自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

母校のためなら

2017-05-02 21:16:01 | Weblog
半世紀以上前に卒業した小学校
その学校には堂々川の砂留が陳列してある。


堂々川の6番砂留
縮尺1/50 広島県が作り、展示後寄贈


校長先生が変わって今まで倉庫で眠っていたものが日の目を見た。
そんな恩もあり、5月1日の遠足について6年生と3、4年生の両方から
講師兼案内の依頼が入ってきたので断れず私はどちらへ行けばよいのだろうか。
低学年はヒガンバナ球根植と歴史の講座、6年生は古墳と風光明媚な八丈岩と
歴史を学ぶ低地山のハイキング先生同士の話し合いで6年生に付き合うことになった。


ヒガンバナの植栽は副会長お二人に依頼した
1800球を約100人で


40人強の児童が9時に学校を出発、1500m歩いて古墳の丘へ


坂道を滑りながら、孫と同世代の児童が歩く


ここでアクシデントが起こる。


ヤマカガシという毒蛇に出合うが


数人が驚きと黄色い声を上げたがほとんどの子らは雑談をしている。
「この蛇は毒がないからさわれるよ」と恐ろしい発言をする子もいる。
ここは指導しなくては!「この蛇の毒はマムシより強力だがら逃げるが勝ちと」
言ったが親が教えているみたいで安全なへびの見解を持っている。




気づかない子もいたが何もなかったように山の稜線を歩く。
下方は御領遺跡、西日本最大と説明すると納得、
卑弥呼時代の船の絵が書いてある土器が出土した言っても前方の大きな古墳が
気になるようでしきりに古墳の質問をしてくる。

この斜面を降りて林道を西へ300m
古墳の中に入りたいかと聞くと約半数が手をあげた。

御領山最大の古墳、奥行き11m強の古墳がある場まで300m歩く。




暗かった。涼しかった。宝ものがないか探した等


感想はいくらでもで出る。入りたくない児童がいたはずだが全員体験したようだ。

体験した後、約1km歩いて八丈岩へ。
老人は教頭先生の車で別道を通り、降りる道から登る。

ここでお弁当を食べる。約40分の自由時間。



途中で採取したイタドリを食べて見せた。
欲しいと言う子に食べ方を教えた。
ここでの面白い感想はキュウリのスツパイもののようで美味しいとの意見も!


先生に渡したら先生より背の高い子に岩の上で渡していた


13時に標高234mの山から鳴る岩古墳群へ向けて下る。
実際に岩を小さな石で叩くと金属音がする。
古墳群を見て1里塚と4ツ堂を見たら、児童たちはかなり疲れているし
喉が渇いたとうったえる児童が半分もいた。
先生と相談、鳩八幡は残り300mだが中止して学校へ帰ることにした。

この時北西の空は真っ黒で雨が降りそう!
学校まで約400m弱のところでポツリポツリ
先生と相談、半ば強引に明正寺さんで雨宿り。


お寺さん着いて飲み水を貰いホットした所で雹が降り出した


この地方では昔から、切れ池と村境の間に黒い雲がでたら
何をさておいても洗濯ものをとり入れろと言う言い伝えがある。
先生はそんなことは


シラン


年よりのたわごとが功を奏し、機転が勝った出来事であった。
15時過ぎ、学校へ帰った。