自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

給水ポイント・・・

2015-07-31 21:02:00 | お散歩
オナガアゲハ[尾長揚羽](アゲハチョウ科)
北海道~本州、四国、九州の日本で広く見られます。クロアゲハに似ていますが、前翅、後翅ともに細長く、特に尾状突起が長いです。
幼虫はコクサギやサンショウなどミカン科の葉を好み、雄は湿地で吸水することが多いです。
ここはよく歩く林縁沿いの道です。以前にもこの場所で、蝶たちが吸水している場面に出会ったことがありますが、この時は他にチョウはいませんでした。
翅を小刻みに動かして、夢中になって吸水中です。

私が近づくと、時折飛び立ってはまた元に戻ります。
ブレブレの写真ですが、翅にある白斑がわかるでしょうか。
これは後翅前縁にあり、雄のみに見られるそうです。
ふつう年2回発生するそうですが、このオナガアゲハは夏型でしょうか。
今日で7月も終わり。早いですね。
明日から8月ですが、暑い日も続きそうです。。。

7月中旬 横浜市内にて

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若い実・・・

2015-07-30 20:44:00 | お散歩
クヌギ[橡、椚](ブナ科)
林縁の道を歩いていると、クヌギの枝に小さなドングリが生り始めていることに気付きました。
まだ葉っぱのようにも見える殻斗に覆われて、ドングリそのものが目立ちません。
これは今年出来たものでしょうか。
クヌギの実は、翌年の秋に熟します。このドングリ、無事に熟すことができるといいですね。
未熟なドングリの横には、クヌギの葉が写っています。鋭い鋸歯、葉脈の延長線上に付いているんですね。
来年は雌花の咲く様子も撮ってみたいです。

2011年の雄花

7月中旬 横浜市内にて

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伸び伸びと・・・

2015-07-28 22:15:00 | お散歩
タケニグサ[竹似草](ケシ科)
林縁ではタケニグサが、伸び伸びと育っていました。
先駆性植物の一つでもあるタケニグサ、こうして目立つところによく姿を現します。
この場所でも、幾つかの株が小さな群落を作っていました。
以前にも載せましたが、葉や茎から出る乳液状の物質は有毒で、以前は便所のウジ殺しにも使われていました。葉をそのまま落としても効果があったようです。
水洗化の進んだ現在では、使う必要のないものになりますね。
そのうち、ウジ殺しという言葉自体、意味が分からなくなるかもしれません。

2013年のタケニグサ

7月中旬 横浜市内にて

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実り、緑・・・

2015-07-27 21:27:00 | お散歩
マムシグサ[蝮草](サトイモ科)
マムシグサ、林の中で実を付けていました。
まだ緑色の実ですが、このあと真っ赤に熟します。
赤く色付いた実は、一見美味しそうに見えますが、これは有毒植物です。
細胞内に不溶性のシュウ酸カルシウムが、長い針状結晶として含まれていて、食するとこの結晶が口腔粘膜などに刺さって、痛みや浮腫が生じ、ひどいと嚥下困難や呼吸困難になることもあるようです。
これは間違っても味見してはいけませんね。

2010年の実

7月中旬 横浜市内にて

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色付いて・・・

2015-07-26 18:47:00 | お散歩
ハナイカダ[花筏](ミズキ科)
2ヵ月前にまだ若い実を付けていたハナイカダですが、暑い夏を迎え黒く熟していました。
この果実は核果で、熟すと甘く食べられるようです。実の付いた葉を採って、天日で乾燥させたものを下痢止めとして用いたこともあるそうです。
若葉も山菜として食べると美味しいそうで、機会があれば試してみたいです。
この時は、試食しませんでしたが、今度出会った時には味見をしようと思います。

5月中旬の実

7月中旬 横浜市内にて

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