休みの日はどこも混む 店も混む 回転寿司も混んだ
1時間待たされて座った が皿が回ってこない
注文用紙に記入してカウンターの職人へ渡した
横目で受取り そのまま確認しないで台の上に置いた
奥の厨房で作る「シシャモの揚げ物」も記入した
忙しいなら せめてそれだけでも伝えてもらいたい
それが来てから 生酒を注文するつもりで待った
干からびたホタテが2皿だけ 何回も 目の前を通過した
注文用紙はまだ見た気配がない 飲む気も失せた
接客の店員に口頭で注文した すぐにシシャモは来た
酒も飲まずにシシャモを喰った 電話注文が入った
その電話注文の用紙を 私の注文用紙の上に重ねておいた
先の注文が終わったのかそれを見ながらスシを握っている
「その下に置いたままの注文用紙いつ見るのか」
「すみません」 思い出したかのように用紙に目を通した
やっと私の注文に手をつけ出した
この店は 注文ごとに「喜んで」と声を上げる
喜んで注文受けたなら順番通りに握れ こちらは怒っている
「喜んで」などというわずに「喜ばせます」にマニアル変えろ
そう思ったが口にまでは出せなかった
並んでまでも喰うな回転寿司を教訓とし自分を慰めた
かといって廻らない鮨屋は 入り方を忘れたくらい古だし
写真は本文とは別店 同チェーンの空いていた日