信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

村内要望個所現地調査&北水連長野県意見交換会&雲根集落周辺からの風景

2022年11月22日 | 生坂村の報告

 22日(火)は日差しが届いたものの、午後は段々と雲が広がり、夕方以降は雨が降り出しました。

 午前9時30分から今年5日目最終の地区要望箇所の現地調査を行いました。

 令和元年度から各区の要望箇所を把握して、調査内容を検証し来年度当初予算に計上するためと、来年度早々から工事が実施できるように秋に実施しております。

 最終日はは草尾区と昭津区を実施しました。各区長と役員の皆さんから説明を受け、太田議長をはじめ議員各位に同行していただき、私と副村長、振興課の課長、担当職員と一緒に、新規の要望箇所を中心に調査を行いました。

 最初は草尾常会の草尾交流センター前の村道1級1号線のグレーチングが固定されていない個所及び陥没個所を調査しました。この個所はグレーチング設置部分へパッキンを入れての固定と陥没部分の補修を検討し対応することとしました。

 次に犀川で草尾地区内の堤防の機能向上工事を行っている個所の水路部分の改修を要望している個所の調査を行いました。この個所は現在松本建設事務所で堤防の機能向上工事を実施しており、松本建設事務所と調整して対応することとしました。

 次に村道1級1号線に設置してある道路埋設型の消火栓の蓋が緩んでいる個所とその周りの陥没している個所の調査を行いました。この個所は蓋の固定と、陥没部分の補修を検討し対応することとしました。 

 次に草尾神明宮西側の村道に設置してある横断工2個所の周辺で陥没している個所と横断工のグレーチング固定部分が緩んでいる個所の調査をしました。この個所は陥没している個所の修繕とグレーチングの固定部分にパッキン入れ固定するように検討して対応することとしました。

 同時に草尾神明宮西側の村道の水路にグレーチングの設置を希望している個所の調査をしました。この個所は水路部分へグレーチングを設置するように検討し対応することとしました。

 次に草尾上野地区から草尾山へ通じる村道で舗装の破損部分及び、陥没している個所の調査を行い、この個所は破損部分及び、陥没している個所に砕石で補修するように検討して対応することとしました。

 継続の要望箇所がありましたが、後日振興課で区長さんに確認して対応することとしました。

 毎回、緊急性、危険性、必要性、公平性等を考慮して、限られた財源の中、なるべく多くの要望にお応えしているところですが、今回も新たに各区から数々の要望があり、安全・安心な生活を確保するためにしっかり協議してまいります。

 午前10時40分からは昭津区に場所を移し、区長及び役員に説明をいただきました。

 初めに梶本集落内の用水路から水漏れしている個所の調査をしました。この個所は現在揚水していないため漏水個所が把握できないので、揚水を行っている時期に水漏れ個所を調査してその結果により対応することにしました。

 次に大久保地区に通じる村道から下ノ田常会へ行く分岐付近へガードレールの設置を要望している個所の調査を行いました。この個所は村道を横断している水路があるため、この個所の管理に支障を及ぼさないように、ガードレールを設置する検討をし、対応することとしました。

 次に昭津区内の村道で横断工に土砂等が堆積している個所の調査をしました。この個所は生坂大好き隊員で対応できないか検討することとしました。

 次に下ノ田常会内の村道に設置してあるLガッターの水が集水桝に流れ込まない箇所の調査を行いました。この個所はLガッターと集水桝の接続部分を補修することで対応できないか検討することとしました。

 次に下ノ田常会内の家屋に倒れる危険性がありこの支障木の伐採を要望している個所の調査を行いました。この個所は所有者を調べ区長さんに連絡し土地所有者が対応できないか検討することとしました。

 次に下ノ田常会から高津屋森林公園への村道の支障木の伐採を要望している個所の調査をしました。この個所は生坂大好き隊員で作業できる範囲についての対応を検討することとしました。

 次に高津屋森林公園から大久保地区に行く村道に山側からの土砂が堆積している個所の調査を行いました。この個所はシルバーセンターに委託している村道整備の際に対応できないか検討することとしました。

 最後にグリーンパークブリッジ付近の村道の横断工が踏まっており、村道に流れ出てしまう個所の確認をしました。この個所は、山側に土水路を設置することにより対応できないか検討する事としました。

 今回の要望に関して、来年度の限られた財源の中で、有利な起債事業を検討しての事業化や、村単での工事対応、関係機関への要望実現などですので、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。

 今年度も、なるべく多くの要望にお応えしているところですが、今回も新たに各区から数々の要望があり、安全・安心な生活を確保するためにしっかり協議してまいります。

 午後3時からは、北陸直轄河川治水期成同盟会連合会 長野県治水事業整備促進意見交換会が上田市で行われました。

 千曲川改修期成同盟会、千曲川・信濃川(飯山・中里間)直轄河川編入連絡協議会、犀川直轄改修期成同盟会の関係市町村の首長・担当部長などが出席され、来賓として北陸地方整備局長 内藤 正彦氏はじめ関係の部長さん、所長さん、担当職員の皆さん、長野県からは、建設部次長 小松 誠司氏はじめ林砂防課長、川上河川課長と関係職員の皆さんにご臨席いただき行われました。

 挨拶、自己紹介と続き、北陸地方整備局河川部長 安達 孝実氏から「北陸地方の治水行政に関する最近の動向」と題して話題提供をいただきました。

 次に意見交換として、三同盟会のそれぞれ市町村を代表して、三人の首長から意見・要望等の発言と、各構成市町村から要望等をさせていただき、国交省北陸整備局の皆さんからご回答をいただきました。

 我が犀川直轄改修期成同盟会は、正副会長が所用のため欠席でしたので、私が代表して、本同盟会では、犀川・梓川・奈良井川流域の住民が、美しい河川環境のもと、安全で安心な生活ができるよう、災害に強い治水施設の整備と河川環境の保全の推進につきまして、特段のご配慮をお願いするなどの意見発表をさせていただきました。

 各市町村の意見発表で当村は、下生野地区築堤工事の推進について感謝を申し上げ、長野県においても、堤防の補強工事や浚渫工事を行われておりますが、整備に時間差が生じていることから、犀川は国土保全上及び国民経済上、特に重要な河川でありますので、国において一元管理をお願いしました。

 長時間にわたりまして有意義な意見交換会になったと感じました。ご来賓の皆さん、出席された皆さん、会の準備・進行等を務めていただいた上田市の皆さんには大変お世話になりありがとうございました。

▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、雲根集落の犀川対岸に行き、雲が多めの周辺からの風景を撮影しました。

雲根集落周辺からの風景

 その他生坂村では、保育園でイチョウ散歩、小学校でALT・検尿二次、中学校で学期末テスト(3年)、児童館で秋冬学童おさがり会、いくさか歩こう部、地域支え合い推進会議などが行われました。


知恵の輪委員会&やまなみ荘定例会&長野県国民健康保険団体連合会定例理事会&上生坂上空からの風景

2022年11月21日 | 生坂村の報告

 21日(月)は雨が上がり、段々と日差しが戻り、天気の回復とともに気温が上がり暖かくなりました。

▽ 今月やまなみ荘で行っている全戸配布したチラシは、年末年始プラン、物価高騰応援!特選鍋コースとして、おでん鍋、もつ鍋、豆腐鍋、新そばまつり、信州割SP延長などで、引き続き皆さんのご利用をお待ちしております。

 午前9時からの知恵の輪委員会は、私の挨拶から始まり、今回も前回に引き続いて令和5年度「長野県 地域発 元気づくり支援金」を活用して行う事業について、各部署から説明を受けました。

 「いくさか『創造の森』プロジェクト」、「お出かけをもっと楽しく・もっと便利に事業」、「先進技術を活用した鳥獣対策事業」、「生坂農業活力・所得・魅力向上事業」、「生坂村歴史文化遺産『一星亭』周知・再生プロジェクト」いう予定の事業名であり、概要を説明したもらいました。

 申請予定の事業は、継続事業、新規事業、今年度不採択であった事業であり、申請に当たっては、松本地域振興局の各部署や関係機関からご指導、ご支援いただき進めてまいります。

 午前10時からやまなみ荘定例会が行われ、10月の利用状況は、行動制限がなくなり、人の動きが活発になっていますが、コロナ禍の昨年度対比では120.2%、コロナ禍前の令和元年度対比81.9%と、まだ厳しい運営状況が続いています。

 10月のフェアの海鮮丼フェア179食、秋鮭の野菜鍋とアジフライセット52食、お祝い御膳62食で、11月のフェアの新そばけんちん鍋セット87食、他の新そばメニュー209食などの報告を受けました。

 12月用の全戸配布は、各種商品券利用促進、年末年始プラン、海鮮丼フェア、刺身皿・オードブル、年末年始営業予定に加え、道の駅いくさかの郷で販売している冷凍食品や店頭販売している商品の紹介もすることにしました。

 そして、さっそく本日チラシが間に合いましたので、全戸配布の前にお知らせします。

 毎週末には、道の駅いくさかの郷にて、灰焼きおやき、焼き餃子、川魚の唐揚げ、サンドイッチなどを販売していますし、これらの冷凍商品は常時販売していますので、引き続きご利用のほどよろしくお願いいたします。

 午後1時30分からは、長野県国民健康保険団体連合会定例理事会があり出席しました。昨年の10月1日から私が理事長を務めておりますので、私から、最近の国保連合会を取り巻く状況ですが、国においては、医療分野のデジタル化を進めるため、全国医療情報プラットフォームの創設、電子カルテ情報の標準化等、診療報酬改定DXの3本を柱に医療DXを進めることとしています。

 また、厚労省の社会保障審議会医療保険部会では、「オンライン資格確認」を普及させるため、令和5年4月から医療機関等でのシステム導入の原則義務化のほか、河野デジタル相より、現行の健康保険証を令和6年秋に廃止し、マイナンバーカードを代わりに使う「マイナ保険証」に一本化するとの方針が示されました。

 本会においても、本会基幹業務であります診療報酬明細書の審査支払業務では、コンピュータチェックルールの全国統一、国保総合システム全体をクラウド化するなど政府の意向に沿った更改内容へ見直しを図っており、適格な対応が求められております。

 その他、新型コロナウイルス感染症の予防接種等費用の支払いやKDBシステムの活用支援、令和5年4月より新たに「新生児聴覚検査料収納支払業務」を受託するなど、多分野にわたる業務への対応も求められており、保険者の共同体としての役割を強く認識し、適切に事業を実施してまいりますので、引き続きご理解ご協力をお願いしますなどと開会の挨拶をさせていただき始まりました。

 続いて私が議長を務め、議決事項として、令和5年度長野県国保連合会 予算編成基本方針(案)、令和4年度一般会計歳入歳出補正予算(第3回)、国保業務勘定歳入歳出補正予算(第2回)、後期業務勘定歳入歳出補正予算(第2回)、人事に関する規則の一部改正、職員の育児休業等に関する規則の一部改正を提案し承認されました。

 協議事項として、令和4年度前半事業の実施状況と後半事業の実施計画を説明していただき、その他として、事務局から国庫補助要請活動・第2次補正予算案について、手数料の引き上げ等について説明があり理事会が終了しました。

▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、上生坂の犀川対岸に行き、雨上がりの上空からの風景を撮影しました。

上生坂上空からの風景

 その他生坂村では、中学校で総合テスト・集金日、児童館で子ども工房、新型コロナウイルスワクチン接種などが行われました。


姫川砂防事務所開設80周年記念シンポジウム&小立野乳房イチョウの風景

2022年11月20日 | 生坂村の風景

 20日(日)は時々雨が降り、昼間でも気温が上がらず、肌寒い体感でした。

 午後1時からは、白馬村にて「姫川砂防事務所開設80周年記念シンポジウム」に長野県治水砂防協会の会長として招待され出席させていただきました。

 姫川砂防事務所が昭和17年に開設されてから今年で80周年を迎え、また、直轄砂防事業着手から60年目にもあたるこの節目の年に、「姫川流域における過去の災害を振り返り、未来に向けて私たちが後世に継承すべきこと」として開催されました。

 長野県治水砂防協会姫川支部 副支部長 丸山白馬村長の開会の辞で始まり、長野県建設部 小松次長の事業者挨拶、国土交通省 水管理・国土保全局 三上砂防部長、宮澤県議会議員、長野県治水砂防協会長の私が来賓祝辞をそれぞれの立場から述べました。

 その後、事業報告として、江守姫川砂防事務所長が「姫川砂防事務所80年のあゆみ」、森田松本砂防事務所長が「姫川水系直轄砂防事業について」説明され、基調講演として、今井一之氏(前 国土交通省 水管理・国土保全局 砂防部長)が「小学生の防災学習を支援しましょう」と題して講演されました。

