6日(金)は冬の青空が広がり日差しが届いても、引き続き真冬の寒さの一日でした。
午前11時から、村営やまなみ荘大ホールにおいて賀詞交歓会及び総合表彰式を昨年に引き続き縮小して開催しました。
▽ 牛越副村長の開会のことばで賀詞交歓会が開式しました。
新型コロナウイルス感染防止対策のため、村議会正副議長、正副区長会長、各種団体の代表者など、来賓を制限し30数名にご出席いただき、祝賀会は行わずに開催させていただきました。
▽ 私の開会の挨拶では、新型コロナウイルス感染状況は第8波が高止まりの様相であり、予断を許さない状況が続いておりますが、生坂村では、オミクロン株対応の二価ワクチンの接種は、昨年末で希望された皆さんの接種が、ほぼ済んでいる状況でございます。
私は、昨年12月定例会の一般質問に対して、5期目を目指し出馬表明をさせていただきました。
もし、5期目を任されることになりましたら、「子育て支援事業」「福祉の村づくり事業」「産業振興事業」「地域活性化対策等事業」の四つの重点事業を引き続き実施してまいりたいと考えております。
それらの施策の中で、中山間地域の大きな課題であります、人口減少、少子高齢化の対策では、保育園、小・中学校の給食費無料化の継続とともに、保育と教育効果を十分に発揮できるように、施設、教材備品等の更新や充実を図り、子ども達が健やかにたくましく成長できる環境づくりと子育て世帯の経済的負担を軽減してまいります。
生坂村の産業、経済の担い手の確保が喫緊の課題であるため「特定地域づくり事業協同組合」の充実に努め、空き家対策補助を充実し、移住・定住対策を一層推進してまいります。
高齢者の保健事業と介護予防の一体的事業に取り組むほか、高齢者生活福祉センターにおいて、高齢化や高齢者のみの世帯の増加に対応し、介護認定を受けた方も、安心してデイサービス、ホームヘルプサービスなどを利用しながら住み慣れた生坂村で安心して住み続けられるように支援してまいります。
産業振興事業では、道の駅いくさかの郷を中核として、一九三カラットなど生坂産農産物の販売増による村民の皆さんの所得向上などを更に進めていくほか、コロナ禍と燃料等の物価高の困難な生活の一助とするために「いくさかマル得商品券」等の発行など、村民の皆さんの生活と地域経済を支えてまいります。
行政のデジタル化に向けては、今年度からキャシュレス決済やコンビニ納付が始まり、今年2月からはコンビニで住民票等の発行サービスを開始し、国の業務システム統一・標準化では、昨年8月から国民健康保険の業務システムを国の標準化仕様に移行しました。
マイナンバーカードの交付率は、12月31日時点で県内トップクラスの62.87%で、全国の交付率と比較しますと10%近く上回っており、今後もデジタル化を推進し、村民の皆さんの利便性を高めてまいります。
昨年6月16日に「生坂村ゼロカーボンシティ宣言」をさせていただき、環境省の「脱炭素先行地域づくり事業」に申請をするために、現在、村民の皆さんにアンケートをお願いして、脱炭素ロードマップを策定しているところでございます。
当村が当事業に採択されますと、ゼロカーボンに向けて積極的に取り組むことにより、生坂村の経済を活性化させるとともに、再生可能エネルギーの積極的な導入により、産業と雇用を創出し、村民の皆さんの生活と地域のレジリエンスが向上することを目指してまいります。
簡易水道の有収率及び漏水対策の一層の強化を図るために、毎月の簡易水道有収率対策プロジェクト会議で協議し、迅速な漏水対応や漏水箇所を絞っての配水管等の布設替え工事などを実施し、その結果有収率が向上しております。
また今年度は、上生坂第一配水池の築造工事を行うなど、今後も計画的に施設の老朽化及び耐震化の対策事業を実施し、ライフラインの水道水の安定的な供給に結び付けてまいります。
その他にも、村民の皆さんのニーズに応えられる施策の推進を図り、将来の見通しを充分考慮した有効で効果的な事業遂行に努めてまいりますので、村民の皆さんのご理解、ご協力をお願いしますとともに、関係各位のご指導、ご支援をお願いする次第でございます。
それでは、今年度の総合表彰式では、それぞれのお立場で村に対し貢献をされました10名の皆さんを表彰させていただきます。
