自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

ホタル恋(冬なのに)

2005-12-12 09:40:13 | Weblog
室内気温4℃、小雪がちらついている。
広島市では中心部でも雪が7cm積もった。昨年より20日以上早いらしい。
昨日のことだが気温10℃の堂々川へホタルの観察に行った。
長靴を履いて川の浅瀬を歩く。水深は10cmから20cmだから
濡れることはないがホタルの幼虫は見えない。
水面に顔を近づけて見ても小石を動かしても、カワニナはいるが幼虫は見つからない。
5分は過ぎただろうか。水中の大きな石の上に幼虫が2匹うごめいているのを発見。
デジカメを水面に近づけポシャリと押すとあのいてつい幼虫の姿がある。
これが幼虫とは

思えばこの堂々川も昔はホタルの乱舞が見られていたが時代を経て高度経済成長期に
乱開発、農薬汚染、そして公園開発とホタルにとっては生命存亡の危機があった。
それらを乗り越え一時復活したが又河川改修で一昨年数十匹の舞まで落ち込んだ。
そんな時ホタルと知り合いまず、お腹がすいているだろうと思い餌のカワニナを放流した。
色気より食い気をまず最初は優先したのだ。
これが私のホタル恋の始まりなのです。
それからホタルの一生を学び組合の友と餌を運んだのである。
又、その頃同好会員を募集したが誰も相手にはしてくれなかった。
だが、餌のおかげか広島県の河川改修設計がよかったのか今年6月ピーク時には
1000匹以上が乱舞すると相手をしてくれなかった人も見学鑑賞には来てくれた。
これからは多分評判につれられて多くの人が見物に来てくださるだろうが人が増えるとゴミが発生するのはことの道理、又2000匹を越えるホタルがもし発生したらホタルは餌のカワニナを8月から翌年の4月ごろまでに約20匹食べるというからこの貝の調達先も考えなければ!
昨日見ると川沿いの湿ったところを猪が鼻で掘った後もありこの対策もしなければならない。
こんなことは数人では無理なので今、堂々川ホタル同好会を作ろうと立ち上がりました。このホタル恋を多くの人に伝えて会を結成し、この自然そしてホタルを守ろうとしています。
そこのところを宜しくお引き回しの上ご支援くだされば幸いです。
追伸 昨日現在流域町内会長、民生委員、国分寺、森林組合組合長、堂々川管理者、小学生4人を含めて多くの方の賛同を得られています。
皆様に感謝しています。