テイカカズラ[定家葛](キョウチクトウ科)
11月に果実を観察したテイカカズラに、ひとつだけ綿毛が残っていました。
前日が雨だったせいなのか、綿毛が洗髪後の髪の毛のようにまとまっていますね。
これでは、まだここから飛び立てそうにありません。
もうしばらく、このままの姿でいてくれるでしょうか。
それとも、冬の日をたっぷり浴びて、早々に飛び立つでしょうか。
意外と細長いこの種子が、無事に地上に降り立って、芽生えてくれるといいですね。
11月のテイカカズラ
1月中旬 横浜市内にて
ジョウビタキ(ツグミ科)♂
車通りの多い道から、林際の道へ一歩入ったところ、一羽の小鳥が枯れ草の中から飛び出して目の前にとまりました。
去年、後ろ姿しか撮れなかったジョウビタキです。しばらくこちらを見ていたので、カメラを向け、ピントを合わせようとしたところ、少し離れた木まで飛んでいってしまいました。
ゆっくりと近付き、再度挑戦したのですが、結局後ろ向きの姿しか撮れませんでした。
かわいい顔はこの目に焼き付けましたが、なかなかうまくいかないものです・・・・・
去年のジョウビタキ♂、ジョウビタキ♀
1月中旬 横浜市内にて
クズ[葛](マメ科)
日当たりの良い林際や土手に、大群生するつる性の多年草。
茎の基部は木質化し、つる状に長く伸びます。7~9月、葉のわきに総状花序を出し、紅紫色の蝶形花を多数つけます。
道端の竹やぶから伸びていたクズのつるを見ていたら、こんな葉痕を見つけました。
上の方にふたつ突き出ているのは、冬芽でしょうか。まるで角か耳のように見えますね。
クズの根の澱粉は、葛粉となります。つるの方はあまり太くないですが、根のほうはとても太くなり、直径が10~20cmにもなるそうです。
子どもの頃、家の裏に生えていたクズの根を掘ったところ、ものすごく太いものが土から出てきて驚いたことがあります。何か見てはいけないものを見た気がして、しばらくその場所に近づけませんでした。
いっぱい栄養を蓄えているんですね・・・・・
クズの花
1月中旬 横浜市内にて