 パネルディスカッションは、テーマとして『次世代を担う子供たちに必要な防災教育とは』と題して、コーディネーターに今井一之 氏、パネリストとして、松本久志 氏(前小谷村長・元姫川砂防事務所長)、内川史朗 氏(元白馬村消防団長)、中村恭之 氏(小谷小学校長)、細野希美 氏(小谷村役場勤務)、林 孝標 氏(長野県砂防課長)の皆さんが下記の内容に沿って意見交換をされました。

 次世代を担う子ども達が災害時に自らが適切に判断し、行動するために必要な力を育むための防災教育のあり方について、それぞれの経験や立場からのご意見を述べられました。

 今後起こり得る大災害に向き合うために必要な取り組み、さらに次世代を担う子ども達に必要な防災教育とは何かについて、地域の皆さんと共に考えるためのシンポジウムでした。

▽ 毎朝恒例の撮影は、ほとんど落葉しました小立野乳房イチョウの黄色い絨毯の風景を撮影しました。

乳房イチョウの黄色い絨毯の風景

 本日生坂村では、第2回加藤正治展最終日 ワークショップ「俳句を楽しもう」などが行われました。


宇留賀上空からの風景

2022年11月19日 | 生坂村の風景

 19日(土)は日差しが届いて、晩秋のお出かけ日和で昼間は過ごしやすい体感でした。

▽ 毎朝恒例の撮影は、山清路の郷資料館の近くに行き、上空から山清路や宇留賀谷の晩秋の風景を撮影しました。

宇留賀上空からの風景

 宇留賀の金熊川沿いには、江戸時代から用水路があって、米を作り米のご飯を食べられたが、近くの村々では米が作れなかったので、「花の宇留賀は銀の飯」と威張っていたと言われています。

 こちらの用水路も、県営中山間総合整備事業により改修され、ここの水田は用水を心配することなく、江戸時代からの稲作が続けられると思いますが、農業従事者の高齢化と担い手不足があり、その対応も検討していかなければなりません。

 山清路方面は朝日が差してきて少し霞んだ感じですが、手前から新山清路橋、旧山清路橋、山清路大橋と3橋が一枚の写真に入るのは、この地の交通の歴史を感じる風景です。

 北アルプスの名峰槍ヶ岳を水源とする犀川は、松本平、安曇野を過ぎて善光寺平へと至る間、蛇行を繰り返しながら深い峡谷を成し、犀川は生坂村にて支流の金熊川と麻績川を合流していて、このあたり延長1km区間が景勝の地「山清路」となっています。

 私は、撮影とSNSの発信を済ませた後、母を病院に連れて行き、その後いくさかの郷の特産市に顔を出したかったのですが、病院の帰りが遅くなり、その後の予定もあり、今月は失礼してしましました。

 本日生坂村では、保育園で子育て塾(研修会)、竹林整備講習会、道の駅いくさかの郷特産市、少年少女バドミントン教室、新型コロナウイルスワクチン接種などが行われました。


全国山村振興連盟令和4年度通常総会&国保制度改善強化全国大会・要望活動&生坂ダム湖周辺からの風景

2022年11月18日 | 私の活動報告

 18日(金)午前 10時30分からグランドアークにおいて、全国山村振興連盟令和4年度通常総会が開催され出席しました。

 総会は久慈副会長の開会の辞の後、吉野会長は所用により欠席でしたので、金子恭之副会長がご挨拶をされました。

 続いて来賓の勝俣農林水産副大臣、奥野自民党山村振興特別委員長、中谷内閣総理大臣補佐官、荒木全国町村会長が、それぞれのお立場からご挨拶をされました。

 第1号議案要望書と第2号議案決議文について審議が行なわれ、全会一致で採択されました。

 第2号議案については櫛引副会長から提案をいただきました。

1.食料安全保障、地球温暖化など地球規模の課題に対処する上で山村地域への施策を強化すること。

1.新型コロナウイルス感染防止対策及び経済再建策を強化するとともに、地方への人口分散を図り新たな社会の建設に取り組むこと。

1.山村における自動運転、ドローン、ロボット等デジタル化の進展に応じた革新技術の導入・普及を図ること。

1.自然災害の被災地の復旧・復興、防災対策の充実強化を図ること。

1.森林環境譲与税の実施状況を踏まえ、必要がある場合には譲与基準等の検討を行うこと。

1.森林吸収源対策、「みどりの食料システム戦略」を強化・実行すること。

1.「山村活性化支援交付金」、「農山漁村振興交付金」、「中山間地域等直接支払交付金」等山村地域活性化のための対策の充実・強化を図ること。

1.「森林・林業・木材産業グリーン成長総合対策」及び「都市(まち)の木造化推進法」により、林業、木材産業の振興対策の拡充強化、木材利用の促進を総合的に図ること。

1.地方移住の促進策を強化・確立すること。

1.鳥獣被害防止対策の充実・強化を図ること。

1.情報通信基盤、道路の整備を計画的に推進すること。

1.地域公共交通を確保するとともに、生活環境の整備を推進すること。

1.医療・保健・福祉対策の充実・強化を図ること。

1.オンライン等学校施設整備、体験活動推進等教育・文化施策の充実・強化を図ること。

1.地方交付税制度の充実・強化を図り、所要額を確保すること。

が決議されました。

 その後農林水産省冨田地域振興課長から「農山漁村への振興策を通じたこれからのむらづくり」と題して講演をいただき、最後に庵逧副会長の閉会の辞により終了しました。

 午後1時からは、令和4年度 国保制度改善強化全国大会がシェーンバッハ・サボーにおいて開催されました。

 全国知事会代表の開会の辞、大会会長の高知市長 岡崎誠也氏の主催者挨拶で始まりました。

 全国町村会代表 岐阜県輪之内町長 木野 隆之氏が「国民健康保険は制度創設以来、我が国の国民皆保険体制の中核を担い、地域医療の確保や地域住民の健康の維持増進に貢献してきた。しかしながら、中高年齢者が多く加入し医療費が増加する一方、被保険者の所得水準が低く、保険料(税)の負担率が高いという構造的な問題を抱えている。このため、市町村においては被保険者にこれ以上負担を求めることは極めて困難であり、厳しい財政運営を強いられている。

 このような中、平成三十年度より新たな国保制度が施行され、都道府県が財政運営の責任主体となり、公費の拡充による財政基盤の強化が図られたところであり、我々国保関係者は、国保制度を持続可能なものとするため、安定的な運営に最善を尽くしている。

