31日(水)は日差しが届いて昼間は過ごしやすい体感でした。
午後2時から、全国治水期成同盟会連合会通常総会が砂防会館別 館シェーンバッハ・サボーにおいて開催されました。
脇雅史会長より、気候変動による水災害は激甚化・激甚化しており、国土交通省をはじめとした政府は、河川整備等の加速化に加え、内水対策や流出抑制対策の強化など、流域治水を更に推進するとともに、計画的、効率的なインフラの老朽化対策、良好な水辺空間の形成による地域活性化の取組、防災・減災対策を高度化、広域化するDXの取組、カーボンニュートラルを推進するGXの取組等を進められています。
全水連といたしましては、このために必要となる予算の確保を図ることに精力的に尽力してまいる所存であります。会員の皆様方の引き続きのご支援、ご協力をよろしくお願いをいたしますなどと挨拶されました。
副会長の足立敏之参議院議員から、今台風2号が沖縄に近づいておりますが、この時期にこれほどの大きな台風がやってくるというのはあまり経験したことがない事であります。やはり地球温暖化の影響で気候条件が大きく変化しているその象徴のような話かもしれません。これから雨が降って前線が刺激されたりする可能性もありますので、特に西日本の皆様にはご注意をお願いしたいと思います。そういう温暖化の影響でやはり洪水被害、土砂災害が全国的に非常に増えているという事が実感でありまして、お手元の中の資料に治水の政策などがまとめたものを配布されておりますが、是非とも岡村局長を始め、事務局の皆様方にはこういった新たな概念でしっかり安全度を高めていき、国土を守っていくことに全力で取り組んでいって欲しいと思っています。
私も現職の頃にはできなかった政策をいっぱい、いっぱい打ち出して頂いておりますので、しっかり支えていきたいと思っております。予算につきましては3月に成立させましたし、補正予算も準備されていまして昨年度並みの公共事業予算の確保というのは達成されています。これから一番大事なのは防災・減災、国土強靭化の5カ年加速化対策、これをどう継続していくかという事ですけども、今議員立法で法案の準備が進められていまして、それが出来ますと継続していく枠組み作りといったものが整うことになります。
まだ今衆議院の方で調整中でありますけれども、6月の初めには参議院の方に、回ってきて何とかこの国会の間に国土強靭化の大枠と対応を行われればと思っていまので、是非ご期待を頂ければと思います。今年も災害ができるだけ被害が少なくなる様に心から祈念申し上げるなどの祝辞をいただきました。
国土交通省 水管理・国土保全局 岡村次郎局長より、近年気候変動の影響で水害が激甚化頻発かしております。この言葉を私100回以上挨拶で使わして頂いているという状況ですけれども、昨年も8月3日からの1時間に150mmという聞いたことがない大雨が日本海側で発生したという事がありました。台風14号15号と連続して飛来して各地で被害が発生しました。各地で発生した被害もございますし、実は被害には結びついていませんけどギリギリだったと、もう少しで危なかったと、こういうような状況も実は見受けられたところでございます。引き続きこういう豪雨災害に対してしっかりと対処していかなければいけないと考えてございます。このためにも流域治水という考え方で政策転換を行って進めているところでございます。抜本的な治水対策をしっかりと進めていくという事も当然ですけれども、流域でいろんな所で水を溜めて頂く工夫を関係者の皆さんのご協力で進めているところでございます。
例えば学校の校庭とか田んぼにおいてとか溜池においてとか様々な工夫をして頂いております。また、被害が起きた時に早く非難をするそういう体制をとるといったこういうあらゆるハード・ソフト一体となった治水対策を現在進めているところでございまして、本日お集まりの市町村長の皆様方には大変お世話になっています。引き続き取り組みをしっかりと進めてまいりたいと思っております。とはいえ抜本的な対策と申しますとやはり、治水事業において河川整備あるいはダムや遊水池の整備こういったことがしっかりと行わなければならないと考えております。防災減災国土強靭化の5か年加速化対策これを今進めている訳ですけど、この5カ年加速化対策の後、中長期的かつ明確な見通しの元継続的安定的取り組みが進められるこういう事が重要でございます。多くの皆様と一緒になってしっかりと治水対策が進められるよう取り組んでまいりたいという風に考えております。
私どもの水管理国土保全局も緊張感を持って、この出水期を迎えることとしていますがまた、地方整備局においても同様の体制を組んでおります。何か災害等ございましたら最寄りの整備局に、また事務所等の連携もしっかり図られます様どうぞよろしくお願いを致しますなどと挨拶をされました。
令和4年度の事業報告・収支決算、令和5年度の事業計画(案)・収支予算(案)を原案通り承認され、役員等改選に伴う就任についても事務局案で承認され終了しました。
長野県河川協会としては、毎年度実施しています県選出国会議員並びに国土交通省等への要望活動を通じ、地域住民の生命と財産を守る治水事業の重要性を強く訴え、河川の改修事業が促進されるよう取り組んでまいりますので、引き続き長野県河川協会の活動に、ご理解、ご支援をお願いいたします。
▽ 毎朝恒例の写真は、先日日岐の生坂ダム湖対岸に行き、映り込みや上空から撮影した風景写真をアップしました。
日岐周辺からの風景
本日生坂村では、小学校でALT、下生野で健康応援隊、例月出納検査、議会談話室が行われました。