伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

アマンディーヌ・ベイエのパッヘルベル:4月の嵐~組曲、カノン、アリア集を聴く。

2017年08月18日 | クラシック音楽・オーディオ

最近仕事が忙しく、天候不順もあり、皆様には申訳ないが、

少し涼しい位のが仕事も捗り、久しぶりの週末を休んでいます。

庭には鉄砲百合が咲、夏の終わりを告げているかのようである。

 最近休みに音楽を聴くのですが、筆者の最近の傾向は疲労感の多い時には

KEFQ300にAurex SC-M15/SC-M15K1978年頃発売されアンプにBTL接続でモノーラルで

聴くことが多い、特徴は色付けが無く透明感のある音は長く聴いても疲れない。少し白痴美

的に思うが、長く聴くには良いアンプである。

音質は非常にナチュラルで余り特徴のないのが特徴か?弱点もある、大音量には弱さが露呈

する普段聞くレベルの音でしたら全く素直なパワーアンプである。

家庭で音楽を楽しむ程度なら実に色付けのなく良いアンプだと思う、

昔からKEF LS3/5a SignatureModelは注目していたスピーカーだが高額で手も出ませんでした。

今もLS3/5aはヤクオクなどでも高額で取引されているようです。

でもスピーカーについては、昔から筆者がSPENDORは、注目したスピーカーでしたが

最近と或る所でSPENDOR SP-2/3(発売は1996年頃)の最新機種を聴く機会があり

現在Classic SP-R SP2/3R2とマイナーチェンジして販売してるようですが古い外観のため、

過小評価されがちなスペンドールですが、その姿が有能なスピーカーであることを隠していると言えます。

数十年前のスタイルのスピーカーが、最先端のスピーカーたちに太刀打ちできるとは、本当に驚くべき事です。

TANNOY ⅢLZとは又違った英国の音が聴こえるスピーカーのようである。

当に音は、アンプやスピーカーのブランドをそろえれば済むものじゃない。

高級部品になればなるほど、かえってうまく鳴らすのは難しいものだ。

音楽を家庭で楽しむには、だからオーディオ誌の推奨するような無茶苦茶に高価なパーツなど、そろえることはない。

国産のアップライトだってモーツァルトやベートーヴェンを弾くには何ら不足ないのと同じだ。

いつも言っていることだが、大切なのは少しでも多く、いい音楽を聴くこと。いい部品をそろえることじゃない。

今後KEFQ300をSPENDORに交換したいものです。20年近く現役のSP-R SP2/3R2は流石英国製である。

 

話は変わって、最近疲れ気味の時の音楽って思い浮かぶのは

アマンディーヌ・ベイエAmandine Beyer, violin solo & Director,(音楽監督/ヴァイオリン)

筆者も好きなレーベル(ハルモニア・ムンディ)より配信のパッヘルベル:4月の嵐~組曲、カノン、アリア集

 Canon de Pachelbel - Gli Incogniti / Amandine Beyer 

【収録情報】

パッヘルベル:

1. 『音楽の楽しみ』~パルティータ第5番ハ長調

2. いかに儚き、ああ、いかに空しき、人の人生よ

3. 『音楽の楽しみ』~パルティータ第2番ハ短調

4. 4月の嵐

5. 『音楽の楽しみ』~パルティータ第6番変ロ長調

6. 組曲 4声のパルティータト長調

7. 我が命とその十字架

8. 『音楽の楽しみ』~パルティータ第3番変ホ長調

9. 『音楽の楽しみ』~パルティータ第4番ホ短調

10. 善良なヴァルター、我らの市参事会員

11. 『音楽の楽しみ』~パルティータ第1番ヘ長調

12. おお、偉大なムーサの光

13. カノンとジーグ

アマンディーヌ・ベイエ(ヴァイオリン) ハンス・イェルク・マンメル(テノール)

リ・インコーニティ

録音時期:20157

録音場所:フランス、アルセナル文化センター

録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

 