 しかしながら、急速な高齢化等による医療費の更なる増加は必至であるほか、長引く新型コロナウイルス感染症の影響により、収入が減少した被保険者が増加しており、安定的な運営が困難な状況が続くと想定される。

 このため、国は、国保制度改革が実効あるものとなるよう毎年三千四百億円の公費投入を確実に実施することなど財政支援の拡充や、普通調整交付金の所得調整機能の堅持、子どもの医療費助成等の地方単独事業に係る国庫負担減額調整措置の廃止、国保総合システムの次期更改経費に対する必要な財政措置など、国保制度の更なる改善強化に向けて責任を持って最大限の努力をしていくべきである。

 我々国保関係者は、ここに「国保制度改善強化全国大会」を開催し、組織の総意を結集して、本大会において決議を行い、一致団結してその実現に向け断固邁進することを誓うものである」と大会宣言をしました。

▽ 伊佐 進厚生労働副大臣が祝辞を述べられ、中川 貴元総務大臣政務官が寺田総務大臣の祝辞を代読されました。

▽  自民党 社会保障制度調査会長 元厚生労働大臣 田村憲久調査会長と立憲民主党より、牧山ひろえ参議院議員会長代行がそれぞれの立場から祝辞を述べられました。

▽ 栃木県茂木町古口町長たちが議長になり、全国町村会代表 岐阜県輪之内町 木野町長が、

「医療保険制度の一本化を早期に実現すること」「国保の財政基盤強化のための公費投入の確保を確実に実施するとともに、保険者努力支援制度等が有効に活用されるよう、適切な評価と財政支援の充実を図ること」「普通調整交付金が担う自治体間における所得調整機能は、今後も堅持し、見直しを行わないこと」「新型コロナウイルス感染症の影響が続く中で、国保制度の運営の安定を図るとともに、医療・保健・介護の人材及び公立病院等の医療提供体制を確保するため、地方自治体及び国保連合会に対して十分な支援措置を講じること」「子どもの医療費助成等の地方単独事業に係る国庫負担減額調整措置の全廃及び子どもに係る均等割保険料(税)の軽減制度の拡充を行うこと」「国保総合システムの次期更改や運用に当たっては、市町村等保険者に追加的な財政負担が生じないよう、国の責任において必要な財政措置を講じること」などの決議文を朗読され、全国の国民健康保険関係者が一堂に会し、国民健康保険が直面する諸問題の改善を期して、満場一致で決議して閉会しました。

 大会終了後は、長野県選出の衆参国会議員11名に対し要望活動を行いました。

「国保の財政基盤強化のための公費投入の確保を確実に実施するとともに、保険者努力支援制度等が有効に活用されるよう、適切な評価と財政支援の充実を図ること」

「新型コロナウイルス感染症の影響が続く中で、国保制度の運営の安定を図るとともに、医療・保健・介護の人材及び公立病院等の医療提供体制を確保するため、地方自治体及び国保連合会に対して十分な支援措置を講じること」

「国保総合システムは、医療分野におけるDX推進の柱であり、次期更改や運用に当たっては、市町村等保険者に追加的な財政負担が生じないよう、国の責任において必要な財政措置を確実に講じること」の3点を中心に要望させていただきました。

 午前は全国山村振興連盟度通常総会、午後は国保制度改善強化全国大会に出席し、要望活動もさせていただき、関係の皆さんにお世話になりましたことに感謝を申し上げますとともに、要望実現のためにご支援、ご指導の程よろしくお願いいたします。

▽ 毎朝恒例の写真は、先週末に撮影した紅葉が綺麗な生坂ダム湖周辺からの風景です。

日岐周辺からの風景

 本日生坂村では、保育園でイングリッシュランド、小学校でALT・4,5年プラモデル授業・6年休業日、中学校で歯科検診・瀧澤先生来校、児童館でマラソンクラブ、セブンイレブン明科七貴店移動販売、6班の皆さんの元気塾などが行われました。


全国町村長大会&災害復旧事業促進全国大会・要望活動&山清路の風景

2022年11月17日 | 生坂村の報告

 17日(木)正午から、ホテルニューオータニで開催され、開会のことばの後、全員で国歌斉唱を心の中で歌いました。。

 開会に当たり荒木泰臣全国町村会長が、新型コロナウイルス感染症については、これまで感染の波を繰り返し、我が国の国民生活と経済活動に甚大な影響を及ぼしてきました。これに加え、現在の深刻な国際情勢や急速な円安の進行に伴う経済の低迷、物価高騰などにより社会全体に閉塞感が漂っています。こうした難局を乗り越え、国民の安全安心な暮らしを取り戻すためには、感染症対策の充実強化と先般策定された新たな総合経済対策による地域経済再生に向けた力強い支援が必要であります。

 そして、東京一極集中を是正し、分散型の国づくりを強力に推進することで感染症や大規模災害にも柔軟に対応できる持続可能な地域社会を追究していかなければなりません。本日はこれらの諸課題について、国に対して格段の対応を求める特別決議をお諮りしますなどと力強く挨拶をされました。

 岸田 文雄内閣総理大臣代理の栗生 俊一内閣官房副長官からは、先日28日、財政指数39兆円、事業規模約72兆円の総合経済対策を閣議決定いたしました。エネルギー価格対策、中小企業等の賃上げ環境の整備など、国民の暮らしや事業を守る対策のほか、町村の言質へもつながるような、宇宙科学、エンターテーメント等の消費喚起、農林水産物の輸出拡大など地域の活性化の力を評価する対策を取り込んでいます。併せて町村の皆様による地域の実情に応じた物価高騰対策や、地域活性化策を全力で支援しますなどのメッセージを代読されました。

 細田 博之衆議院議長からは、近年の激甚化・頻発化する自然災害に対し、迅速できめ細やかな対応が進められているほか、住民の暮らしの安定・向上に向け、各地域の特性や住民ニーズに応じた取組を進められていることに対しまして、改めて敬意を表します。今日我が国では人口減少や少子高齢化が進んでおり、その影響は町村においては特に大きく対応が急務となっております。一方で町村は、食料の安定供給や国土の保全など国民生活の根底を支えており、その担うべき役割は一層重要なものになっておりますなどと挨拶をされました。

 長浜 博行参議院副議長が、全国には世界が注目するリサイクルの町や情報公開制度を全国に先駆けて定めた町、廃校となった小学校を道の駅として蘇らせる思い出の継承と地域経済の活性化につなげている町など、魅力ある地域づくりに積極的に取り組んでいる町村が数多くございます。926の町村、それぞれが持つ魅力や個性を活かして地域を活性化させることが日本全体の活性化につながりますなどと挨拶をされました。

