自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

古代米と神楽の話

2005-12-03 21:05:45 | Weblog
広島県と栃木県で又幼い子が犠牲者になった。
ものすごいスピードで成長する人間社会にその仕組みが追いつかず
置いてきぼりを食った人が起こした事件ともいえるし、
ある意味では核家族化等もその遠因かもしれない。

今日、仕事の一部として岡山県備中地方の日本無形文化財に指定された、
子供神楽を見せてもらった。
須佐之男尊が出雲の国に舞い降りて、おじいさん、おばあさんの嘆きを聞き
お酒を飲ませて八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治して、
天照皇大神に剣を奉納するストーリーを古式豊に面を被って舞うのである。
子供の芸を子供が見るから飽きずにまじめに見ていた。
演出も途中で飴を投げるシーンもあり気が利いている。
子供と大人約80人が笑い、喜び又小学1年生の芸を可愛いと思った。
このような交わりのある教育を受けた子達が大人になったら
悲しい事件は起こさないだろうと思う。
このお話は神代(かみよ)の神武天皇の前の話だが、
現実に帰った縄文時代には多分全てこのお米が栽培されていた。

最近、世に認識され始めたその古代米の赤米、黒米を説明したい。
この古代米はもち米系で、現在の米作では花粉が飛び散り
交配するので隣の田圃に植えるのは嫌われている。
植える量も少ないからお値段も魚沼産のコシヒカリより
はるかに高価である。
しかし、薬効を見るとアントシアニンを多く含みビタミンB群も多い優れもので
生活習慣病をはじめがん予防、虚弱体質の改善や
子供の肥満防止等の事例がある。
食べ方だが白米を炊くとき
黒(赤)米を約5%3時間程度水につけたものを同時に炊飯する。
お赤飯のような色したもっちりしたご飯が出来上がる。

神代の昔からそうだが、もう悲しい事件はいやだ!