伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

本日到着したトーレンスの銀線RCAケーブルとWestern Electricのスピカーケーブルを聴いてみる。

2017年10月10日 | クラシック音楽・オーディオ

現在筆者が使用しているRCAケーブルは3本を使っているが、実に帯に短し襷に長し的だ!RCAケーブルも現在は非常に高価の製品もあるようですが、程々の価格帯に交換して違いをたのしんでいますがどうも 各々不満が残る。サブ機のKEFで鳴らすと十分聴けるのですが・・・TANNOYでは機嫌が損なわれるのは何故か。

1.Western Electric 77A RET 使用線材、絹巻き25awg純銅単線の物、最初は余り良くは感じなかったが慣れると徐々に良くなってきた、全体に素直な感じでナローレンジな感じが否めない。(その後使用時間を50時間以上過ぎて試聴するとスッキリした音質に変わり驚く)少しのエージングの時間が必要である。

2 ベルデン 8428に金メッキコネクタ採用NYS352AG ノイトリック製(REAN)の物聴いてみますと何となく全体に解像度不足な辞めない。高域、低域共、締り不足がありやや不満が残る。多分コード自体がもう少し細い物が効果的な音を出すのかも知れない。

3. Ortofon6.7N‐AC50のケーブルの物全体的にこれは響きが豊かで高域も中々良いがヴァイオリンのユニゾンがもう少し伸びたら?満足できるのだが。

現在一番相性が良さそうなはortofonがメインで使用していたが、最近やっとWestern Electric 77A RET は徐々に馴染み出している、RCAケーブル選びは難しい一時はバンデンフルのRCAケーブルにも興味があったが・・・・・意外と高価で貧困老人には無理かな?

そんな時にTANNOYをこよなく愛してやまないY氏より非常にタイムリーは連絡があり、トーレンスの銀線RCAケーブルの貸出用のケーブルがあり一度試して見ないか?の事です、非常に有り難い話でつい甘えてしまい、早速送って頂いた。

到着した『トーレンスの銀線RCAケーブル』

以前より銀線のスピーカーケーブルは音が良いとの定評があり、一度は聴きたかった事もあり。今回トーレンスの銀線を早速テストして聴いて見ます。

 先日スピーカーコードもWestern Electric 16GA(撚り線)single(緑)の定番を購入していたのだがRCAケーブルが早く到着しました、トーレンスの銀線RCAケーブルの早速梱包を解き、静電気を削除して接点復活剤を処理しトーレンスの銀線RCAケーブルとTEAC MA-7TANNOY IIILZ in CabinetBelden STUDIO718EXの組み合わせで試聴する。

やはり試聴はヴァイオリンだろう?アルフレード・カンポーリ、ピアニスト、ジョージ・マルコムとの共演による、ヘンデルヴァイオリンソナタ、HWV371を聴く、実に良く通る実にヴァイオリンらしい弦音がする?

難点でしたヴァイオリンの微妙なユニゾンもス~と伸びる!と同時に今まで気になったTANNOYの癖が和らぐ、多分原因は分からないが、TANNOYというラッパは石のアンプを使うと妙な独特なTANNOY癖がでる、そのあたりの調整がマニアの一番面白く、最高に興味のある処である。腕の見せどころかも知れない?

この辺りを上手く鳴らすと、例の燻銀の麻薬感が聴け、益々TANNOYの魅力に取り憑かれる原因なのであろう多分この癖がTANNOYは真空管300Bと相性が良いとされる一面かもしれない。

又今までの諸氏が悩み、火屋を使い燻銀の良さを手に入れた所が多いと思う、ビンテージTANNOYは当時真空管の出力インピーダンスが16Ωで、それに対応したラッパを製作していたのだろう?又最近此の年になると、仕事も毎日は無く、空いた日には1日中音楽を聴き続けることが多い確かにTEAC MA-7というアンプは優れたアンプだが、1日中聴くとさすが疲れて来る、そんな時にはBTL接続でモノラルパワーアンプとしの使用も可能 Aurex SC-M15をモノーラルで使用しています。

此の癖の少ないのが癖のAurex SC-M15はやはり筆者のイージー・リスニング用のアンプだ。

15Ωから8Ωに改造されたラッパもやはり基本的にTANNOYの歴史からは癖もそれほど変わらないかも知れないところがトーレンスの銀線に変えると其のくせが弱くなった。知らない世界を垣間見たようです。

 筆者の友人にも最新のものでは無いが、スターリングを聴いている友人も、可成りアンプ選びには苦労してるようだ、一度聞きに行ったが我がⅢLZ in Cabinetより癖は少ないが同様の音がつきまとう、これがTANNOYの癖なんでしょう。

それと今回試聴して驚いたことは音楽の途中で止められない、ずっと聴いてたい衝動に駆られる!

それとやっとTEAC MA-7と言う、石のアンプで聴ける様になった気がする。TANNOY社のお墨付きのアンプですからね!

