カラスビシャク[烏柄杓](サトイモ科)
草むらで咲いていたカラスビシャクの花、この仏炎苞を柄杓に例えたのが名の由来です。私が子供の頃は、生活の中で普通に柄杓は使われていましたが、令和の今はどれだけ使われる機会があるのでしょう。
神社やお寺の手水舎で使われていますが、このコロナ禍で姿を消してしまった所も多いようです。
生活の変化と共に、植物の名に例えられている生活の道具も忘れ去られていくのでしょうね。
今日で7月も終わりですが、暑い日々はまだ続きそうですね。
6月中旬 横浜市内にて
カラスビシャク[烏柄杓](サトイモ科)
草むらで咲いていたカラスビシャクの花、この仏炎苞を柄杓に例えたのが名の由来です。私が子供の頃は、生活の中で普通に柄杓は使われていましたが、令和の今はどれだけ使われる機会があるのでしょう。
神社やお寺の手水舎で使われていますが、このコロナ禍で姿を消してしまった所も多いようです。
生活の変化と共に、植物の名に例えられている生活の道具も忘れ去られていくのでしょうね。
今日で7月も終わりですが、暑い日々はまだ続きそうですね。
6月中旬 横浜市内にて
コウゾリナ[剃刀菜,顔剃菜](キク科)
山野の草地や道端などに生える越年草。茎は高さ30~90cmになります。茎と葉には剛毛がありザラつきます。
5~10月、上部に径2~2.5cmの黄色い頭花をつけます。果実はそう果で、やや褐色を帯びた冠毛が付きます。
草はらで、久しぶりにコウゾリナの花と出会いました。舌状花のみからなる頭花は、開き切らない様子で花を撮る私のピントもブレブレです。2年前に撮った花の方が、少しはまともに撮れているのでリンクしておきます。
6月中旬 横浜市内にて
アキノタムラソウ[秋の田村草](シソ科)
林縁ではアキノタムラソウも咲き始めていました。輪生して咲く様子がわかるでしょうか。秋と付くのに6月から咲き始めている、花期の長い花でもあります。
アキノタムラソウの2本の雄蕊は上唇に沿うように下向きに曲がります。右端の花でその様子がわかりますね。よく似たナツノタムラソウの雄蕊は、花冠の外に長く突き出ます。この辺りにも観察例があるのですが、ナツノタムラソウの花には出会ったことがありません。花の様子をいつの日か見比べたいものです。
6月中旬 横浜市内にて
タイサンボク[泰山木、大山木](モクレン科)
公園に植えられていたタイサンボクが、白く大きな花を咲かせていました。手頃な高さの枝に咲いていたので、花の中を覗くことができました。雌性先熟ですから下の方に見える雄蕊はまだ固まっているように見えますね。上の方に見える雌蕊は受粉体制を整えていることでしょう。
この花はマグノリアの香水の原料となるそうです。花の香りは好きですが、香水に興味が無いので見たことがありません。一度香りを確認してみたいです。
6月中旬 横浜市内にて
ヒメヤブラン[姫藪蘭](キジカクシ科)
日本全土の日当たりの良い草地に生える多年草。匍枝を出して伸び、葉は線形で、やや肉厚であり、根生します。
7~9月、葉より短い花茎に総状花序を出し、淡紫色の小さな6弁花をまばらに咲かせます。ジャノヒゲにもよく似ていますが、花を上向きにつけるので区別ができます。
久しぶりに見たヤブランの花、この時はまだ咲き始めたばかりのようでした。
6月中旬 横浜市内にて