 寺田 稔総務大臣から、今月8日に閣議決定しました補正予算では、マイナンバーカードの普及促進、消防防災力の強化など必要な施策を盛り込ませていただきました。来年度の地方財政につきましては、骨太の方針などを踏まえ、一般財源総額の必要な確保を図るべく、これから地財折衝に望んでまいります。また、地方税制についても安定的な財源確保を第一にこれから税制改正の議論がスタートしますが、皆様と力を合わせて取り組んでまいりますなどの挨拶をされました。

 岡田 直樹デジタル田園都市国家構想担当大臣・地方創生担当大臣代理の和田 義明.内閣府副大臣から、地方創生の取組は2014年にスタートして以来、多岐にわたる施策を推進し、創意工夫を活かした取組を全国各地で進めてまいりました。一方で地方は人口減少や少子高齢化など様々な社会課題に直面しております。このような中、今般のコロナ禍をきっかけにデジタル技術の活用が多方面で急速に進んでおります。遠隔医療や遠隔教育など地方にこそデジタル活用のニーズがあると考えておりますなどと代読されました。

 茂木 敏充自由民主党幹事長からは、少子高齢化や人口減少など地方が直面する厳しい課題の解決を公約に掲げた我が党に対して、力強いご支援をいただいたと考えており、日本列島の隅々まで活力あふれる国づくり、それを目指して自民党は引き続き地方創生に全力で取り組んでまいります。令和4年度の補正、29兆1千億、大規模な補正であり、その中には地方交付税5,000億円増額をした上で、7,500億円の地方創生臨時交付金、これはそれぞれの自治体の皆さんが、地域の事情に応じて、国土強靱化に使っていただいても、物価対策に使っていただいても、更には農山漁村の振興に使っていただいても、地方から脱炭素対策を進めていただくなど、地域の事情に応じて創意工夫をしてお使いいただくといった予算を確保したところでございますなどと挨拶をされました。

 南雲 正全国町村議会議長会長から、私たち町村は安全で美味しい食料、綺麗な水、澄んだ空気を都会へ供給し、国民生活を支えてまいりましたけれども、時代とともに効率性や便利さが求められるようになり、過疎化、高齢化が都市部より進んでいるのが現状であります。多様な可能性を持つ農山漁村は、我が国にとってかけがえのない地域であります。先人から受け継いだ土地を守り、そこに人々が暮らし続けることによって、美しい自然や景観、文化や風土が維持されてきたのであります。故郷の誇りを未来へつなげるためにこれまで取り組んできた地方創生の成果を活かし、各地域が再び人々の活気で賑わうよう、町村長の皆様と共に全力で取り組んでまいりますなどと挨拶をされました。

 月尾 嘉男 東京大学名誉教授から、町村への応援メッセージをいただいた後、災害復旧事業促進全国大会に出席のため中座させていただきましたが、下記の17項目と特別決議を満場の拍手により決議されたとのことでした。

一.新型コロナウイルス感染症対策の充実強化を図ること。

一.原油価格・物価高騰対策等を強力に推進し、地域経済の 再生を図ること。

一.食料安全保障の確立と持続可能な農業・農村政策を推進すること。

一.東日本大震災、豪雨災害等からの復旧・復興の加速と、全国的な防災・減災対策、国土強靱化を推進すること。

一.東京一極集中を是正し、分散型の国づくりを強力に推進すること。

一.デジタル田園都市国家構想交付金等を拡充し、デジタル を活用した地域活性化と地方創生の更なる推進を図ること。

一.町村にとって命綱である地方交付税等の一般財源総額を確保すること。

一.情報通信基盤とそのネットワークの一層の整備をはじめとするデジタル化施策を積極的に推進すること。

一.地方分権改革を推進すること。

一.地域からの脱炭素化推進を図ること。

一.田園回帰の時代を拓き、都市と農山漁村の共生社会を実現すること。

一.農林漁業の振興による農山漁村の再生・活性化を図ること。

一.TPP11や日EU・EPA、日米貿易協定等による影 響を見据え、国内農林水産業対策に万全を期すこと。

一.国産木材の一層の需要拡大・利用促進による林業の振興を図ること。

一.ゴルフ場利用税を断固として堅持すること。

一.参議院の合区を早急に解消すること。

一.領土・外交問題・国民の安全保障に毅然とした姿勢で臨むこと。

 また、「全国的な防災・減災対策、 国土強靱化の推進に関する緊急決議」

「新型コロナウイルス感染症対策の充実強化と 地域経済の再生に関する特別決議」

「食料安全保障の確立と持続可能な 農業・農村政策の推進に関する特別決議」

も採択され、実行運動方法を決めて閉会したとのことでした。

 午後1時30分から砂防会館別館1階「シェーンバッハ・サボー」において、令和4年度災害復旧促進全国大会が開催されました。

▽ 脇雅史会長さんより、我が国は地形気象等の条件から毎年全国各地で多くの災害が発生しており、本年も甚大な浸水被害や土砂災害が発生し、多くの方々が犠牲となられ、甚大な被害が発生したなど、今年の多くの災害状況を話されました。

 また、当協会としては、大規模な災害が発生した場合に、災害復旧や改良復旧計画立案のため、被災した都道府県・市町村から国土交通省防災課に要請がなされ、必要と判断した場合に無償で災害復旧技術専門家を派遣する制度を運営しており、今後も地方公共団体のご要望に応じて積極的に派遣してまいる所存であります。国におかれましては、大規模な災害が発生した場合に、TEC-FORCEの派遣やデジタル技術の活用、災害査定の簡素化・効率化等を図っていただく様、被災地の支援を行っていただいており、今後もより一層迅速な災害復旧、改良復旧が行えるようお願いされるなどの挨拶をされました。

 

▽ 国土交通大臣 斉藤鉄夫氏より、近年災害は、激甚化・頻発化しており、今年も7月・8月の大雨や台風14号・15号で河川の氾濫や土砂災害などにより甚大な被害が発生し、地域住民の生活や経済活動に大きな影響を及ぼしました。国土交通省では発災直後からリエゾン、TEC-FORCEや災害査定官等を現地に派遣し、被災自治体に対する支援を行ってまいりました。引き続き復旧・復興に全力で取り組むとともに、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策に基づいて、自然災害に屈しない国土づくりを着実に進め、流域治水に基づいた事前防災を強力に推進してまいります。

