「平穏死」の講演を聴講した 講師は尼崎市の長尾クリニック院長 長尾和弘氏
死は誰でも避けて通りたい その言葉すら避けたいのが現状
実際テレビなどでは使えなくて終活などと言い換えている
どうすれば平穏に死を迎えられるかという話しすら反対団体の抗議の的になりかねない
平穏死は自らが命を絶つ安楽死とは違う 尊厳死や自然死のように枯れて死ぬことである
自分が不治で回復不能になり 言葉も出なくなれば治療を受けたいのか受けたくないのか
意思をつたえられない そんな時に医療により生かされることが良いことなのかは疑問だ
医療者としても本人や家族がどうしたいのかを知りたい そのために生前の意思表明をしておく必要がある
どんな最期を望むのか自分の考えを文字に書きとめておくものがリビング・ウイルという
ちなみに残された家族が困らないために資産などのメッセージを書いたものはエンディングノート
過剰治療よりも自然に枯れた方が苦痛はなく長生きするといった
ちなみに治療を受け続けて亡くなることを 溺れて死ぬと表現した
そう言えばオバアも薬の副作用と思える凶暴な事態が何回もあったが
今はそれも少ないのは 服用を極力控えているためかもしれない
28・6パーセントが65歳以上の島田市 リビングウイルの島田版も配布された
枯れて死ぬか 溺れて死ぬか自分で選択しておけということだろう
末期治療の医療費負担よりも収入の年金額のほうが多い人は
家族の意思で生かされてしまう恐れもあるので注意が必要だ
どんなことをしてでも生かして置きたいと願うことが
ほんとうの親孝行なのか考えさせられた講演だった
なぜかは分からないが 写真撮影や録音は禁止の会場だった
長尾和弘氏のブログはここ ちえの窓さんも短くまとめているそれはここ