信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

公明党政策要望懇談会&脱炭素事業林務関連打合せ&草尾上野ぶどう畑上空からの風景

2023年08月09日 | 生坂村の風景

 9日(水)は雲が多くても日差しが届くときがあり、昼間は引き続き蒸し暑くなりました。

▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、草尾上野ぶどう畑に行き、朝霧が少し残っていた上空からの風景を撮影しました。

草尾上野ぶどう畑上空からの風景

 午前10時30分からは松本市において、昨年に引き続き「公明党政策要望懇談会」が開催され、松本市、大町市、安曇野市の市長、塩尻市副市長、平林松川村長、中村小谷村長、太田筑北村長、塚原麻績村長、私の4市5村の首長が出席し、各市村の要望をされました。

 私は、下記の3点について概要説明をしました。

 1点目は、当村は環境省の第3回の脱炭素先行地域に選定され、今年度から当事業を実施していく上で、環境省の「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金」のメニューである「効果促進事業」について、要望書に記載した通り、広域的に脱炭素に関する普及啓発を図る企画を組めず、村外へ広域的に、また生坂村内のCO2削減量のみで事業効果が判断されることのないように、実施可能な普及啓発や環境学習等に関する取り組みへの支援を要望いたしました。

 2点目は、当村の簡易水道は独自水源がなく、現在隣接します安曇野市と大町市から受水し経営している状況であり、全国的に水道施設の老朽化・耐震化対策は喫緊の課題ですので、当村はライフラインである上水道の「安全」、「安定」、「持続」を実現することが難しい状況となっています。

 そこで、長野県水道ビジョンにおいて広域連携の推進が図られ、圏域単位での事業統合を目指しつつ、段階的に広域連携を実施することとされていますので、広域化事業推進のための更なる支援及び施設整備への財政支援、財政措置の拡充を強く要望いたしました。

 3点目は、前にも中川衆議院議員にお願いし、国会の予算委員会で当村の状況を事例にされて質問をしていただきました要望で、令和6年度には山間部などの森林が多い地域への交付額を増やす新たな配分方法を導入するために協議をされていますが、人工林に限らない人口の少ない自治体でも森林環境の整備が推進できますように、森林環境譲与税の交付額の算定方法の見直しを強く要望いたしました。

 この3点に対しまして、担当の省庁からの回答を示していただき、中川衆議院議員からもそれぞれ要望実現に向けてご尽力いただける内容などのご説明をいただき、有意義な懇談会になりましたことに感謝を申し上げます。

 午後2時からは、松本地域振興局の林務課の皆さんにお越しいただき、7月24日(月)に上伊那森林組合木質バイオマス・エネルギー工場などを視察した情報について話し合い、当村の脱炭素先行地域づくり事業の計画とは規模が違いすぎて、ペレットの材も当村の森林では確保が難しいとの見解になりました。

 そこで、林務課より国内で国産広葉樹ペレットを生産している事業者の内容等を説明していただきました。

 大小6社があり、様々な材を使ってペレットを製造していました。当村の計画数量とほぼ合っていて、生産性、材確保の状況、採算性など、今後参考にするために視察をしたいとも感じました。

 次に、当村で生産可能なペレットの品質について、木材中のカリウム含有率により当村森林の約7割を占める広葉樹の何の樹種が生えているのか調査する必要があるとのことでした。

 やはり、今年度森林調査を詳細に行う予定になっており、広葉樹と針葉樹の樹種、森林の状況、搬出する条件、伐採計画等々を調査・研究して、当村の森林整備を兼ねて木質バイオマスの利活用によるゼロカーボンに向けてしっかり検討協議を進めていかなければと考えます。

 その他生坂村では、地域未来塾、SUP体験会、健康応援隊、議会談話室などが行われました。



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