 今後も自治体の皆様と密に連携しながら、災害対策に国土交通省の総力を挙げて取り組んでまいります。特にデジタル技術の活用や災害復旧手続きの改善等により、更なる被災自治体の負担軽減、被災地域の早期復旧の実現に向けた取組を進めてまいる所存でありますなどと挨拶をされました。

▽ 江藤 拓 衆議院災害対策特別委員長、三浦 信祐 参議院災害対策特別委員長からもそれぞれの立場からご祝辞を頂戴しました。

▽ 令和4年度災害復旧及び災害防止事業功労者表彰として、個人48名と9団体が表彰され、代表として元新潟県土木部技監兼政策監 棚橋 元様が受賞され謝辞を述べられました。

▽ 国土交通省災害対策概況説明として、中込 淳 防災課長さんより、災害復旧に関する最近の話題ついて説明していただきました。

▽ 地方代表意見要望発表として、新潟県 関川村長 加藤 弘氏から「8月豪雨の被災状況と復旧に向けた課題」と題して意見発表をしていただきました。

 私は要望活動のため申し訳なかったですが、途中で中座しました。きっと最後に「近年の災害の頻発化・激甚化により、全国各地で公共土木施設が被災し、数多くの地方公共団体が災害復旧事業を懸命に進めている状況に鑑み、過年度はもとより、今年度に被災した公共土木施設の速やかな復旧を図るため、災害復旧事業の国庫負担について、必要かつ十分な財源を確保すること」など、8項目を強く要望する決議案が全会一致で採択されたと思います。

 我が班は、国土交通省への要望でして、国土交通省 技監 吉岡 幹夫氏、水管理・国土保全局長 岡村 次郎氏、官房審議官 草野 愼一氏に面談要望をさせていただき「防災・減災、国土強靱化対策のための5か年加速化対策に必要な予算・財源を確保し、計画的に事業を推進するとともに、5か年加速化対策後も計画的かつ安定的に予算・財源を通常予算とは別枠で確保し、中長期的見通しのもと防災・減災対策に継続的に取り組むこと」など6項目を要望させていただきました。

 長野県河川協会は4班に分かれて要望活動をし、長野県関係の衆議院議員、参議院議員の皆さんと、国交省の担当者に要望書をお渡し、上記の内容等についてご支援・ご指導を要望させていただきました。皆さん、お疲れ様でした。

▽ 毎朝恒例の写真は、先々週末に撮影した紅葉が綺麗な、信濃十名勝「山清路」の風景です。

信濃十名勝「山清路」の風景

 本日生坂村では、保育園で体験保育、小学校6年生が修学旅行②、中学校で能楽教室、健康推進員学習会、ヘルスアップ教室、生坂おとこ塾などが行われました。


国会議事堂見学同行&令和4年度治水事業促進全国大会&万平集落上空からの風景

2022年11月16日 | 私の活動報告

 16日(水)午前10時過ぎには、高校時代の同級生の務台俊介衆議院議員からお誘いがありまして、生坂小学校6年生と池田町の会染小学校6年生が、国会議事堂の見学対応をされるというので、私と甕池田町長がご一緒させていただきました。

 務台代議士が政治や世界情勢、国会議事堂などの説明をされ、私たちも一言挨拶をさせてもらいました。

 その後、生坂小学校、池田小学校の順番で、国会議事堂の中を務台代議士に説明していただきながら見学し、私たちも同行させていただきました。

 最後は国会議事堂をバックに記念撮影をして、次の昼食会場に向かいました。天候に恵まれ有意義な修学旅行になったようで良かったです。

 午後1時からは、特別講演として「近年の水災害とこれからの治水対策」と題して、中央大学名誉教授、中央大学研究開発機構教授 山田正氏から講演をいただきました。

 午後2時から令和4年度治水事業促進全国大会が、シェーンバッハ・サボーで開催されました。

▽ 主催者挨拶として全水連 脇雅史会長より、今年も7月から9月にかけて北陸地方や東北地方をはじめ全国各地において記録的な大雨となり、甚大な浸水被害や土砂災害が発生し、多くの方々が犠牲となられ、豪雨災害から国民の命と暮らしを守るためには、抜本的な治水対策が急務であり、国土交通省におかれましては、「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」により着実に推進されております。「流域治水関連法」に基づく制度を活用して、堤防整備、ダム建設再生などの対策をより一層加速するとともに、出水期から氾濫域に渡る国・県・市町村及び流域に関わる全員で流域治水を強力に推進し、防災・減災が主流となる社会づくりに全力で取り組んでいただいております。

 また、流域治水を先導的に進めていただいている地方整備局並びに北海道開発局の人員態勢を確保することが肝要であり、TEC-FORCEの体制、機能の充実強化を図る必要もあります。全水連としましてはこの様な状況を認識し、中長期的な視点に立って国土強靱化の取組を計画的に実施していくことができるよう、必要な予算の確保を図ることを目的にして、本日の決議を持って皆様の総意を国会並びに政府に要請することとし、ご参集の皆様のご協力をいただき、治水事業促進運動を強力に展開していく所存でありますので、引き続きのご理解、ご協力をお願いしますなどと挨拶されました。

▽ 国土交通大臣 斉藤鉄夫氏より、近年災害は激甚化・頻発化しており、今年も7月、8月の大雨や台風14号、15号で河川の氾濫や土砂災害などにより甚大な被害が発生し、地域住民の生活や経済活動に大きな影響を及ぼしました。

 今後とも被害を受けた地域の復旧・復興に向けて、現場の最前線でご尽力されている関係者の皆様と連携し、被災者の皆様のお気持ちに寄り添いながら総力を挙げて取り組んでまいります。

 私自身、毎年のように各地で甚大な被害が発生する中で、改めて国民の皆様の命と暮らしを守るためには抜本的な災害対策を講じるとともに、被害の発生・拡大を未然に防止する事前防災を推進することが重要であると痛感しているところです。

 実際これまで河道掘削などの対策を実施した個所では、今年の大雨や台風においても大規模な浸水被害を未然に防ぐことができました。国土交通省としては「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」に基づいて、自然災害に屈しない国土造りを着実に進めるとともに流域治水関連法の制度を活用し、流域治水に基づいた事前防災を強力に推進してまいります。ご列席の皆様におかれましては、治水関係事業の推進を通じ安全で活力ある地域づくりに、より一層のご支援とご協力をお願いしますなどと祝辞を述べられました。

