自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

シュレーゲルアオガエル・・・

2014-09-30 22:18:00 | お散歩
シュレーゲルアオガエル(アオガエル科)
本州、四国、九州とその周辺の島に生息する日本固有種のカエル。
その名は、オランダのライデン王立自然史博物館館長だったヘルマン・シュレーゲル氏に由来します。
繁殖期は主に4~6月で、田んぼのあぜ等、水辺の岸辺に泡に包まれた卵塊を産卵します。
指先には発達した吸盤があり、主に樹上生活をしていると考えられています。
崖に蔓延っているクズなどを眺めていたら、葉っぱの上にカエルがちょこんと乗っていました。
カエルには詳しくありませんが、恐らくこれはシュレーゲルアオガエルでしょう。
寿命は5年ほどなので、このカエルはこれから越冬をするのでしょうか。
よく似たモリアオガエルより小さめで、草地での生活に適応しているそうです。
カエルの姿も普通に見られるということは、豊かな自然があるということなのでしょうね。

9月中旬 横浜市内にて

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チゴユリ 実・・・

2014-09-29 21:39:00 | お散歩
チゴユリ[稚児百合](ユリ科)
去年の春、花を観察した林でチゴユリの熟した実と出会うことができました。
今年はいつもの林で花を見て、6月の終わりころ花後の姿を観察しましたが、その後実が熟す様子は見られませんでした。
どうしてもチゴユリの実を見たくて、こちらの林にも行ってみたのです。
ホウチャクソウの実より、やや小さめでしょうか。草丈の割には大きめな実の印象です。
探していた物に出会える、嬉しい瞬間です。

6月の様子

9月中旬 横浜市内にて

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ヒヨドリバナ・・・

2014-09-28 21:09:00 | お散歩
ヒヨドリバナ[鵯花](キク科)
道端の草むらで、ヒヨドリバナも花を咲かせていました。
大きく横に広がっています。草刈りにあうこともなく。思いのままに育っているようです。
以前にも載せましたが、ヒヨドリバナは秋の七草のひとつ、フジバカマと同属です。フジバカマを野で見ることはまずないですが、この花を見ることで秋を感じることもできますね。
この後白い冠毛を付けた実が生ります。その姿を見るころには、秋もだいぶ深まっていることでしょう。

2012年の実

9月中旬 横浜市内にて

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カラスノゴマ・・・

2014-09-27 18:54:00 | お散歩
カラスノゴマ[烏の胡麻](シナノキ科)
道端の土手のクズの葉などに紛れて、黄色い花が咲いていました。
立ち止まって見てみると、それはカラスノゴマの花でした。

花に近づいてみます。
この細長いのは雄蕊ではなく、仮性雄蕊だそうです。雄蕊はその外側に短くて5~15個あるそうですが、その様子がわかるでしょうか。
仮性雄蕊とは花粉形成能を失ったもののことを言います。カラスノゴマの仮性雄蕊は、この花の特徴の一つと言えるでしょうね。
ここでカラスノゴマに出会ったのは初めてでした。。。。

2011年の果実

9月中旬 横浜市内にて

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ツリフネソウ・・・

2014-09-26 22:05:00 | お散歩
ツリフネソウ[釣舟草](ツリフネソウ科)
林縁の草むらでは、ツリフネソウの花も咲いていました。

先日載せたキツリフネとは同属で、花の感じも似ていますね。
キツリフネの距は巻きませんが、ツリフネソウの距はくるんと巻いています。
この花のすぐ左に、後ろの花の距が写っているのがわかるでしょうか。
ホウセンカもこの花の仲間ですが、最近その姿をあまり見かけません。子どもの頃は家の庭で毎年花が咲いていましたが、あまり人気がないのでしょうか。

ここではキツリフネとツリフネソウが混生しています。一昨年の8月に、ここでキツリフネを見ましたが、ツリフネソウを見たのは今回が初めてです。
一度に二つの花を楽しめるのはいいですよね。

2012年の花

9月中旬 横浜市内にて

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