30日(火)は日差しが届いてもにわか雨が降る変わりやすい天気で、昼間は汗ばむ体感でした。
午後4時から砂防会館別館1階「シェーンバッハ・サボー」において、公益社団法人全国防災協会 令和5年度定時総会が開催されました。
脇雅史会長より、昨年の国土交通省所管の公共土木施設の被害報告額は、約3,892億円と報告されており、近年の中では比較的少ない年でありましたが、それでも梅雨前線豪雨や台風、地震等により、各地で激甚な被害が発生しております。被災されました皆様に心からお悔やみとお見舞いを申し上げますとともに、地域の一日も早い復旧復興を願っております。
私たち防災災害復旧に関係するものは、一度災害が発生した場合には、自然環境にも配慮しつつ、災害復旧事業、改良復旧事業を速やかに実施して、安全で豊かな地域の復旧復興に貢献していけるよう常に備えておかなければなりません。
当協会といたしましても、地方公共団体の皆様のお役に立てるよう、災害復旧に関する講習会、セミナーを開催し、実務に役立つ図書の発行を行うとともに、大規模な災害が発生した場合には、被災された地方公共団体の要請に応じて、災害復旧技術専門家を無償で派遣し、技術的な支援、助言等を行っております。これからもこうした活動を積極的に行ってまいる所存ですのでご活用いただきますようお願いいたします。これから梅雨の時期を迎え本格的な出水期となりますが、本日関係の皆さんと一堂に会して総会を開催することは、時期を得たもので誠に意義深いものと思っております。皆様の日頃からの当協会の運営に対するご協力に改めて厚く感謝申し上げますとともに、皆様方のご健勝、ご発展を心から祈念いたしますなどの開会の挨拶をされました。
副会長の足立敏之参議院議員から、5月5日に能登半島の珠洲市で、震度6強の大きな地震がありました。私も現地へ行きましたが、珠洲市長さん方と現地を一緒に状況を見させていただきました。6強でありましたが、被害が限定的な感じがしまして、家屋の崩壊が大分ありましたが、局所的な災害だと感じました。震源が浅かったということが多分あると思いますが、更に加えますと、色々と防災・減災、国土強靱化として手を入れてきた成果で最小化されているのではと強く感じたところでございます。
5年間防災・減災、国土強靱化の予算で、しっかりと河床掘削、堤防の強化、護岸の整備、道路の整備など色んなことをやってきた成果が現れ始めてきていると思っております。と考えますと防災・減災、国土強靱化は今3年目で、5か年加速化対策の7割くらい使っている状況ですので、しっかりと予算を確保していただいて、継続することが大事であります。
今国会の方では議員立法でそれを達成できるための法律の枠組みを進めておりまして、6月6日頃に参議院の方へ上がってくるのではないかと思いますが、何とか今国会の中で成立させて、皆様の期待通りに、防災・減災、国土強靱化の枠組みを継続的にするための準備をしたいと思っております。その予算を国土交通省がしっかりとゲットしていただき、それが皆様の方にお届けすることにつながり、全国の安全安心にしっかりつながっていくものと考えており、そのために私も頑張らせていただきますなどと祝辞を述べられました。
国土交通省 水管理・国土保全局 岡村次郎局長から、気候変動の影響により水害が激甚化、頻発化してと、私が局長としてもう100回以上も申し上げ、定番のようになっておりますが、昨年を振り返ってみますと、8月3日からの日本海では局所的な大雨、台風14号は観測史上4番目の勢力ということで、大きな災害が起きている状況であります。また、令和5年5月5日、能登半島で震度6強の地震が発生しており、5月に入ってからは5弱の地震が全国3箇所で起きております。改めてこういう災害に対してしっかりと備えていかなければと感じているところでございます。
国土交通省では災害が発生しますと、リエゾン、TEC-FORCEを現地の方へ派遣しまして、災害対応をしております。例えば浸水した地域では排水作業や被災状況の調査、特に職員数に限界のある市町村の皆さんを支援する観点から、被災状況の調査のお手伝いをさせていただいております。難しい復旧方法になる様な現場が多いですので、技術的にもしっかりと対応させていただいており、原形災害復旧になりましても数が多くなると、査定期間がかかることに対しましても、災害復旧の手続きの省力化、或いは効率化により机上査定を進めたり、簡素化したりして現地の復旧復興の迅速化に努めさせていただいておりますなどと挨拶をされました。
議案は、令和4年度収支決算が説明された後、我々が監査した監査報告の説明がありました。
その後原案通り承認され、役員の選任についても事務局案で承認され、新任の理事の皆さんが就任の挨拶をされました。
次に報告事項として、令和4年度事業報告、令和5年度事業計画及び収支予算について説明をされ、その後第2回理事会が開催され、副会長の選定及び順序について、顧問の委嘱について審議し決定されました。
その決定事項を総会で報告し了解をいただき閉会しました。
その後、成田総括災害査定官により「災害復旧事業の最近の取組」と題して、災害復旧事業に関する情報の説明会が行われました。
▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、草尾上野ぶどう畑に行き、青空が広がり始めた上空からの風景を撮影しました。
草尾上野ぶどう畑上空から風景
本日生坂村では、農業公社理事会、生坂ハチクの会定期総会、生坂村観光協会幹事会などが行われました。