日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

予防可能、治療不可能

2006-11-24 | 経営改善
最近何かと話題になっている狂犬病のお話です。
狂犬病は、一度発症するとほぼ100%の確率で死亡するのだそうです。
しかし、発症する前であれば、逆に命を落とすことは無いのだそうです。

即ち、予防可能、治療不可能なのです。

さて、我々企業はどうでしょうか?
大多数の企業は、予防可能、治療も可能です。
しかし、一部の企業においては、狂犬病と同じ
予防可能、治療不可能という状態です。

何が違うのでしょうか?
まさに、人です。
企業は、それを構成する人によって
元気にもなれば病気にもなります。

企業は赤字にならない予防が可能です。
常に赤字にならないように経営をコントロールすれば良いのです。
もしも赤字になったとしても
赤字部門を切り離したり、黒字部門を更に伸張させればよいのです。

えっ!
そんなことわかっているって?
では、やりましょう!
まずは予防ですよね。
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理念と下心

2006-11-24 | 危機管理
私は企業防衛制度という生命保険を扱っています。
つい先日、私の24年間の税理士業界人生において
初めて、経営者の「自殺」に直面しました。

高だか1千数百万円の借金と引き換えに自分の命を絶たれたのです。

昨年まで毎月訪問の契約で担当者が会社へお邪魔していましたが
今年から、資金的理由により毎月訪問を年一回の関与に切り替えた矢先でした。

カード会社からの矢のような返済の催促と
金融機関への借入金の返済、
そして取引先への仕入れ資金の支払いが重なり
心労から自身で命を絶たれたようです。

幸い、生命保険により借入金を全て返済し、
遺族の方たちが数年は生活できることが出来る状態になっています。

会計事務所がなぜ生命保険を扱うの?
生命保険の代理店報酬欲しさにやってるんでしょ?
などと聞かれることがあります。

確かに生命保険という商品を扱えば手数料は生じます。
しかし、会計事務所と生命保険を正業としている方の根本的違いがあります。
それは、生命保険を生活の糧にしているかどうかという点です。
私はそれを生活の糧にしていないからこそ
関与先企業の真のリスクマネジメントをすることが出来るのです。

セールスでやる生命保険の取り扱いは「下心」が生じます。
生活の糧となる代理店手数料の極大化を図ろうとします。
生命保険代理店収入で生活をする訳ですから
当たり前といえば当たり前です。

しかし、指導として行う生命保険には企業を守るという「理念」があります。
関与先企業に最小の保険料負担で最大の保障を確保することに力を注ぎます。
残る人の精神的、金銭的保障に力を注ぐことが出来るのです。
代理店報酬は、使った時間と労力の代償として頂けるものなのです。

会計事務所の収入の大部分は税務顧問と会計顧問報酬です。
どんなに生命保険を取り扱っている会計事務所でも
その事務所収入の1割を生命保険代理店収入が占めることは
ないといっても過言ではありません。(ちなみに私は3%程度)

企業防衛を扱う私にはお付き合いで入っていただく生命保険は在りません。
資金が苦しくても生命保険は継続していただかなければなりません。
赤字経営だからこそ生命保険に加入していただかなければなりません。

経営者の責任をしっかり果たしていただくためにも
リスクマネジメントはしっかりやりたいと思っています。
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