日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

経営審査の空洞化

2006-11-19 | 危機管理
経営審査というものがあります。
官公庁発注の工事を請け負わせる企業をランク付けし
その企業規模に応じた仕事を請け負わせるのです。
そのランク分けの為に必要なのがこの経営審査なのです。

経営審査は企業の決算書に基づき審査されるため
土木・建設業などにおいては
「絶対黒字」が義務化されています。
実はこの「絶対黒字」が企業の適正な決算書の提供を拒むのです。

企業によっては
①実質決算書
②経営審査用決算書
③金融機関用決算書
④取引先用決算書
などが作られています。

企業の経営は「粉飾決算書」で測るものではありません。
実質的な決算書で測るものです。
いくつも決算書を作るくらいなら
いっそ経営自体を良くするのです。

いつまでも粉飾決算に頼りきっているようでは
本当の意味の黒字企業は作れませんね。
頑張っていきましょう。
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