありました。
よく通る所ですが、今まではまったく気がつきませんでした。
コミカンソウに呼ばれたのかなぁ・・・・・

９月下旬　横浜市内にて　

川の中に二枚貝・・・マシジミ？

いつものように境川近くを散策していると、道端にある用水路のような川にこんな貝がたくさんいました。
この川は、近くの田んぼに水を引き入れているので、淡水だと思います。
この二枚貝はマシジミでよいのでしょうか？一緒に写っている巻貝は、カワニナでしょうか？
ここより少し上流では、この巻貝が川底を埋めるようにたくさんいました。

私は川の中で二枚貝を見た記憶がありません。よく行く林の中の川にも巻貝はいますが、ここで見たようにたくさんいるのを見たのは初めてでした。
横浜にも貴重な自然が残っていると喜んでよいのでしょうか・・・・・

９月下旬　横浜市内にて　

季節到来・・・ヒガンバナ

ヒガンバナ[彼岸花]（ユリ科）

今年もまたヒガンバナの季節がやってきました。この花は、近所の神社の境内で咲いていたものです。

シロバナヒガンバナ[白花彼岸花]
（ユリ科）

こんなヒガンバナも咲いていました。近所のおうちの庭にもありますが、これは道端で咲いていたものです。
ヒガンバナの単なる白花品種ではなく、別の花同士の雑種が起源といわれているそうです。
「白花」があるのを子供の頃は知りませんでした。ヒガンバナといえば、やはり赤い花を思い浮かべます。
子どもの頃に住んでいた家の玄関先にあった土手にも毎年ヒガンバナが咲いていました。私の祖母はこの花が嫌いだったので、咲くとすぐに切られてしまいました。
もしヒガンバナがみんな白花だったら、嫌われることはなかったでしょうか・・・・・

９月下旬　横浜市内にて