ニワウルシ[庭漆](ニガキ科)
いつものように散策をしていると、林際に生えている木に、こんな実がなっていました。葉の形からカラスザンショウかと思いましたが、こんな実はなりません。家に帰って調べると、これはニワウルシでした。
中国原産の落葉高木。雌雄異株で、明治初期に庭木や街路樹として導入されたものが、各地で野生化しているそうです。
葉は奇数羽状複葉で、長さ40~100cm。カラスザンショウに似ますが、小葉の付け根付近に、突起状の鋸歯が1対か数対あることが特徴だそうです。樹高は20mにもなります。
カラスザンショウやヌルデと同様に、先駆性樹木として空き地や河川敷に侵入しますが、生長が早く、耐陰性があるので在来種と競合することが心配されています。
「ウルシ」と名がつきますが、ニガキ科なのでかぶれることはありません。
別名の「シンジュ(神樹)」は、英名のTree of Heavenを直訳したものだそうです。
7月中旬 横浜市内にて
いつものように散策をしていると、林際に生えている木に、こんな実がなっていました。葉の形からカラスザンショウかと思いましたが、こんな実はなりません。家に帰って調べると、これはニワウルシでした。
中国原産の落葉高木。雌雄異株で、明治初期に庭木や街路樹として導入されたものが、各地で野生化しているそうです。
葉は奇数羽状複葉で、長さ40~100cm。カラスザンショウに似ますが、小葉の付け根付近に、突起状の鋸歯が1対か数対あることが特徴だそうです。樹高は20mにもなります。
カラスザンショウやヌルデと同様に、先駆性樹木として空き地や河川敷に侵入しますが、生長が早く、耐陰性があるので在来種と競合することが心配されています。
「ウルシ」と名がつきますが、ニガキ科なのでかぶれることはありません。
別名の「シンジュ(神樹)」は、英名のTree of Heavenを直訳したものだそうです。
7月中旬 横浜市内にて
ヤブミョウガ[藪茗荷]
(ツユクサ科)
山野の林に生える多年草。葉は長さ15~30cmの狭長楕円形で、基部は茎を抱きま
す。茎は軟らかくざらつき、高さ50~100cmになります。
葉の様子などが、ミョウガに似ることからこの名がついたそうですが、ミョウガとはまったく関係の無い種になります。
ミョウガのように薬味にはなりませんが、以前にも載せたように、葉が全開する前に採り、茹でて辛子和えや胡麻和えにしたり、油で炒め味噌で調味したりすると美味しいそうです。
8~9月、茎先に同形同色の花弁3個、蕚片3個からなる白色花を輪生状に5~6層につけます。
ヤブミョウガの花も、あまりうまく撮れません。林際のフェンス越しに撮ったものですが、花の様子があまりよく分かりませんね。
秋に藍紫色に熟す、球形の果実は、葉が枯れた後でも暫らく残っていることがあります。
でも、まだまだ、この白い花は楽しめそうですね。
7月中旬 横浜市内にて
(ツユクサ科)
山野の林に生える多年草。葉は長さ15~30cmの狭長楕円形で、基部は茎を抱きま
す。茎は軟らかくざらつき、高さ50~100cmになります。
葉の様子などが、ミョウガに似ることからこの名がついたそうですが、ミョウガとはまったく関係の無い種になります。
ミョウガのように薬味にはなりませんが、以前にも載せたように、葉が全開する前に採り、茹でて辛子和えや胡麻和えにしたり、油で炒め味噌で調味したりすると美味しいそうです。
8~9月、茎先に同形同色の花弁3個、蕚片3個からなる白色花を輪生状に5~6層につけます。
ヤブミョウガの花も、あまりうまく撮れません。林際のフェンス越しに撮ったものですが、花の様子があまりよく分かりませんね。
秋に藍紫色に熟す、球形の果実は、葉が枯れた後でも暫らく残っていることがあります。
でも、まだまだ、この白い花は楽しめそうですね。
7月中旬 横浜市内にて
シキミ[樒](シキミ科)
4月に花を咲かせていたシキミも、今こんな果実をつけています。
なかなか面白い形をしていますが、以前にも載せたように、この果実も有毒です。同属の「トウシキミ」の果実を乾燥させたものは、「八角(ハッカク)」と呼ばれ、香辛料として用いられます。また、その成分のシキミ酸は、インフルエンザ治療薬タミフルの合成原料だそうです。
同じ仲間でも、人間にとってはまったく正反対のものなんですね。
7月中旬 横浜市内にて
4月に花を咲かせていたシキミも、今こんな果実をつけています。
なかなか面白い形をしていますが、以前にも載せたように、この果実も有毒です。同属の「トウシキミ」の果実を乾燥させたものは、「八角(ハッカク)」と呼ばれ、香辛料として用いられます。また、その成分のシキミ酸は、インフルエンザ治療薬タミフルの合成原料だそうです。
同じ仲間でも、人間にとってはまったく正反対のものなんですね。
7月中旬 横浜市内にて