自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

かき・しぶ

2008-11-20 22:53:39 | Weblog
こーいこい、こーいこいこい、こいなんだ!
1年以上追いかけてそれでも撮れないカワセミ君。
ある日の散歩で池の道、出会いがしらの4m。
ピンがあうとか会わないわ別の次元の話です。



この池は冬場には毎年水を抜いて干す。
わずかに残った水たまりに鳥たちが


サギ数種、セキレイ等がいる

青鷺


ルンルン気分で200m程あるいたら百舌鳥がいた。
柿の木のてっぺんで鳴く百舌鳥より赤い。



私のブログの悪いとこ、突然途中で柿の話に変わってしまう。
今度の日曜日薬草研究会を開催することにしている。
テーマはビタミンを学ぼう。サブ題が柿と芋を食べようで案内を出している。
先日ブログの仲間に教えて貰った柿の渋抜きを実践してみた。


35%の焼酎に柿のヘタをざぶつけする(写真1)

容器にヘタを上にして並べる


工程を列記すると
柿を木からとり枝を切り取る。写真1のように焼酎を使う。
ブランデーや炭酸ガス、ドライアイスなどを使うこともある。
つけた後はそのまま箱の中に保管して、1列並べ終わったら焼酎を霧吹きで吹きかける。2列目もおなじ。そして新聞紙を上においてポリ袋を縛り密閉する。



一般的に言われる吊るし柿である。
広島県尾道市御調と言うところでは串にさし
両側に各二個紐の中に6個の縁起物として出荷している。
外ニコニコ、中睦ましくというらしい。

長くなるがここからが薬草教室である。
柿渋の元はタンニンである。このタンニンの水溶性なものを不溶性に換えると甘くなる。
先ほどのようにアルコールやガスを使うものや温度をかけて抜くもの、つるし柿のようにジワリジワリと変えるものもある。
さて薬効だが二日酔い、風邪の予防等だが柿が熟すと医者が青くなると言われるほどビタミンA,Cが豊富で病気に対する抵抗力をつける。
タンニンだが野草ゲンノショウコで説明したことがあるが柿の場合は便秘を起こすから要注意。
干し柿は二日酔いには効果がないことを追加して記載しておく。

鳥から柿へそして薬草へ短い間にあちこちしたがまた鳥に帰って今日のトリを務めてもらう。
今日の締めは秘話であるがこのヒワ、ヒワで間違いないか教えてください。
鳥だけにトリミングしているからピンボケは許してほしい。