自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

国蝶オオムラサキ

2014-06-28 18:16:54 | Weblog
7月の第1日曜日、今年もお世話をしたオオムラサキを網から自然に返すと新聞報道された。
ここ数年、毎年訪問しているが、まだ管理者は名前を覚えてはくれない。
今年は交流できる所までは親しくなりたい?
広島県府中市僧殿町の山中で網を張りオオムラサキを保護している人。
この方35歳のときにオオムラサキの保護を考え、38年続けておられる。
ウソの38と世間は言うがこの方自分のお金で保護をしている。ウソではない。
まず案内版から、これはお役所がお金を出したもの。
環境大臣、世の中には金目で人を決めることは少ないよ!


まだ来訪者は少ない


10時30分頃訪ねたら、網の中からこんにちは!


裏からでも綺麗だ


親しくなるための第1段、建設会社の社長さんと奥さん
良い男、いい女ブログにのせるから写真を撮らせてと依頼したら、
インターネットはしてないから自分で見ることはないからOKと良い返事。


しばらく話をする


堂々川のホタルを8年やっているとの話から、ようやく昨年を思い出してもらった。
38年と8年比較する方がおかしい。蝶の時期の4月から9月、本業はおろそかになっていると。

さて、国蝶の紹介、網の中に入らせてもらい写真撮影。無料。


きれいな色の♂

黒っぽく見える♀


♂♀を同じ絵の中に入れて見た。




いつも蝶仲間から手乗り蝶を見せられるが 
我が腕に国蝶が止まった。苦労して撮影に成功。


♂ なーんだあ 雌ではないのか


枝の葉っぱの裏には終齢期の幼虫がいる。


見た目は怖い


後藤さんは蛹を羽化する順に数個の箱を準備して保護している。


本日羽化した蝶
翅を乾かしている


別の箱では蛹が動いている。でもまだ羽化は先だと説明された。

約1時間半、目の保養と生態を学びお昼になったからお礼を云って帰途に就いた。

帰り路、トンボが沢山飛んでいるので車を止めて撮影体制、
蝶蜻蛉はなかなか止まって休んでくれない。
15分程追いかけてようやく撮れた。


池の中や周辺で30匹ほどが飛んでいた


蝶よトンボよと遊んでいたら、ないが何だかわからなくなった。
無理もない、チョウトンボという名のトンボだった。
時間はいつしか14時近くになっていた。
お昼抜き、少しは痩せられるかな!
ダメだ。腹が減っては良い仕事はできない。

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (和三郎)
2014-06-29 04:58:51
黒っぽく見える♀は、バックの木漏れ日がきれいな玉ぼけになっている
逆光なので、ちょっと+補正をして、絞り開放にしてやるときれいな写真になる
目線の高さや角度や立ち位置を変えて
きれいですっきりとした背景を探すと、蝶の翅の美しさが際立つ
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Unknown (縄文人)
2014-06-29 08:37:35
国蝶オオムラサキ
大事に保護したい蝶ですね。

 ・国蝶が我が腕に舞おりし来て
         雌だオスだとやっぱり雌か

      銀座の蝶は、男に群がる
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オオムラサキ (かなこ)
2014-06-29 11:30:14
自然を尋ねる人さん今日は。
御夫婦で38年も保護活動されているとは この方も神が降りた方かもしれませんね。
広島の山奥でひっそりと国蝶が守られていることに敬意を評します。

牡牝の違いなるほどと思いました。
それにしても品格のある綺麗な蝶の色でした。
実物を見てみたいものです。

帰りはチョウトンボにも出会え のんびり出来た半日でしたが 空腹とはお気の毒でした。
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Unknown (ディック)
2014-06-29 17:29:33
へぇ~、世の中には、もうからなくても立派な仕事をされている方がいらゃっしゃる。頭が下がります。
よい記事を読ませていただきました。
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Unknown (jugon)
2014-06-29 17:32:25
自然を尋ねる人さん、こんにちは

ホタルの季節から蝶やトンボの季節へ?
今年の自然さんのホタルのお写真はとても綺麗でしたね。僭越ですが、お上手になられました(^^)
蝶が腕に止まってくれたら、♂だとしても嬉しいです・・・あ、私だったら当然ですね
ブレないで撮れて良い記念になりましたね~!
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手乗りオオムラサキ (kogamo)
2014-06-29 20:44:32
こんばんは。
この角度で、ご自分で撮影されたのには驚きました。お見事ですね!
♀でがっかり?(笑)でもなかなか止まってくれないですよね。
翅の裏側の薄紫色もさすが国蝶、とっても気品がありますね。
チョウトンボがよいところに止まってくれて良かったですね。
素敵な絵が撮れた所で、空腹に気付かれたのですね。お疲れ様でした~。( ^^
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国蝶 (みさと64)
2014-06-30 06:03:56
オオムラサキ様、本当にお美しいですねぇ~
♂♀を並べていただいて、その違いがよ~くわかります。
こちらには、自然界で生息しているのですが、
わたしはまだお目に掛かったことがないのです・・・
いつかは会いたいオオムラサキ♡
いつかは撮りたいオオムラサキ♪

38年間も保護活動を続けられているとは・・・頭が下がりますねぇ~
隣町のカフェには時々店内に不法侵入してくるほど、自由に飛んでるようです。
そちらのオオムラサキも、網なしで生息できるようになるといいですね!
国蝶ですもの、自然界で堂々と生息させてあげたいものです・・・
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Unknown (おおむらさき57)
2014-06-30 18:43:51
ホタル保護の活動ご苦労様でした。
でも、ホタルが飛交うのは一段落といっても、来季に向けての取り組みが待っていることと思います。
お近くにオオムラサキを楽しんでおられる方がいらっしゃるのですね。近くなら伺ってみたいものです。
ところで、オオムラサキ終令期の幼虫のお写真、私は、この時期の幼虫を特に「前踊」と言っています。
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オオムラサキ (比企の村びと)
2014-07-02 22:05:47
隣りの町とそのまた隣の町で毎年羽化させています。まず子供たちにエノキの木の下で冬に幼虫のついている落葉を拾わせて網袋に入れてエノキの木の枝に結びます。幼虫は勝手にエノキの若葉に這いあがって行き羽化します。そのまま自然に飛んでいきます。
ここでは幼虫の羽化を手助けするだけのようです。周りにオオムラサキの幼虫の食樹エノキがあって成虫が吸うクヌギなど樹液を出す落葉樹があればいいようです。保護とは自然環境の保全かも知れません。そういう自然環境がなくなっていくといくら幼虫の管理をしても無駄です。
チョウトンボ・・・見られる環境が少なくなってきました。卵を生む池、幼虫が育つ自然がないとだめなようです。
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