アマンディーヌ・ベイエ率いる古楽アンサンブル、リ・インコーニティによるパッヘルベルの室内楽、アリア集。

パッヘルベルといえば、本アルバムの最終曲として収録されている「カノン」が大変有名で、世界中で親しまれています。

この曲は本来3本のヴァイオリンと通奏低音による「カノンとジーグ」が対になった作品。

軽快なテンポと3声部の絡みが立体的な色彩を構築し、素晴らしい手腕で対位法、

カノン進行を処理しており、まさに彼の代表作と言える楽曲です。

パッヘルベルは現代では「癒し」の音楽の代表のような扱いですが、アイゼナハ、エルフルト、

シュトゥットガルト、ニュルンベルクなど、教会・宮廷オルガニストとして活躍、

バッハ以前のドイツの作曲家として最も重要な人物の一人です。

室内楽曲のうち最も重要な作品が、1695年ニュルンベルクへ移ってから出版された<音楽の楽しみ>。

この曲集は、2つのヴァイオリンと通奏低音による6つの組曲からなっています。

組曲はソナタと一連の舞曲からなり、その多くがフランス風様式で書かれ、

特に第45番は壮大なシャコンヌで締めくくられており、ドイツの語法から離れていった手法がうかがえます。

ベイエ&リ・インコーニティの演奏はタイトル通り音楽の楽しさを表現するような、

明るく生き生きとした演奏を聴かせてくれます。

また、テノールのハンス・イェルク・マンメルを迎え、アリアが組曲の間に収録されています。

パッヘルベルのアリアのほとんどは、祭典、洗礼、葬式、

新年などの特別な行事のために書かれたもので、艶やかな独唱が響き渡る作品です。

 

 

アマンディーヌ・ベイエAmandine Beyer, violin solo & Director(音楽監督/ヴァイオリン)  

フランス古楽界の新世代を代表するバロック・ヴァイオリン奏者。

エクサン=プロヴァンスでオーレリア・スパダロに師事したのちパリ国立高等音楽院、

スイスのバーゼル・スコラ・カントルムに入学。

キアラ・バンキーニのもとで古い時代のヴァイオリン奏法への研鑽を深め、

同時にクリストフ・コワン(バロック・チェロ)

ホプキンソン・スミス(リュート)といった巨匠たちにも薫陶を受けた。

ソリストとしては、12年にリリースしたバッハの『無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ』

が数々の賞を受賞。ハルモニア・ムンディに多くの名録音CDを残している。

10年からバーゼル・スコラ・カントルムで、キアラ・バンキーニの

後任としてバロック・ヴァイオリン科教授を務める。

 BACH - Partita BWV 1004 - Ciaccona - Amandine Beyer 

リ・インコーニティ(古楽アンサンブル)

2006年アマンディーヌ・ベイエによって設立。ア

ンサンブルの名前はヴェネツィアの「Accademia degli incogniti (名もなき者たちのアカデミー)」からとられた。

響きの実験、新しいレパートリーの探求、「古典」の再発見など、すべての「知られていない」

ものに対する興味を養うことにより、インコーニティの名の精神をさらに取り入れることを試みている。

  

ピエール・アンタイ(チェンバロ)との競演で、

ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4番ハ短調(BWV1017)から

1楽章(ラルゴ/シチリアーノ)と第2楽章(アレグロ)をお聴きください。

Bach-Sonate pour violon et clavecin Nº 4 en Ut mineur-Beyer, Hantaï 

彼女たちの新譜、ヴァイオリンの名手ジュリアーノ・カルミニョーラと、

ベイエ&リ・インコーニティが初共演したヴィヴァルディ「2つのヴァイオリンのための協奏曲集」です。

素晴らしいCDがまたひとつ、増えました。

Amandine Beyer, Giuliano Carmignola & Gli incogniti - Vivaldi: Concerti per due violini 

アマンディーヌ・ベイエ率いる古楽アンサンブル、リ・インコーニティ

パッヘルベルの『音楽の楽しみ』を軽やかに弾むように演奏に癒やしをみつけました。ブラボー!


