自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

薬草のこぼれ話

2007-10-17 09:30:00 | Weblog
異常、異常と騒がれた今年の夏も
咲くのをためらいながらがんばっていた彼岸花も




 以上で終わり秋らしい蜘蛛=雲が顔を出してきた。
(真ん中あたりの黒い点はレンズのくもりかと思ったが蜘蛛だった)

今日は薬効があるとされる植物の2題のこぼれ話である。
まず「カタバミ」
この草は種子を2m以上飛ばせる実力からいろんなところで繁茂している。
シュウ酸を含んでいるからすっぱい味がするが
これを多く取ると健康を害する。
虫刺されや皮膚の寄生虫くじょに使われていた。


この草は銭草とか銭磨き草の名前もあり5円、10円玉を磨くとぴかぴかになる。
本日の来訪者の方との5えんをぴかぴかの5円で祝い、ご縁をつなぎたい。





どうでもいいことだが付け加えると銅や真鍮製のものを磨くと綺麗になる。

次ははぶそうとハブ茶の関係


エビスグサ


ハブソウ



エブスグサの種子



薬局でハブ茶として売られているのはエビスグサの種子(生薬名決明子)である。
ハブソウもエビスグサも同じような環境・生育方法なのだが種子の生産量がエビスグサのほうが多い。
いつの時代にこのような名前になったのかわからないがその当事でも
お金が儲かる方へ名前まで動いたという証拠だろう。
ちなみに薬効は
エビスグサが健康増進、高血圧予防、便秘、リュウマチに良いとされ、
ハブソウが胃腸を丈夫にする。また虫刺されに聞くとされる。
おまけの情報だがハブソウはマムシにかまれたときこの葉を使って自分で
治療した時期が古い昔、日本に入ってきた当時にはあったらしい。
この話はうそだからくれぐれもご注意を。