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見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

劇団「希望舞台」

2007-12-17 23:24:16 | 人間観察

釈迦内柩唄のことを何回も公開した 
今日はそれを演じた劇団のことも公開したくなった

会場到着と同時に始まる舞台装置搬入作業などは全員で行う
役者といえども重い照明器具も運ぶし 取り付けも行う
皆が一丸となって舞台を作り上げる
若い音響くんは みんなの人気者で誰とでも仲良くなれる
そんな彼の仕事は熱い 会場の雰囲気に合わせて音を出す 
自分の意見も反映させて音作りに燃えている

主役さんは開演前に会場周辺をランニングしていた
発声練習もすごい まるで狂人のようだった
そんな彼女も 長いせりふは仕事だから大丈夫と 平然としている

「舞台で演じていてそれがほんとの家族のように感じて幸せに思うことがある」
と母親役さんは語ってくれた

宿泊先では劇団代表さんが若い団員の布団を敷いているのを見た
優しく 頼りがいのある父親のような存在のように見えた

そんな劇団でも 議論を交わし険悪な雰囲気になることもあるそうだが
全ては舞台づくりのためだろう

映画「同胞」で倍賞千恵子が田舎の村を訪ねて 劇団公演を売り込む仕事をする
そのなかで会場の体育館をを有料公演には貸すことが出来なくなる
そのときに「それなら無料でもやる」という場面がある そのモデルとなった人が玉井さん

その玉井さんが涙目になり「同胞の別れのシーンみたいだね」といって帰っていった
いい人たちばかりの劇団員 今年の漢字は「偽」だが この劇団は違う 「優」「暖」