以前より欲しかった、RME Fireface UCX導入を考案する。

2017年08月16日 | クラシック音楽・オーディオ

最近7月後半より仕事が忙しく体力も限界を超している感じで、染み染み歳を感じます。

久しぶりに朝から珈琲を挽き香りを楽しみながら美味しい珈琲を頂いています。

外は雨模様なので音楽でも聴きながらまったりしています。

 

最近見つけたパブロ・カザルスバッハチェロBWV1026~28ルドルフ・ゼルキンとの共演です。

を聴きています。前回はカザルス(vc)バウムガルトナー(p)SONY盤で聴いたのですが、

SONY嫌いの筆者はどうも馴染めなく、

今回ドルフ・ゼルキンと共演を聴いています。モノーラル演奏でも格調高い演奏には満足します。

 

 

筆者は今まで格安はオーディオインターフェイスUR22を使用していましたが、

格安の割に意外と音質も良く、サウンドコニサー的に聴かなければ十分対応しています。

前からRMEを使用しているギター演奏者から良く薦められていましたが、

RMEのインターフェイスの良さを知っていたのですが、筆者に取っては価格も高額で中々導入も夢であったが、

今回のハードな仕事のご褒美に、10月初旬に導入を計画しています。

考えると最新の機器でオールドTANNOYⅢLZを鳴らす?時代の変化を感じます。

こうなると最新のSPENDOR スピーカー Classic SP-R SP2/3Rも欲しくなる所ですが・・・そうなると病気の世界です。

 

オーディオマニア的言うとオーディオインターフェイスは一種のプリアンの役割を

持ちPC操作も可能なデジタル機器と言う塩梅ですかね?

 

RMEは、ドイツのオーディオインターフェイス製品のメーカーです。

DSPチップレベルで開発する技術力は定評があり、音楽制作現場はもちろん、

インターネット配信動画の制作現場でも数多く使用されています。

全製品には、高いクロック精度で驚異的な低ジッターを実現する独自のクロック技術

Steady Clock?」が搭載されています。

この技術こそが、RMEの哲学である「色づけしない透明なサウンド」を実現しています。

 

Fireface UCUSB Compact)は、WindowsおよびMac OS上で妥協のないハ

イパフォーマンスを実現させるため最適化されたUSB 2.0のハイスピードバスを搭載します。

 新たに開発されたRME Hammerfallコアを基に設計され、

独自の伝送技術によってマルチチャンネルでも超低レイテンシーを実現し、

一般的なUSBオーディオインターフェイスでは不可能であったプロフェッショナルなスペックを実現しています。 

 

合計36チャンネルを搭載するRME Fireface UCは、Fireface 400と同様に、

同クラスの製品には決して搭載されないジッター抑制機能、さらに進化したスタンドアローン機能、

フロントパネルからの完全操作、プロフェッショナル品質の柔軟な入出力、648チャンネルのマトリックスルーター、

デジタルオーディオ解析機能を搭載し、最高192kHzのサンプルレートに対応します。

 

RMEは最高級のコンバーターを採用し、評価の高い独自のアナログ設計による最適化された回路を導入することで、

高いサウンドクオリティーを実現しています。

Firefaceは、世界中のレコーディングやライブで使用されるRMEデバイスのクオリティーを持ち合わせています。

 

又、アナログ入出力は各8系統ずつ搭載(バランス、出力7/8はアンバランス)。

ソフトウェアからリファレンスレベル(-10 dBV+4 dBuLo/HiGain)を設定することができます。

設定はアナログドメインに即座に適応され、最適なダイナミックレンジを設定できます。

入力5~8は、リファレンスレベルを-10 dBV

+4 dBuLoGainに設定可能:これらはデジタル環境では+2 dBV+13 dBu+19 dBuに相当します。

リアパネルに搭載される1~6のバランス出力も同様です。

RME Fireface UCX - コンパクトな筐体に秘められた性能

 

このRMEは、ドイツのオーディオインターフェイスは発売よりロングラン製品です。

多少のアップグレードはしている物の、Proの間では絶賛され実力もあるようです。

今月頑張って10月初めの入金で購入して見ます。先ずはブラボー!


