信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

松本地域振興局元気づくり支援金活用事業現地調査&草尾上野ぶどう畑上空からの風景

2022年11月28日 | 生坂村の報告

 28日(月)は日差しが届いて穏やかな空で、朝晩はグッと冷えても、昼間は過ごしやすかったです。

 午後3時から松本地域振興局により、元気づくり支援金の活用事業の現地調査を行いました。

 草間地域振興局長をはじめ5名の職員の方が当村に訪れ、村からは私、副村長、教育長、総務課長他担当者が出席して、各個所で事業説明をし、現地調査を行っていただきました。

 最初に今年度に実施しています雲根地区の「生坂村『創造の森』プロジェクト事業」の現地調査を行いました。

 事業内容は、雲根地区を脱炭素モデル地区として、ゼロカーボンアクションや脱炭素型ライフスタイルを実践するためのイベントを実施しています。

 イベントの第一弾として、今年度は地区内でアースオーブン(竃)を建築家の遠野未来さんと共に作るワークショップとして開催し出来上がったアースオーブンの状況を確認しました。

 アースオーブンとは、稲わら、もみ殻、田んぼの土、砂、レンガなど地元産の身近な素材で手作りできる、土をベースとした熱効率の高い石窯のことを言い、少ない薪で多くの調理ができ、遠赤外線効果で素材の美味しさを最大限に引き出すことができます。

 ピザやパンはもちろんのこと、焼き芋や焼きリンゴなどオーブン料理全般が作れます。地域にひとつの共有オーブンがあるだけで、楽しい時間だけでなく、災害時には炊き出しができ、暖も取ることができるオーブンです。

 一緒に、オフグリットハウスの建設予定の場所を見ていただき、現時点の構想について説明し、今年度、松本山雅がホームタウン活動の一環で行っています「スマイル山雅農業プロジェクト」の青大豆(あやみどり)を、上田市出身の稲福選手と年長さんで育てた畑も見ていただきました。

 次に保育園で実施しました「木とともに大きくなろう!いくさかっ子事業」の現地調査を行いました。

 事業内容は自然を身近に感じる環境づくりとして植樹したゴールドクレスト・クロモジ・ムクロジ・ツバキ・モミジの状況を確認し、次に、腰掛けられるようなスペースと外遊びの道具などを収納する場所を兼ねた簡易的な木材を使った小屋を設置状況の確認をしました。

 次に、国登録有形文化財の旧平林家住宅(一星亭)の現地調査を行いました。

 一星亭は江戸時代に当地の庄屋を務めた平林家の住宅で木造2階建ての大型の民家です。内部には当時盛行したタバコの葉の乾燥が行われた作業小屋や風格のある座敷等もみられる木造住宅です。

 また、日本の近代化に重要な「破産法」の生みの親であり、東京帝国大学名誉教授や中央大学初代総長を務めた加藤正治氏の生家です。この旧平林家住宅(一星亭)の現地調査を行い、今後の活用等についてご意見をいただきました。

 次に「来て、見て、触って、やってみて。生坂リノベーション塾」の現地調査を行いました。

 事業内容は、上生坂区内の旧教員住宅(大原団地入口)を生坂エコリノベーション塾(断熱リノベーション塾、断熱DIY塾)でリノベーションを行う事業で、村内工務店の大工さんを講師として招き、旧教員住宅を快適な住まいとしてリノベーションしていく過程を実演し、セミナー参加者にそのノウハウの伝達や既存住宅へ施すことができる断熱化の工夫を伝授していく事業です。

 最後にいくさか「バンブープロジェクト事業」で村内の竹林整備を推進するため、竹林整備講習会を行うほか、竹粉砕機を整備して、地域団体等への貸し出しを行います。

 また、粉砕した竹は、竹パウダーとして活用して、有機農業につなげるための土壌改良の検証を行っていくため購入した竹粉砕機の確認をしました。

 当村では地域発元気づくり支援金事業を活用して村内の活性化に繋げています。この現地調査を通じ様々なご意見やご指導をいただき、今後も地域発元気づくり支援金を活用した事業を村内の元気の種として、活性化に取り組んでまいります。 

▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、草尾上野ぶどう畑の上部に行き、朝霧が深く立ち込めていた上空からの風景を撮影しました。

 その他生坂村では、中学校で薬物乱用防止教室(3年)、定期監査、物価高騰対策生活応援商品券封入作業、献血などが行われました。