自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

さくらⅡ

2010-04-08 21:37:20 | Weblog
さくらのソメイヨシノが満開になり、花びらが一つ、二つ舞う日の
午前中小学校、午後中学校の入学式がありそれぞれに参加させてもらった。


満開

3Cが学校の基本理念


7日のことは忘れて
今日の話はさくらとホタルにしぼり前に進める
まずソメイヨシノだが
この桜は東京は巣鴨から駒込にかけて江戸時代に存在した染井村で発見されたさくらである。
どの文献を調べてもソメイヨシノ桜は種ができてもソメイヨシノは生まれてこないとある。
たぶん突然変異で生まれた1本の桜が挿し木、接ぎ木、とり木等
人間の手により現在のように繁栄し、日本を代表する桜になったと思う。
だがその桜のDNAを調べると先祖がある。
大島桜と江戸彼岸桜の系統のコマツオトメらしい。


大島桜

江戸彼岸桜


私こと自然はいたずらが好きだから江戸彼岸桜2本を植えた隣に
将来ソメイヨシノ桜が生えることを期待して大島桜を植えてみた。
ここでまた疑問が湧いてきた。
江戸彼岸桜はもう散り始めているのに大島桜はこれから咲こうとしている。
つまり交配する可能性が非常に少ないのである。以下はこれからの研究者に任せる。
その堂々川のホタルだが4月12日には雨が降るようだからその夜から上陸するはずだ。
と言うことは5月末から光り始め、6月5日頃から産卵が始まり
その後はメスまで舞い始めて10日すぎより最盛期の乱舞が始まる。
7月初めには卵から孵化した幼虫は川に入り餌を食べ始める。
それに合わせて餌になるカワニナをたくさん増やすことが来年のホタル飛翔数に関係する。
堂々川の役員はカワニナを採取して放流を始めた。


小さな川で貝をとる

カワニナ約3万5千匹


この程度のホタルの知識なのに
神辺観光協会に他の場所の人がホタルで町おこしをするから
指導してほしいと依頼が入り、訪問して川を診断することにした。


この川たぶん昔は飛んでいたに違いない
ホタルが飛ぶ可能性は極めて高いが
ホタルは人工の光や風が嫌い
大量に飛ばすにはホタルが隠れる木や竹藪が欲しい

我が神辺から15km以上も離れた南の地、桜を通してのぞいてみた


依頼者は勉強会を開いて欲しいと要望された。
時間が取れればご希望に添いたいと答え別れた。
帰り道
私が尊敬する指導者がおられる「グリーンラインを愛する会」の活動場所を訪問した。
3年前に訪問した時とは様変わりして堂々川が変わったと
自慢しているのが恥ずかしいほど綺麗になっていた。
その中に記憶に残る鳥がいた。


クジャクの楽園まで出来ていた


教訓
上には上があるものだ
ところでクジャク君なんで木の上のいるの!餌は地上にあるのに!