海老そばいただきました。残暑見舞い、最近過ごしやすく為った。

2017年08月15日 | グルメ

忙しさもやっと一段落、昨日は墓参りに出かける。

全くの無信心の筆者も知っているウラバンナ・・・・・ 

「盂蘭盆」はインドのサンスクリット語の「ウラバンナ(逆さ吊り)」、

ペルシャ語の「ウラヴァン(霊魂)」からきた言葉だといわれています。

「逆さ吊り」が語源といわれると驚きます。

未だ暑さが再来するかもしれませんが、筆者もお休みを頂いています。

庭には朝顔が咲いています。

この朝顔も新種のようで、色が薄いブルーから夕方にはピンクに変化します。

今月は13日まで仕事で忙しくしておりました。

でも13日夜にはやっと終了し、帰りかけらに船橋の少し味の違ったラーメンを食べる。

海老そばタンメン、この店はスープ終了まで営業していますので、意外と遅くまで

食べられるのが重宝します。

22時30分頃寄ってみますと、営業しています。隣に駐車場があるのも重宝します。

勿論海老そばを注文します。

魚介と海老の出汁が旨い!海老風味がやけに上手く感じる・・・・

大きめのチャーシューを上手く、麺も食感があり実に美味かった!

でも海老風味の苦手の方は要注意である。

明日から少し休め、満腹と満足の気分は実に ブラボー!

家に帰りシャワーを浴びビールを頂く、実に旨い、生きてる事に実感しました。

 


自分への戒め、ヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナーWilhelm Richard Wagner を聴く

2017年08月13日 | クラシック音楽・オーディオ

最近の仕事は少し忙し過ぎと、暑さのせいか流石バテ気味、

最近仕事でららぽーと豊洲ボート係留所付近、海岸線の夜景は綺麗である。

久しぶりのブログアップしてみました。

前から聴きたかったヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナーWilhelm Richard Wagner )を聴く。

今日は8月13日後2日で終戦記念日、今や隣国では紛争手前の攻防が盛んに行われている。

我が国は被爆国として世界に貢献するすべは無いんだろうか?何かあるはずである。

筆者の好きな小説家、今は亡きこの方、五味氏はオーディオ巡礼の文中でこう語る、

 

『オーディオに血道をあげて三十年余、今にしてようやくそれが私にはわかって来た。

そして、しょせん、きわめつくせるものでないなら、せめて入手できる範囲内での部品で、

そのコンポーネントで、好きな、また偉大な作曲家たちのすぐれた作品を一つでも多く鑑賞することだと、今はおもっている。

何故なら音の魅力は無辺際だが、それ以上にかぎりなく尽くせぬ魅力と美と思索力と、

叡知と、宗教的崇厳感を蔵しているのは音楽そのものだから。

大編成のオーケストラのエネルギーを再現できぬのなら、しょせんは五十歩百歩である。

わが家の客間で交響曲が鳴ってくれるなら充分ではないか。

何百万円ものデカい装置をそれは左程必要としないことを、むしろ知るべきである。それこそが英知である。

ひどい歪があるのでは、音楽そのものが歪むのだから論外だが、

名の通ったメーカーの製品なら、一応、いまでは鑑賞をさまたげるものではない。』

 

