自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

それぞれ出会って・・・

2017-09-30 18:01:00 | お散歩
ガガイモ[蘿摩](キョウチクトウ科)
観察帰りに歩道を歩いていると、車道と歩道の境からガガイモが蔓を伸ばして花を咲かせていました。
片側1車線ですが、路線バスも通る所です。行き交う車を物ともせずに、綺麗に花が咲いています。
さあ、この場所で実を見ることができるでしょうか。実が生ればすぐ目の前で観察できます。
刈られずに実が付くことを願います。

2016年の花

サネカズラ[実葛](マツブサ科)
昨年、偶然出会ったサネカズラに花が咲いていないかと思い見に行ってきました。
ところが、花は咲いておらず、既に白くなった実が幾つかぶら下がっていたのです。少し遅かったのですね。
残念な思いで観察を続けていると、幾つか蕾らしきものを見つけることができました。
久し振りに花を見たかったのですが、また来年への持ち越しです。

2016年11月の実

9月上旬 横浜市内にて

今日で9月も終わりですね。
今年も残すところあと3ヵ月です。

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食せぬものも・・・

2017-09-29 21:26:00 | お散歩
ヒヨドリジョウゴ[鵯上戸](ナス科)
7月に花を観察したヒヨドリジョウゴも、実りの季節は迎えています。
赤く綺麗に色付いていますが、まだ緑色の実も多くあります。それに花もまだ咲いていました。
以前にも載せましたが、ヒヨドリジョウゴには全草にソラニンを含んでおり、食用にはできません。
このソラニンは、ジャガイモの芽にも含まれていることが広く知られていますね。
小学校などで、ジャガイモを栽培して、収穫したジャガイモで中毒例も起きています。イモの保存方法が適切でないためでしょうが、こうした事故は防ごうと思えば防げますよね。
正しい知識を伝えていくことも大切ですね。

7月の花

9月上旬 横浜市内にて

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食せるか・・・

2017-09-28 19:18:00 | お散歩
エビヅル[海老蔓](ブドウ科)
7月にまだ緑色の実を付けていたエビヅルも、黒く熟し始めていました。
少し酸味はありますが、美味しい実だと思います。ただ、とても小さいのでほんの味見程度しか試せません。

イヌビワ[犬枇杷](クワ科)
こちらはイヌビワです。この辺りの林ではよく見られます。
花嚢が色付いていますが、これは雄株でしょうか。イヌビワは雌雄異株、雌株に付く果嚢は食せるようです。
ビワと名が付きますがイチジクの仲間で、イヌビワコバチによって受粉されます。
イヌビワコバチの雄には翅がなく、一生を花嚢の中で過ごすそうです。雌には翅があり、雄株の花嚢で羽化したのち外に出てきます。この雌が雄株の花嚢に入るとそこで雄と出会って交尾をし、産卵します。雌株の花嚢に入ると外に出ず、そこで一生を終えるそうです。身体についている花粉によって雌株は受粉し、果実が熟すのです。雄は交尾するとその一生を終えるのです。
イヌビワの実を食べる時には、もれなくイヌビワコバチの雌も入っているようですね。
イヌビワ、試食してみたいですが、中々その気になれません。

9月上旬 横浜市内にて

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野菊のうち・・・

2017-09-27 22:00:00 | お散歩
シラヤマギク[白山菊](キク科)
秋になり、野菊も咲く季節となりました。
こちらはシラヤマギク、この辺りの林縁ではよく見られる花です。
下部に付く葉は大きく、葉柄に翼の付くのが特徴ですが、この写真ではわかり辛いですね。

白い舌状花が疎らな感じに付くのも特徴でしょうか。
中央にある筒状花もなんとなく疎らな感じがします。
この林で出会うシラヤマギクは、いつもひ弱な雰囲気です。
全体の姿が大きくても、頭花がこのように疎らでは力強くは感じにくいのかもしれません。

2011年の花

9月上旬 横浜市内にて

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翅を休めて・・・

2017-09-26 18:21:00 | お散歩
イチモンジセセリ[一文字挵](セセリチョウ科)
林の中の小道を歩いていると、行く手のクズの葉の上に2頭のチョウがとまっていました。
これはイチモンジセセりですね。後方の1頭が前方の1頭の尻に頭を付けるようにしています。
これはどうやら求愛行動のようですね。
この後どうなるのか暫く立ち止まって観察してみましたが、すぐには動きがないようなので先に進んでいきました。当然、イチモンジセセリの求愛を邪魔したしまいました。

ナツアカネ[夏茜](トンボ科)
こちらは川にかかるコンクリートの桁の上で翅を休めるトンボです。
これはナツアカネでしょうかね。見事に赤く色付いています。
赤トンボ、秋を感じさせてくれますね。

9月上旬 横浜市内にて

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