アキカラマツ[秋唐松](キンポウゲ科)
山野の日当たりのよい草地に生える多年草。葉は2~4回三出複葉で互生します。小葉は先端が3裂か5裂することが多く、裏面は淡緑色です。
7~9月、円錐状の花序に、花弁はなく、黄緑色の雄しべを多数つけた小さな花をつけます。蕚片は4個で淡紫色ですが、早く落ちてしまいます。
7~9月、円錐状の花序に、花弁はなく、黄緑色の雄しべを多数つけた小さな花をつけます。蕚片は4個で淡紫色ですが、早く落ちてしまいます。
ピントが甘いですが、頑張ってマクロ撮影をしてみました。正面の花には萼片がありませんが、その右側の花にはまだ萼片の姿が見られます。萼片は開き切ってすぐに落ちてしまうのですね。
開花中の地上部を刈り取り、日に干ししたものを「高遠草(タカトウグサ)」と言って、健胃、腹痛、下痢止めに用います。これも身近な薬草なのですね。
今日で7月も終わり。まだまだ暑い日が続きそうです。暑い時は冷たいものを飲む機会も多いですが、それで胃が弱ったらアキカラマツの葉をかじるのも良いかもしれません・・・
7月上旬 横浜市内にて