実に共感する言葉です、筆者はすでに五味氏が天珠を全うした年より歳だけは上回ったが

未だ聴きたい曲、知らない曲が数多くあります。

でもスピーカーだけは英国製が良い、全体的にはヨーロッパトーンは好きですが

昔ドイツのスピーカーを聴いた時、流石ドイツだと感じたスピーカーに好感を憶えたが

最近はELAC(エラック)と言うドイツの老舗にて販売している物には興味があります。

一部リボンツイーターで鳴らしているようで、是非試聴してみたいものです。

昔、音に拘りTEAC74002トラ38FMの生放送のワグナーのバイロイト音楽祭を録音しようと、

10号スコッチテープを揃え挑戦したことがあるが、生テープだけでも良い価格である。

Happy Birthday dear ! この一年があなたにとって 素敵な最高の年でありますように ・・・

筆者はSONY製品との相性が悪いのか、その時はTDK10号テープを10本揃えた記憶がある。

本番は38センチ録音だはなく、テープが不足して最終的には19センチにて録音した。

又テープの交換する時間に途中で録音出来なくデッキが2台欲しくなった思い出の時代でした。

毎年バイロイト音楽祭が楽しみでしたが、数年後には自分の好きなところの抜粋に留めた。

 

ヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナーWilhelm Richard Wagner 

 やはり『ヴァルキューレ』(Die Walküre

ワーグナーの代表作である舞台祝祭劇『ニーベルンリング』の指輪四部作の2作目に当たる。

『ヴァルキューレ』の物語や人物設定は主として『エッダ』や

『ニーベルンゲンの歌』などの北欧神話やドイツ英雄伝説に依っているが、

ドラマの手法や展開的には、ギリシャの秘話の影響が色濃く見られる。

1幕においてジークムントとジークリンデが互いに兄妹であることを知る場面は、

ギリシア悲劇に見られるアナグノーリシス(Anagnorisis、認知または再認)の手法である。

3幕で登場するブリュンヒルデを除く8人のヴァルキューレたちは、

ギリシア悲劇のコロスの役割を与えられている。

また、幕切れでブリュンヒルデがヴォータンによって眠りにつく場面は、

直接的にはグリム童話のモチーフと重なる。

 

 しかし皆さんご承知の曲は

もっとも危険な曲はワーグナーの『ワルキューレの騎行』

地獄の黙示録アメリが軍登場シーン、はたまた、ナチスヒトラーが兵隊を前線に送り出した曲としても有名、

現在,ドライブ中に聞く音楽で、もっとも危険な曲は、ワーグナーの『ワルキューレの騎行』である、

という調査結果が、イギリスのRACファウンデーションによって発表された。

同調査によると、1分間あたり60ビートを超えるハイテンポの楽曲を、

90デシベル以上のボリュームで聞くと、ドライバーの危険回避の動作は約20%遅れるという。

こうした音楽を聴いていると心臓の動悸が早くなり、血圧があがるためだという。

この曲を聴けば高揚し、興奮し、危険ゾーンに・・・実に恐ろしい音楽です。

やはりワグナーはフルトヴェングラー指揮が一番だと思う

ワーグナー「ワルキューレの騎行」フルトヴェングラー指揮(1954

 

この様な音楽を聴くと非常に体力が必要です。

筆者も体調の優れない時、疲れた時は余り聴かないようにしている、

しかし聴いてみますと、現在使用のTANNOY IIILZ in Cabinetから流れるのは

確かにリヒャルト・ワーグナーの世界が広がります。

確かに重低音が?もう少しスケール感が?不足ですが其処にはワーグナーが聴こえる・・

やはり ワーグナー「ワルキューレ」を聴くには筆者のスピーカーでは役不足なのかも知れません。

では比較的新しいピアニストとしても有名なダニエル・バレンボイム指揮Daniel Barenboim, 

の演奏は迫力臨場感も良く筆者も好きな演奏です。

ワーグナーが着想から26年を要して完成した大作《ニーベルングの指環》は、序夜と三夜からなり、

中世の伝説や古代北欧神話を題材に、ワーグナーの世界観が織り込まれています。

この4部作の中で最も叙情的で人気も高い作品がこの第一夜《ワルキューレ》です。

《指環》の上演のために創設され、1876年にその初演を行ったのを起源とするバイロイト音楽祭で

1980年代後半から90年代にかけて重要な働きをした指揮者ダニエル・バレンボイムとダイナミックで官能的、

そして華麗な演出を展開する天才演出家ハリー・クプファーによる1992年の傑作を収録しています。

 

