日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

売れる理由、売れない理由

2006-11-03 | 経営改善
ある商品の販売会社に当社セミナー案内に行きました。
A社は前年、私の事務所に飛び込み営業に来た販売会社の新卒(二年目)セールスマン。
B社は、以前から取引もあり、懇意にしている販売会社の管理職。
業界第一位であるA社と第二位のB社の営業マンの
販売に対する姿勢を見るという点でも勉強になると思い
思い切ってセミナーに勧誘するという、飛び込み営業(?)をしてみました。

結果、両者ともセミナーには出席できないという回答でした。
しかし、出席できない理由が好対照だったことは特筆すべきでした。

A社のセールスマンは、
まず、私がその営業マンを覚えていたことに感謝を述べた上で、
誘ってもらえたことがうれしかったこと、
どうしてもセミナーの開催時間に先約があり
出席したいのは山々だがどうしても出席できないこと、
次回は絶対出席するので、そのときは
早めに知らせてほしいことを伝えられました。

そしてB社担当者、
すでに過去に何度も取引があり、
その人の窮地を救ってあげたこともあるにもかかわらず
「あっ、その手の話は僕に権限は無いんです。
本社の○○さんに問い合わせてみてください。
うちも、自分の意思じゃ動けないんで・・・。
たとえ休みでも出席できません。」
との答えでした。

どうでしょうか?
方や声をかけられたことに感謝し
もう方や会社の決まりで動けない。
これがそのまま両社の売り上げに現れているのは
当の本人たちが理解していないのかもしれません。

必要なのは、自分の会社の商品をお客様に使っていただくこと
お客様に喜んでいただくことのはずです。
セミナー参加者に自社のチラシ、パンフレットを
配布してもらえるチャンスを与えられ
名刺交換会で、自分を売り込むチャンスがあることを
理解できないはずが無いのにやろうとしない。

中間管理職がこれでは、経営者の思いが
末端に届くはずがありませんよね。
中間管理職の意識改革は大切ですね。
コメント
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