伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

アンジェラ・ヒューイット/ダニエル・ミュラー=ショットの演奏でベートーヴェン: チェロ・ソナタを聴く。

2024年06月11日 | クラシック音楽・オーディオ

例年の如く菖蒲の花が咲き出す、以前水郷潮来あやめ園見学に行った時購入した菖蒲が先始める、記憶では5種類ほどの鉢を購入し今後徐々に咲き出すのであろう。この時期は次々に咲く花があり楽しみな時期でもある。

この様なチェロ・ソナタを聴くには筆者のTANNOYⅢLZ in GOODMAN AXIOM80Cabinetのエンクロージャーは水を得た魚の如く実に素晴らしい音が鳴るのだ、以前も色々なベートーヴェン: チェロ・ソナタも取り上げたが筆者の優れた一枚に残す出来栄えある様に思う。
今回ファツィオーリピアノ演奏でのベートーヴェンは初めてではあったが切の良い音は切れ味鋭い音とよく合っている様に感じた。



最近聴くピアニストのイタリアの銘器"ファツィオーリ"による新作を目にする、若干派手な音質とも思えるが私好みの音が奏でるバッハの演奏が実に心地よい。ファツィオーリの音質は僅かに高音が煌めく様に聴こえる音はクリスタルの様でもあり何方かと言えばベートーヴェン以前の演奏に向く様におまうが・・・

以前この二人の共演は今回で2度目である、2006年録音の当時若手注目NO.1 チェリスト、ダニエル・ミュラー=ショットとバッハ弾きとしてますます評価が高まっているアンジェラ・ヒューヒットによるバッハ・アルバム。バッハをあれほど弾き込んでいるヒューイットですら、このガンバ・ソナタを録音し新たなバッハを発見したというほど、この3つのソナタはバッハの他の作品と異なる風合いが展開され仕上がりも良くお気に入りのアルバムであった。ダニエル・ミュラー=ショットが愛用している名器1727年製マッテオ・ゴッフリラーとヒューイットが好んで使用しているファツィオーリはともにヴェネツィア出身で気の合うコンビなのであろう。



ダニエル・ミュラー=ショット(Daniel Muller-Schott)ドイツの男性チェリスト。1976年11月22日生まれ。
オーストリアのチェリストのハインリヒ・シフ、イギリスのチェリストスティーヴン・イッサーリスに師事。優れた確かなテクニックと豊かな知性と感性を持った、世界で最も人気のチェリストの一人である。1992年、若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール(モスクワ)優勝。
これまで、ダウスゴー、エッシェンバッハ、フィッシャー、ギルバート、ヒメノ、ハイティンク、ネーメ・ヤルヴィ、キタエンコ、ネルソンス、ノセダ、オロスコ=エストラーダ、ペトレンコ、プレヴィンらの指揮で、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ゲヴァントハウス管弦楽団、バイエルン国立管弦楽団、ベルリン放送交響楽団、ロンドン交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、ボストン交響楽団、クリーヴランド管弦楽団、NHK交響楽団、シドニー交響楽団等、数多くのオーケストラと共演している。

最近のことであるが「2020年にJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲を全曲録音することを考えています。自分が21世紀に歩んだ20年間の集大成的なマイルストーンにできたらと思って」と語っていたが、未だ発売はされたないが今後楽しみでもある。是非聴きたいバッハのソロは期待します・・・



ヒューイットとドイツの天才ミュラー=ショット!ベートーヴェンのチェロ・ソナタがハイペリオンから登場!
2007 年8 月より6 大陸25 ヶ国という壮大なスケールで開催されている「アンジェラ・ヒューイット・バッハ・ワールド・ツアー」が遂に完結を迎える鍵盤の女神アンジェラ・ヒューイット。当代最高のバッハ弾きとしての評価を確立し、次のステージであるベートーヴェンのピアノ・ソナタ集の録音に取り組んでいるヒューイットが“バッハ・ワールド・ツアー”と並行して完成させた最新録音は、ドイツの若き天才チェリスト、ダニエル=ミュラー・ショットとのタッグによるベートーヴェンのチェロ・ソナタ集の第1 巻!