▽ 自由民主党治水議員連盟会長 山本有二衆議院議員より、本年も8月3日からの記録的な大雨により、51水系132河川で氾濫が発生し、9月には台風14号及び台風15号が立て続けに襲来するなど全国各地で甚大な被害が発生しました。

近年、気候変動の影響により、水害が激甚化・頻発化しております。仮に世界の平均気温が2℃上昇した場合、豪雨災害となる降雨量が全国で1.1倍に増大いたします。更には、洪水発生頻度は2倍にもなる訳でございます。4℃上昇しますと降雨量は更に1.3倍に上昇し、かつ洪水発生頻度が4倍になる訳でございます。

こうした豪雨にきちんと対応し、住民の生命と財産を守っていくことは政治に課せられた責務であることは言うまでもありません。これまで長年にわたり推進されてきた治水事業が果たしている役割、効果を見れば事前投資の有効性は明らかであり、今後も中長期的視線に立ち計画的に事前防災としての治水事業を強力に推進してまいらなければなりませんなどの挨拶をされました。

▽ 国土交通省 水管理・国土保全局 林正道治水課長より、「最近の治水行政について」と題して、治水事業の概要説明をしていただきました。

▽ 新潟県村上市長 高橋邦芳氏が「村上市における令和4年8月豪雨災害」と題して、意見発表をされました。

 大会の最後は、全水連副会長 原口新五久留米市長より大会の決議(案)が朗読され、「気候変動等を踏まえた治水事業の加速と財源の確保」「流域治水対策の推進」「地震・津波対策/戦略的維持管理」「生産性向上/水辺環境の整備」「組織・人員の強化」など、11項目を満場の拍手で決議し閉会しました。

 長野県河川協会の治水事業促進の要望活動は、翌日の災害復旧事業促進全国大会の要望と合わせて行いますので、これで解散となりました。

 本日も全国で480名の市町村長が出席された中で、長野県は全国で一番多い40名もの市町村長が出席され、長野県内の治水事業促進に対する熱意が伝わったと考えます。

万平集落上空からの風景

▽ 毎朝恒例の写真は、先週末にまとめて撮影した万平集落上空から朝霧が残っていた風景写真です。

 本日生坂村では、保育園で誕生会、小学校6年が修学旅行①、小中学校でアウトメディアチャレンジデー、児童館でしょうぎ教室、インボイス制度説明会、新型コロナウイルスワクチン接種、脱炭素関係視察研修などが行われました。


全国治水砂防促進大会・要望活動&山清路大橋周辺からの風景

2022年11月15日 | 私の活動報告

 15日(火)は日差しが届きましたが雲優勢の空で、日差しが少なく防寒必須の寒さでした。

▽ 午前11時から行われました「令和4年度 全国治水砂防促進大会」の模様です。

▽ 大会の開会に当たり森山裕会長から、本年も集中豪雨や台風により、既に750件を超える土砂災害が発生し、各地で激甚な被害が発生しております。被災された皆様に心からお悔やみとお見舞いを申し上げますとともに、地域の一日も早い復旧・復興を願うものであります。

 私は先日、我が国の砂防の聖地と言われる富山県の立山砂防を視察してまいりました。立山の砂防事業は安政5年飛越地震による鳶山の大崩壊で、日本有数の暴れ川となった常願寺川の上流を100年を超えて整備をされてきた訳でありますが、赤木正雄先生をはじめとする多くの先輩方の懸命な努力によって整備された砂防施設が今なおしっかりと富山平野を守っています。その姿を見て改めた砂防は防災の礎であり、土砂災害を未然に防ぐためには事前防災対策をしっかりと推進していくことが極めて重要であるとの思い一層強くいたしました。

 土砂災害による災害を防止し、住民が安心して安全に暮らすことができる強靱な国土を実現するため、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策を強力に推進していくための予算をしっかりと確保し、またその後の国土強靱化の取組を安定的に進めていくための新たな計画の作成に向け、引き続き会員の皆様とともに進めてまいる所存でございますなどと挨拶をされました。

▽ 来賓を代表され、国土交通大臣 斉藤鉄夫氏からは、今年も全国各地で災害が発生し、多くの方々が被害に遭われました。近年災害は激甚化、頻発化しており、今年も10月末時点で、758件の土砂災害が発生するなど、地域住民の生活や経済活動に大きな影響を及ぼしました。今後とも被害を受けた地域の復旧・復興に向けて、現場の最前線でご尽力されている関係者の皆様と連携し、被災者の皆様の気持ちに寄り添いながら総力を挙げて取り組んでまいります。

 一方、各地での土砂災害に対して、予防的に実施した対策によって、人命や人家を保全した事例も多数報告されており、改めて事前防災の大切さが明確になったと考えております。 命はもちろん住民の暮らしを守る土砂災害対策を推進することが極めて重要です。国土交通省としては、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策に基づいて、自然災害に屈しない国土づくりを着実に進めるとともに、流域治水に基づいた事前防災を協力に推進してまいります。砂防事業関係の推進を通じ安全で活力ある地域づくりに、より一層のご支援とご協力をお願いしますなどと祝辞を述べられました。

▽ 国土交通省三上幸三砂防部長には、『「いのち」と「くらし」を守る砂防』と題して、土砂災害発生件数の推移(昭和57年から令和3年)、令和4年 全国の土砂災害発生状況(10月31日時点)、令和4年8月3日からの大雨による土砂災害の特徴、令和4年8月からの大雨における砂防関係施設の効果事例などを説明されました。

 また、令和4年8月からの大雨における新潟県村上市のその後の対応、過去の水害教訓、避難の呼び掛けにより被害を逃れた事例(新潟県村上市小岩内地区)、土砂災害対策により地域社会の「いのち」と「くらし」を守る、令和4年災害におけるTEC-FORCE砂防班の活動、石川県能登地方を震源とする地震への対応、火山地域における土砂災害対策、全国各地での土砂災害防止の取り組みなどを詳しく説明され、今後も砂防事業推進のために市町村長をはじめ砂防関係の皆さんのお力添えをお願いするなどの講演をされました。

▽ 意見発表では「災害に屈しないまち『くれ』の実現に向けて」と題して、広島県呉市長 新原芳明氏が発表されました。

 呉市の紹介(土砂災害の歴史)、平成30年7月豪雨災害(概要、被災概要)、呉市復興計画(平成31年3月策定)、国による再度災害防止対策(天応地区)、県による再度災害防止対策、呉市における防災力強化の取組、ハード・ソフト一体となった総合的な土砂災害対策などについて意見発表をされました。