次にセザール・フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタイ長調を聴くイザベル・ファウスト(ヴァイオリン/1710年製ストラディヴァリウス「ヴュータン」)使用アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ/エラール、1885年頃製)の楽器で演奏していると聞く、かなりの気合が入った作品です。

フランクの最新版を聴く、前聴いた不満なところは粗解消されたようです。まことに上手いこと鳴る!又今までと違うののは、アンサンブルの音楽が心地よい、特にブランデンブルグコンチェルト・管弦楽組曲等などの音楽は当に十八番のようです。

午後からWestern Electric 16GA(撚り線)single(緑)が到着し、早速スピーカーケーブル・コネクター装着し、試聴を続ける、意外と細い線なんです、TANNOYの端子には此の細さは穴に入りやすい細さでありがたい。

交換し改めて試聴する、次はWanda Landowskaのゴルドベルグ変奏曲を聴く、聴きなれているはずなのに、驚いたことに音質が良く聴こえる?録音の古さ和らぎ、チェンバロの音色は実に見事に聴こえる、此れは良いマッチングかも知れない。

今までWanda Landowskaの演奏には音質の事もあり、古さを感じていたが、とても工合良く聴けるようです。これで馴染んだきたら益々良くなるかも知れない。

 

こうなると拙宅のTANNOY IIILZ in Cabinetで聴くには無理と分かっているがどうしても聴きたくなる曲がある、所詮小さなエンクロージャに小じんまりしてスピーカーなだけに所詮オーケストラを聴くことは無理がある。

 ヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナーWilhelm Richard Wagnerである。オケの迫力等の再現は無理は承知だが、試して見たい!兎に角拙宅の IIILZ in Cabinetからワグナー聴く、すこぶる声が自然に聞こえる!

伝説的ワーグナー指揮者

ハンス・クナッパーツブッシュHans Knappertsbusch・コレクション「パリジョル」録音集~ バイロイト音楽祭1951

 ワーグナー《パルジファル》第1幕 クナッパーツブッシュ指揮(1951

クナッパーツブッシュは大変な練習嫌いで通っていたが、たとえ練習なしの本番でも、自分の意のままにオーケストラを操ることができる類稀なる指揮者であった。

一度も振り間違いをしなかった、譜面にはまったく眼をやらなかった、という楽員の証言もある程である、練習嫌いな点はまた、同じく練習嫌いなオーケストラとして知られるウィーン・フィルからは歓迎されたというオーケストラの要請がありリハーサルをして臨んだ本番でミスが生じたら、「それみろ、練習なんかするからだ!」と怒鳴った練習なしで行った公演でミスがあったら、演奏中にも関わらず「これは俺のせいだと叫んだというなど、クナッパーツブッシュの練習嫌いの逸話は多数存在する。

ただしこれはクナッパーツブッシュがリハーサルを重ねて演奏の細部まで機械的な完璧さを追求するよりも、音楽的精神の自由さ、即興性を重視していたのであり、オーケストラや指揮者がそれまで十分な経験を重ね、準備をしてきたという前提があっての話であるという見方もある。

 

拙宅のTANNOY IIILZ in Cabinetでは所詮あの重低音のワグナーの演奏は無理は承知で聴くがRCAケーブル並びにスピーカーケーブルの交換によりヴォーガル等のキレが良くてスピーカーほぼ中央で歌う様が体験できた。

多分劇場で例えると中央のかなり後方の席で聴く感じなのか・・・・?でもヴォーガルは生々しく感じるこの組み合わせは相当優秀であろう、やはりY氏はTANNOYを熟視してるのだろう?

尋ねると、スピーカーケーブルはなんとインターホンケーブルの単線24AWGを使用していらっしゃるようです。

Western Electricも意外と線は細いがやはりBELDENと鳴り方が違う、特にヴォーガルにいい感じである。ともかく無難なケーブルのようだ今回の収穫は拙宅のTANNOYでもワグナーが聴けた!無論オケの重低音は望んでないが、全体の風貌が見える。

むしろヴァーガルが俄然と良く聴こえる。当に聴き応えがあり、今までとは違う歌い方である。

最近伝説的ワーグナー指揮者、ハンス・クナッパーツブッシュの遺した最大の名盤である大作《パルジファル》。

流石聴き応えがあり、ワグナーは是非全曲聴きたくなる。ネットで調べると

ワーグナー:『パルジファル』全曲48枚セットで販売しているようです。

又上記の1962年ステレオ録音盤をSA-CD~SHM化した3枚組もあるそうです。筆者はこの3枚組を注文しました。3枚10,368円は1枚3,333円と高額です。旧フィリップスのオリジナル・アナログ・マスターから英クラシック・サウンドにて2016年最新DSDマスターを制作。とメーカーはコメントしています。音質重視で此れを聴こう。

昨日から色々聴きはじめ今日は夕方からの打ち合わせで仕事になりますが2日間かけ音が見えて来ました。

今回は取り合えずヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナーが聴けた事に感謝します。ブラボー!



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