[キャスト]

ジークムント:パウル・エルミング

フンディング:マティアス・ヘレ

ヴォータン:ジョン・トムリンソン

ジークリンデ:ナディーヌ・セクンデ

ブリュンヒルデ:アン・エヴァンス

シュヴェールトライテ:片桐仁美

[スタッフ]

台本:リヒャルト・ワーグナー

演出:ハリー・クプファー

ビデオ監督:ホラント・H・ホールフェルト

芸術監督:ヴォルフガング・ワーグナー

収録:19926月、7月ドイツバイロイト祝祭劇場に於けるライヴ

 **♪ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 / ダニエル・バレンボイム指揮パリ管弦楽団 1981 

そして3部作、舞台祝杯劇『ニーベルングの指環』は序夜『ラインの黄金』、第1日『ワルキューレ』、

2日『ジークフリート』、第3日『神々の黄昏(たそがれ)』から成立している。

本作品は、並外れたスケールと領域の作品である。指揮者のペース配分にも依存するが、

全体の演奏時間は約15時間ほどであり、4夜に渡って演奏される。

最も短い『ラインの黄金』でも約2時間半ほどで、

最も長い『神々の黄昏』では最長4時間半(休憩を除く)ほど続く。

さらに、第1・第2ヴァイオリン各16、ヴィオラ、チェロ各12など、

108名による大管弦楽団の編成によって演奏される。

 

演奏者も指揮者も多い中でより良い指揮者による、演奏を楽しみたいと思います。

ワーグナーが長く夢見てきたバイロイト祝祭劇場での『指環』が華々しく上演された。

が、自身が演出したこの初演にはワーグナーはひどく失望して、

再度の上演を強く望んだが、おもに多額の負債のため、生前には果しえなかった。

最近思うはこのワグナーの音楽こそは

システムにはDECCAの針を使い、大型のTANNOYで聴きたいものです。

 

庭には今年2回目のホテイアオイの花が咲いています。

壮大で華麗なWilhelm Richard Wagnerの音楽に、ブラボー!


クラヴィーア練習曲第1巻BWV.825-BWV.830アナトリー・ヴェデルニコフで聴く

2017年08月04日 | クラシック音楽・オーディオ

アナトリー・イヴァノヴィチ・ヴェデルニコフ Anatoly Ivanovich Vedernikov、ピアニスト

かなり古いCDを久々に聴いてみる。

庭の水槽にはホテイアオイの花が咲いています。薄紫の優しい色の花です、初めてホテイアオイの花を見ました。

20世紀を代表するロシアのピアニスト、音楽教育者。ロシア・ピアニズム、ネイガウス派の一人である。

192053日、革命から逃れて中国のハルビンで生まれた、ロシア人ピアニスト。1993729日没。

アナトリー・ヴェデルニコフは革命を逃れ、ハルピンに亡命した実業家の両親の元に生まれた。

ハルビンにて誕生し15歳の頃来日。東京に1年程滞在。6回にわたる演奏会を開催する。

16歳でロシア(ソ連)に移住。十代なかばで、両親と引き離された。

ハルビン高等音楽院を卒業後、13歳で演奏活動を開始し、35年には来日して1年ほど滞在し、

新交響楽団とも共演した。36年、一家はソヴィエトに戻ったが、父はスパイ容疑で銃殺、

母も収容所送りという悲劇に見舞われる。

ネイガウスに教えを受けて、41年にモスクワ音楽院を卒業し、同門のリヒテルとも親しく共演した。

当時は現代作品を取り上げるのに勇気のいる状況だったが、彼はプロコフフィエフやシェーンベルク、

ヒンデミットなどの作品のソ連初演を行った。

1980年代になり、ようやく西側諸国での演奏活動が許可され、世界的に高い評価を受けるようになった。

58年ぶりの来日を目前にして、93年に亡くなった。

また、自身の信念に忠実に行動したため体制に迎合せず当局に睨まれ、海外での演奏活動が制限された。

このことは、ヴェデルニコフの類稀なる能力が国外に広く発信できず、

ロシア以外では存在すら殆ど知られないことの理由となった。

 

