9月28日(土)は日差しの少し届きましたが、雲が優勢の空でも、昼間は少し汗ばむ体感でした。
午前8時30分からの第55回かしわ祭は、オープニングセレモニーとして、生坂龍翔太鼓の演奏発表がありました。
春から講師の白澤さん、宮入さんの指導のもと、一生懸命に練習を重ねてきて、みんなで力を合わせて演奏され、「生坂」は「ドンコ・ドンコ」に乗ってリズミカルに叩いていました。
「龍翔」は「サントコ・ドッコイ」の下打ちに大太鼓、中太鼓の上打ちの音が重厚で、龍が山清路の岩を砕く回転打ちが素晴らしく、全力で迫力のある演奏をしていただき、心に響き感動して、皆さん大きな拍手を贈っていました。
開祭式は、なかなかアイデアを出さないなかで、かしわ祭が行えるかの葛藤が伺えましたが、皆で助け合ってかしわ祭を盛り上げていこうという思いが一つになり、そして「かしわ祭」の開会が宣言されました。
そして、皆で力を合わせて作り上げたステージバックが披露され、ステージバックの作成の説明を聞き、一生懸命に作成した素晴らしいステージバックに感心しました。
今年のスローガンは、「開花~33の花になれ~」です。このスローガンはそれぞれの色や形の花を咲かせ、33人が自分の持っている才能を開花できるような「かしわ祭」するという思いを込めているとのことでした。
私からは、今年度も伝統ある「第55回かしわ祭」が開催され、私が中学2年生の時に始まり、私の時は同級生が80人いましたが、生徒数が減少してもかしわ祭を継承し、生坂龍翔太鼓は、平成元年に村おこしの一環で出来、白澤さんと私だけが最初からのメンバーになってしまいましたが、かしわ祭のように継承していくことが大事であると考えます。
今後、世界に羽ばたく方、生坂村のために働く方などそれぞれの道に進みますが、今回のかしわ祭のために頑張ってきた取組は、これからの人生に役に立つと思いますし、見事に開花して素晴らしいかしわ祭になりますことを願っておりますなどの挨拶をさせていただきました。
Ikusaka学の発表では、生坂龍翔太鼓の他に「食」をテーマに、生坂の伝統や食材を生かした新たなメニュー開発や提案をしていただきました。
おやき、フルーツサンド、おからドーナツグループの3つのグループに分かれて、材料や調理法を工夫して、試行錯誤を繰り返してきた途中経過を発表していただきました。
次に「新・再発見」グループでは、生坂の豊かな自然からものを作り上げたり、たくさんの生き物について調べたりしました。
実際に生坂村の様々な場所を散策し、気づいたこともたくさんあり、この発表で生坂村の魅力を伝えていただきました。
それぞれの発表は、4月から生坂村のことを考え、一生懸命に取り組んできた学習の成果が感じられ、先生方や村民の皆さんのご指導にも感謝の気持ちが伝わり、素晴らしい発表内容だと感じました。
私はIkusaka学の発表で失礼しましたが、生徒会企画と午後の音楽会のプログラムも良かったのではと思いました。
休憩中に、かしわ祭のポスター展示や教科展示を拝見しましたが、体育館と多目的室に全校の作品が展示されていて、4月からそれぞれに取り組んできた成果が伺えました。
今年度も歴史と伝統ある「かしわ祭」を、しっかり継承して開催された生徒達と、ご指導をいただいた先生方、村民の皆さんなど関係各位に感謝を申し上げます。
小舟集落の曼珠沙華の風景
△▽ 毎朝恒例の撮影は、ほぼ満開になっていた小舟集落の曼珠沙華の2回目を撮影しました。