“チェロ・ソナタ”と言うとチェロがソロ、ピアノが伴奏と考えられてしまうが、ここではベートーヴェンの優れた書法や作品の完成度はもちろんのこと、ヒューイットとミュラー=ショットの高い技術と深い音楽性がチェロとピアノをソロと伴奏としてではなく、あくまでも対等なデュオとして音楽を奏でていくことを実現させている。



ヒューイットとミュラー=ショットは、これまでにもレコーディングやバッハ・ワールド・ツアーのコンサートなどで共演を重ねてきており両者のコンビネーションは万全!またミュラー=ショット愛器1727 年製マッテオ・ゴッフリラーとヒューイットが愛用する銘器ファツィオーリが奏でるサウンドのブレンドもこのデュオだからこそ聴ける大きな魅力と言えるだろう。鍵盤の女神とドイツの天才が紡ぐベートーヴェンのチェロ・ソナタ。素晴らしき感動と美しき響きが聴き手の魂を揺さぶる――。2008 年1 月2 日- 5 日、イエス・キリスト教会(ベルリン)での録音。

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770-1827): チェロ・ソナタ第 1 巻
【曲目】
 チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調 Op.5-1
https://www.youtube.com/watch?v=GnlGD7-O63k
 チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 Op.5-2
 チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 Op.69
https://www.youtube.com/watch?v=Xd8H9chb1WY
【演奏】
 ダニエル・ミュラー=ショット(チェロ)
 アンジェラ・ヒューイット(ピアノ)
【録音】
 2008年1月2-5日 イエス・キリスト教会(ベルリン)



『ベートーヴェン:チェロ・ソナタ集 Vol.2』
【曲目】
 ヘンデルのオラトリオ《ユダス・マカウベス》の「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲 ト長調 WoO.45
 チェロ・ソナタ 第4番 ハ長調 Op.102-1
 モーツァルトの歌劇《魔笛》の「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲 ヘ長調 Op.66
 モーツァルトの歌劇《魔笛》の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO.46
 チェロ・ソナタ 第5番 ニ長調 Op.102-2
【演奏】
 ダニエル・ミュラー=ショット(チェロゴフリラー)
 アンジェラ・ヒューイット(ピアノ/ファツィオーリ)
【録音】
 2009年3月20-23日 イエス・キリスト教会(ベルリン)



今回はベートーヴェンのチェロ・ソナタの発表された、2009年3月、ベルリン、イエス・キリスト教会にて録音。ダニエル・ミュラー・ショットとアンジェラ・ヒューイットによるベートーヴェン、チェロ・ソナタの第1集。ダニエル・ミュラー・ショットは、1976年ミュンヘン生まれ。チェロをハインリッヒ・シフ、スティーヴン・イッサーリスに師事。新進気鋭の若手チェリストだ。それをアンジェラ・ヒューイットがファツィオリで組む。この第1集では特に『op.69 』が素晴らしい。最終楽章は大変な名演だと思う。勿論演奏は輝くような柔らかな美しさに触れると余計にそう思ってしまう。この曲の愛好家には聴き逃して欲しくない演奏であると思った。ブラボー!

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2 コメント

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コメント頂きありがとうございます。 (金ちゃん)
2024-06-18 09:05:54
ファツィオリ・ピアノ運送中の事故は大変でした様で
何かと話題になった様です。
私もこのファツィオリ・ピアノの音は好みで、すごく透明度が高い様に思います。
兎に角、J.S.バッハの演奏には最適の機材にも思っています。

以前ダニエル・ミュラー=ショットとの共演でJ.S.バッハ:ガンバ・ソナタを聴きましが
良い演奏と記憶しています。
演奏は2008年のものなんですがベートーヴェン:チェロ・ソナタと聞き仕入れました。
この曲は多くのチェロ演奏家が演奏している様ですが
ダニエル(チェロゴフリラー)アンジェラ(ファツィオーリ)の演奏は
私の中では上位の演奏と思っています。

アンジェラ新しいピアノ演奏は未だ聞いていませんが
今後発売がわかれば是非聞きたい演奏者でもあります。
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ヒューイット&ファツィオリ (mobu)
2024-06-17 21:47:59
一時期、ヒューイットのバッハ・
トランスクリプションを聴いていた
時期がありました。
バッハ弾きのある意味ベスト盤のような
感じでしたが、個人的には気に入って
おりました。
今回は一つひねってベートーベンと来ましたか・・・。

ご自身のファツィオリ(コンサート
グランドピアノF278)が業者のミスで
修復不可能となり、プロの方の愛機
が変更になることのショックも大き
かったと思いますが、17年ぐらい
使われ(それが2020年のことですから)、多分ベートーヴェンは以前の
お気に入りのそれ(2008年録音)
で録音されたものと思います。
そんなエピソードを耳にしながら、
掲載曲を聴きました。
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