筆者はロシアと言う国の政治はロシア帝国時代から嫌いで、ロシオ出身の演奏家は余り聞かないが、

日露戦争当時からロシア人とロシアの国の政治権力と一般の考えは違い、人々は実に大らかで人懐っこいようである。

アナトリー・ヴェデルニコフもかなりの楽天主義者であったようです。

  

6つのパルティータ(BWV825-830)は、《クラヴィーア練習曲》

という鍵盤楽曲集シリーズの第一弾として出版された組曲集である。

バッハは1726年から1730年にかけてこのパルティータを1つづつ刊行してきたが、

1731年に全曲まとめて再版した際に『作品1』と記した。

当時46歳のバッハにとっては、初めての大掛りな出版であったため、

彼の人生にとって深い意味があったようだ。

それぞれが6曲~7曲のプレリュード、アルマンド、クーラント、

サラバンド、そしてジーグという前奏曲や舞曲の組み合わせで構成されています。

しかし既にこの作品の中でもイタリア様式やフランス様式が見事に統一され、

総合されていることは注目に値します。

またバッハの「パルティータ」は最初に「クラヴィーア練習曲集第1巻」として出版され、

バッハはこの作品でクラヴィーア奏者としての名声を決定付けました。

Anatoly Vedernikov play Bach Partita No. 6 in E Minor, BWV 830 (1/4)

J.S.Bach: 6 Partitas BWV.825-BWV.830 クラヴィーア練習曲第1

Anatoly Vedernikov play Bach Partita No. 6 in E Minor, BWV 830 (2/4)

YouTubeで粗、全曲きける今の時代は実に良いですね?

アナトリー・ヴェデルニコフはイギリス組曲フランス組曲等バッハの作品を演奏しているが

このヴェデルニコフが紡ぎ出すそのビロードのようなピアノの音色の美しさ!

バッハのみならず総ての音楽愛好家に至福の時間を与える「パルティータ」の名演。

筆者の聴く「パルティータ」この当時の原盤(D7749)で録音は1959年の物をCDにした物を聴いたいる。

勿論モノーラルだが実に透き通ったピアノを聴かせてくれる。

Anatoly Vedernikov play Bach Partita No. 6 in E Minor, BWV 830 (3/4) 

こうしてモノーラルで「パルティータ」を聴いてみるとやはりステレオ盤、音質の良さは

優れて入れば尚感銘はするが、音楽演奏家の良し悪しでかなり違って来る。

このCD盤もかなり前に購入し、久しぶりに聴いたがピアノ練習曲としての演奏も

大変素晴らしく、益々バッハ好きになっていきます。

でもこの曲「パルティータ」は舞曲と言われていますが実にレベルが高い

Anatoly Vedernikov play Bach Partita No. 6 in E Minor, BWV 830 (4/4)

現在仕事も忙しく動いていますが、一服の清涼剤としての「パルティータ」は優れものです。

何故か最近はサブ機(KEFQ300にBTL接続でSC-M15×2)で聴いてます。

何故が疲れた時は少し白痴美的な音を出すこのサブシステムは凄く重宝します、

筆者の耳にとても心地よく聴こえる。

八月は中旬まで予定が入っていて何かと忙しく、コード類の制作も

出来てはいませんが、上手く作れましたら、又紹介致します。

クラヴィーア練習曲第1BWV.825-BWV.830アナトリー・ヴェデルニコフに、ブラボー!