日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

クレーム対策にマニュアルは持つな!

2006-11-26 | 危機管理
クレーム対策をマニュアルだけで済ませようとする企業があります。
クレーム対策の第一歩は兎に角腹を立たせたことを謝る事です。
そして、クレーム内容をはっきりさせる事です。
中途半端に、たらい回しをする事は許されません。

クレーム対策をマニュアル化している企業の多くに見られるのが
謝る事をしない事です。
誤らないから尚更怒るのです。
まずはしっかり謝る事です。
「申し訳ございません」の一言は
クレーム対策の第一歩として他の何を差し置いてでも実施すべき事です。

謝る事=非を認める事という感覚があるのかもしれませんし
現場までいちいち上層部が見渡す事が出来ないため
経済的損失部分のみ補填すれば大部分は解決すると思っているのでしょう。

しかし、クレームを言ってくる事の殆んどは
腹が立って仕方がないから電話してくるのです。

腹を立てて電話をする人の気持ちを考えてみた事がありますか?
どんな不便を掛けてきたか分かりますか?
ひょっとしたら多大な損害を与えたかもしれない事を想定していますか?
人間は感情の動物です。
感情は意外に「ごめんなさい」の一言で収まる事もあるのです。

マニュアルのいけないところは
マニュアルを扱う人間の度量の深さを無視している事です。
また、マニュアルの選択誤りがあることを理解していない事です。
マニュアルは、すべてのケースに対応できるわけではない事を理解しておくべきなのです。

クレーム対策は、ロールプレーイングをして
対処方法の予行演習をすべきなのです。
申し訳ありませんをいう練習をさせるべきなのです。

もう一度、企業としてクレーム対策を考えたいですね。
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前例主義の弊害

2006-11-26 | 経営改善
前例主義という言葉があります。
しかし、辞典を調べても出てこないところをみると
まだまだ一般的な言葉ではないのかもしれません。

前例主義とは
どんなに良い意見であっても
前例に沿って
前例があれば進め(採用)
前例が無かったら止れ(不採用)
という考え方です。

一般的には、古い体質の企業や
親方日の丸的職場に多いようです。

企業は日々変わらなければいけません。
しかし、前例主義は自分の責任回避という点で
絶対に避けさせなければならない考え方です。

中間管理職が前例主義者だと最悪になります。
部下がどんなに良い意見を持ってきたとしても
その意見を潰してしまうからです。
時代の流れの速い現代において
新しい考えを意採用できない企業は
自らの手で自分の会社の首を絞めているようなものです。

我々企業人にとって共通していることは
変わることは精神的、体力的、資金的にしんどいということです。
しかし、そのしんどさを楽しめるか楽しめないかは
その人それぞれです。
変わることを楽しみましょう。

前例主義の皆さんも
変わることは楽しいという前例を作って
変わる挑戦をし続けて欲しいものです。
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