モンキアゲハ[紋黄揚羽](アゲハチョウ科)
林際の道を歩いていると、突然足元からチョウが飛び立ちました。どうやらモンキアゲハが、少し湿り気の多い路上で吸水していたようです。
暫らくすると、再び地面に降りたので、夢中になって吸水する姿を撮りました。
大きな体で、ひらひらと舞うように飛ぶ姿は、とても優雅な感じがします。今まで何度か撮ろうと思ったのですが、意外に早く飛ぶので私には撮ることができませんでした。
木々の間を舞う姿は撮ることができませんでしたが、吸水している表情もなかなか面白いですね。
7月中旬 横浜市内にて
ムラサキニガナ[紫苦菜](キク科)
本州~九州、四国の山林の縁などに生える多年草。草丈は60~120cmで葉は互生し、上部の葉は小さく披針形、下部の葉は裂けます。
6~8月、径1cm程の紫色の頭花を咲かせます。
6月頃、林際を歩いていたら、妙な切れ込みのある葉をつけた、私の背丈に届くかという草を見つけました。何度も歩いている所なのにこんな形の葉は記憶にありません。
先日、再度訪れてみると小さな花を咲かせていました。どうやらムラサキニガナのようです。
ひょろっと長く伸びた茎につく花は、風に揺られてとても撮りにくかったのですが、辛うじて花を撮ることができました。花が終わりすでに実が生っている所もありますが、まだ蕾も多く残っていました。
このあと散策を続けていると、林際で幾つかムラサキニガナに出会いました。何故今まで気がつかなかったのでしょう。やはりまだまだ観察力が足りないということでしょうね。
7月中旬 横浜市内にて
コクラン[黒蘭](ラン科)
茨城以南の本州、四国、九州の常緑樹林下などに生える多年草。茎は円柱形で直立し、葉は2~5個でやわらかく、基部に関節がありません。
6~7月、唇弁は凹頭、基部の2個の突起は針状で鋭頭の黒紫色の花を咲かせます。
去年の秋頃、よく行く林の一部で間伐が行われました。今年の春先にその場所を訪れた時、以前より見通しの良くなった林の中を歩いてみたのですが、ランの仲間と思われる葉が、幾つか生えていたので、花の咲くのを楽しみにしていました。
6月に訪れた時は、カラスザンショウらしき幼木がたくさん生えたり、草やシダが生い茂っていて、様子がすっかり変わっていました。そして今月、さらに生い茂った下草を掻き分けて観察に行くと、なんと草陰で花を咲かせていました。
うまい具合に花の季節に行くことができて幸運です。
虫除け対策しないで出掛けたので、蚊に刺されて大変でしたが・・・・・
7月中旬 横浜市内にて
ヤブミョウガ[藪茗荷](ツユクサ科)
林の中では、今年もこの白い花が咲き始めていました。ヤブミョウガです。
まだ葉も艶々していて、若々しい感じがしますね。この場所は、林の中でも日が差し込む所なので、いつもとはちょっと違う雰囲気の花に見えます。
花期が比較的長いので、まだ暫らくは花を楽しむことができるでしょう。
でも、やぶ蚊対策は万全にしないといけませんね。
ヤブミョウガの実
7月中旬 横浜市内にて