皆さんのご活動により、村民の皆さんが、生坂村で安全で安心して暮らし、コロナ禍ではありましたが、様々な取組が行われてきたと感じているところでございます。
受賞される皆さんのようにそれぞれのお立場で、村、地域に対してご尽力、ご指導をしていただかないと、村民の皆さんが絆を深め、支え合い育んでいけないのでございます。
長年にわたりましてのご労苦に対し、心より深甚なる敬意を表し、感謝を申し上げる次第でございます。
村民の皆さんも、本日表彰される皆さんのように、それぞれのお立場で、村政に参画、貢献をされているところでございますので、引き続き生坂村及び村民の皆さんのためにご支援とご協力をお願いいたします。
結びに、生坂村の発展とご出席の皆さん並びに村民の皆さんのご健勝、ご多幸をご祈念申し上げますとともに、本年こそは新型コロナウイルス感染症が収束し、平穏で幸せ多き年となりますことを心からお祈り申し上げました。
▽ 今年度の総合表彰式の10名の皆さんは、固定資産評価審査委員として2期6年間、民生児童委員として、2期6年間と1期3年間、消防団長として2期4年間、安曇野交通安全協会生坂支部長として1期2年間の内、出席された6名の皆さんに感謝状をお贈りしました。
▽ 民生児童委員を務められた小山さんが代表され、私どもそれぞれの役職を去る者にこの様なご配慮をいただきましたこと、深く感謝申し上げます。顧みれば思いも掛けないコロナ禍に見舞われ、予定しておりました活動も行事も縮小、中止せざる負えない事態でありました。この時こそ人の気持ちをつなぎ止め、村の皆さんの気持ちを一つに通わせ、これをしなければ乗り切れないと判断いたし、懸命に奔走し任期を務めさせていただきました。
幸いに後任の皆さんの活動されておられる姿を拝見いたしまして、安堵の気持ちでいっぱいであります。今後は皆さんの活躍と村の一層の発展を祈念いたしまして、御礼の言葉とさせていただきますなどと謝辞を述べられました。
▽ 来賓を代表して太田議長から、先ほどの総合表彰で表彰された皆様におかれましては日々、生坂村の発展にご尽力いただいていることに感謝すると共にその功績を評価され表彰されましたことに心からお祝いを申し上げます。引続き生坂村の発展にお力添えを宜しくお願い致します。
ここで少し議会のお話をさせて頂きます。当議会では平成29年より議会改革に取組み一昨年4月の選挙では20年振りに選挙戦となり3人の新人議員が誕生し、若手と女性議員の人数も増え幅広い年齢層の議員構成となり今まで以上に村民の声を聴収できる環境となりました。また、その若い議員の提案で談話室「山彦」を開設し、これまでいろんな方とお話をさせて頂き貴重なご意見も頂くことができました。本年からは場所を児童館に変更して引続き村民の皆様とお話ができる環境を整えていきます。さらに、各区へお伺いする出張談話室についても新型コロナウイルス感染症の状況を判断してとなりますが実施していきたいと考えております。
そんな当議会の取組や議会改革に注目していただき、昨年はコロナ禍にも関わらず数件の視察も受け議会活動についてお話をさせてもらったり、オンラインでの講演もさせて頂くなど貴重な経験もさせて頂きました。これも全ては村民の皆さまのご理解と行政のご協力のおかげです。これからも村民に近い議会を目指して更に議会改革を議会一丸となって進めてまいりますので、引続きの御指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたしますなどの祝辞を頂戴しました。
▽ 牛越副村長の閉会のことばで賀詞交歓会が閉式しました。
村民の皆さんもそれぞれのお立場で、村政に参画、貢献をされているところでありますので、引き続き生坂村及び村民の皆さんのためにご支援とご協力をお願い申し上げますとともに、お忙しい中、ご出席くださいました皆さんに御礼を申し上げます。
▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、万平集落に行き朝霧が晴れてきて、青空が広がった上空からの風景を撮影しました。
万平集落上空からの風景
その他生坂村では、保育園で冬季希望保育、小・中学校で3学期始業式、小学校でALT・安全点検の日、中学校で吹奏楽壮行会、1班の皆さんの元気塾などが行われました。