▽ 当協会副会長の新潟県出雲崎町長 小林則幸氏が「提言(案)」を朗読され、「土砂災害防止施設の強力な整備推進」「流域治水型砂防事業の展開」「地域を支える砂防事業の推進」「既存施設の老朽化対策と機能の強化」「警戒避難体制の強化」「組織・人員の強化」の6項目の「提言」を満場の拍手により大会決議とし、全国治水砂防促進大会は終了しました。

▽ 要望活動は、長野県治水砂防協会会長として、また全国治水砂防協会の監事として、岩井均安中市長と私の二人で、初めて内閣人事局 若林伸佳参事官に要望書をお渡しし、TEC-FORCE等による災害発生時の市町村への支援体制を強化するなど、砂防事業の施行に必要となる人員・体制の確保を図ることなどを面談要望させていただきました。

▽ その後長野県治水砂防協会の要望班と合流し、水管理・国土保全局の課長各位に要望書を手渡しし、アポなしでしたが、国土交通大臣政務官 古川康氏に面談要望をさせていただきました。古川政務官は、長野県で地方課長をされていたので、県内のことは詳しく、砂防事業促進などの要望ができました。

 次に国土交通審議官 和田信貴氏に予定通りお会いし、要望しました5項目に対して詳しくご回答をいただきました。和田審議官のお父さんは千曲市出身で、お母さんは安曇野市出身ですので、県内の地理にも詳しく要望しやすく好感が持てました。

 最後は水管理・国土保全局砂防部長 三上幸三氏に要望書をお渡し、県内の災害対応の支援に対し御礼を申し上げ、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策の計画的な実施、土砂災害防止施設の強力な整備の推進、地方整備局等の体制強化などの要望をさせていただきました。

 未だ新型コロナウイルスの感染が心配される中、全国で一番多い長野県治水砂防協会の皆さんと関係各位のご参加をいただき誠にありがとうございました。引き続き長野県治水砂防協会に対してご支援・ご協力をお願いいたします。

▽ 毎朝恒例の写真は、東京出張が早朝のため、週末に撮影した山清路大橋周辺からの風景写真です。

山清路大橋周辺からの風景

 本日生坂村では、小学校でALT、中学校で授業参観日・学校保健委員会、新型コロナウイル感染症対策本部会議、食生活改善推進協議会会員講習会、新型コロナウイルスワクチン接種、5班の皆さんの元気塾などが行われました。


補正予算査定&下生坂周辺からの風景

2022年11月14日 | 生坂村の報告

 14日(月)は雲が多めの空でも段々と天気は回復して青空が広がりましたが、北風も冷たく寒く感じられました。

▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、下生坂の犀川対岸に行き、犀川や上空からの風景を撮影しました。

下生坂周辺からの風景

 午前8時40分から12月議会定例会に提出する補正予算査定を行いました。

 総務管理費で26,987千円、児童福祉費で4,456千円、農業費7,287千円、道路橋梁費8,000千円で、他の事業を合わせ一般会計51,101千円、特別会計で福祉センター特別会計、簡易水道特別会計、農業集落排水特別会計、介護保険特別会計で17,607千円の予算要求があり、総務課、住民課、振興課、健康福祉課、教育委員会の担当者から詳細な説明を受けて各事業に対して予算査定を行い、計上額の調整をしまして提出することとなりました。

 主な補正の内容は、ふるさと納税に係る経費、各施設の電気料金の値上げ分、農業水路等長寿命化・防災減災事業の増工関係工事費、除雪に係る経費等でした。

 午後2時からの松本広域連合議会定例会は、松本広域連合職員定数条例の一部を改正する条例、松本広域連合職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例、令和4年度松本広域連合一般会計補正予算(第1号)、令和4年度松本広域連合松本地域ふるさと基金事業特別会計補正予算(第1号)、令和3年度松本広域連合歳入歳出決算の認定についてなどが原案通り採択されました。

 委員会審議の間に行われた、松塩安筑老人福祉施設組合の全員協議会では、養護老人ホーム温心寮の現況報告、監査委員の選任、令和3年度一般会計決算、令和5年度の負担金について説明を受け協議をし、その後の議会定例会では、監査委員の選任、令和3年度一般会計決算が原案通り採択されました。

 その他生坂村では、保育園で入所説明会、小学校でなかよし旬間(~12/2)、中学校で防災週間(~18日)・能楽教室、やまなみ荘で村内無料入浴日、新型コロナウイルスワクチン接種などが行われました。


小立野乳房イチョウの風景

2022年11月13日 | 生坂村の風景

 13日(日)は天気が下り坂で段々と雲が厚くなって雨が降り出し昼間は過ごしやすい体感でした。

▽ 毎朝恒例の写真は、今年も綺麗に色付きました今が見頃の小立野乳房イチョウの風景を撮影した写真です。

小立野乳房イチョウの風景

 小立野乳房イチョウは、長野県の天然記念物に指定されていて、樹齢800年以上のイチョウの大木です。

 イチョウの小枝を煎じて飲めば母乳の出がよくなるということで、妊婦さんや出産後の女性が祈願に来たとのことです。

 私は、昨日から妻と一緒に県青連OB会で楽しい一時を過ごした後、今年は現地解散でしたので、妻と一緒に天竜峡大橋に寄りました。

 天龍峡大橋の車道の下に設けられた歩道「そらさんぽ天龍峡」は眺下に天竜川や川下り、線路を通る鉄道が見え、少し遅めの紅葉の景色も楽しめました。

 次にもみじ湖に寄り、周辺に約1万本のもみじが湖畔に植栽されていて、晩秋でしたので燃えるような紅葉が映えていました。

 旅行予約サイトじゃらんnetの特集 紅葉スポットランキングで、2022年に3年連続で全国1位となった「もみじ湖」と「もみじのトンネル」で、インスタ映えすると話題となっていますが、かなり落葉していて少し残念でした。

 観光案内をされていたボランティアの方とお話をしましたが、ここ数年訪れる方が増え、初めて今年からマイカー規制の期間を設けましたが、概ね好評であったことや再度来たいと思っていただく様に対応しているとのことで、私たちも素晴らしい紅葉に堪能し、また来たいねと話ながら久しぶりにゆっくりできしました。

 本日生坂村では、中学校バドミントン中南信新人大会、マイナンバーカード休日申請窓口開設、空き家DIYリノベーション塾などが行われました。