清里へ向かう日 甲府の大盛りで有名なぼんち食堂へ寄った
横が駐車場だった 車を縦に入れた
店から店員が出てきて 横にするように言う
その方が多く車が入ると思っているようだ
のれんをくぐると右はカウンターとテーブル席 左は座敷
店はかなり広いく テーブル席にちらほら客がいて 座敷は空いていた
明るい座敷に座りたかったが希望を云うほどこだわらない
カウンター前のテーブル席を案内された それに従った
ぶ厚い木のテーブルが4列並んでいる
それに腰かけが 8個づつ添えてあった
そのテーブルも一番奥の窓側から
向かい合わせで座るように指定された
見ると他のテーブルの人も奥に腰かけている
職人風の兄ちゃんと背中合わせで妻が座った
兄ちゃんはすでに食べ終わったのか たばこを吸いだした
風がこちらに流れて 煙のなかに妻がいた
たばこをやめるように云える勇気はないので
席を移動して 私の横に来た
その直後店の人に注意されたのは妻のほうだった
「元の席に戻るように」 と
店が混んだ時の用心のために詰めて座るのだろう
が 私たちが食べ終わるまで店は空いていた