久々にバッハ大全集を読む、JS.バッハの音楽は鍵盤楽器曲は良く聴くが、最近トン・コープマンは
余り聴いてなかった?勿論彼の得意はオルガン・チェンバロ奏者及び指揮者です、グスタフ・レオン
ハルト及びシモン・C・ヤンセンに師事し特質はハイドン、モーツアルトの作品をバロック・ピッチ
で演奏録音を行ってきたそうです。
JS.バッハは「クラヴィーアの愛好者、とくにその学習希望者に、
(1 )二つの声部をきれいに弾きこなすだけでなく、更に上達したならば、
(2 )三つのオブリガート声部をも正しく、かつ、手際よく処理し、あわせて同時にインヴェンツィオを
たんに得るだけでなく、それをたくみに展開し、そしてとりわけカンタービレの奏法をしっかりと
身につけ、しかもそのかたわら作曲への強い関心をも養うための明確な方法を教示するところの、
正しい手引き。アンハルト=ケーテン侯宮廷楽長ヨハン・ゼバスティアン・バッハ これを完成す。
1723 年。」
この様な書き置きがあるそうです、暫くJ.S.バッハのチェンバロ曲はピアノが多くなっている。
トン・コープマン(チェンバロ)も今は指揮者で活躍しているようですが、筆者の知っているのは鍵盤奏者
としての演奏者です。現在は多くの教え子が活躍している。
インベンション、平均律等も一寸癖のある奏者と思うが、又コープマン節と思えば楽しめます。
♪トン・コープマン / J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第 2巻 BWV 870 - 893
VIDEO
先日トーレンスの銀線RCA ケーブルを紹介して頂いた、Y 氏よりサブ機のAUREXSC-M15/SC-M15Kには
ノイマンRCA ケーブルがオーレックスと相性が良いかもしれないと言われ、今回も送って頂いた。
確かにトーレンスの銀線RCA ケーブルで繋ぐと確かに音質も美しく綺麗な音がするが、但し高温が澄みすぎ
る嫌いがあります。到着を待ちわび早速ノイマンRCA ケーブルに繋ぎ替えて試聴します。
幾ら石のアンプだろうとスイッチを入れて直ぐには安定した音は出ない、点灯後20分ほどは必要のようであ
る、其処は球のアンプ程ではないが、少し待ったから音出しをします。
その道の強者は四六時中点灯して、入れっぱなしと言う!電気代も馬鹿にならない。
試聴はJS バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集BWV.1014-BWV.1019 (全曲)
個人的に此の曲はJS バッハ:ヴァイオリンソナタ集BWV1014-1019 よりも好きな曲で
バッハのケーテン時代の傑作なのかも知れないと個人的に思う、ある程度のアレンジが効きある程度の
応用が効くようです。キャサリン・マンソン Catherine Manson (vn)/ トン・コープマン Ton Koopman
(Hc)の演奏を聴く。 チェンバロがピンとした尖らない音で、さすがにコープマンだけあって装飾がとこ
ろどころ粋です。速く進める楽章では短い音符にも弱く入って強めるピリオド奏法のアクセントが毎回
付く場面があったり、一拍ずつに強調が入る短く浮いたり沈んだりのアーティキュレーションで元気よく
規則的に進んで行く印象もありますが、ゆっくりのパートではヴァイオリンはゆったりとよく歌い、より
力がある分だけ目覚めた感情の起伏を感じるでしょうか。
ピリオド奏法のやや引きずるイントネーションを感じるところもありますが、アダージョやラルゴの楽章
で陰にこもらない美しさを味わえる演奏です。
確かに少し白痴美人的なAurex SC-M15/SC-M15K がノイマンRCA ケーブルで確かに変わった。
前と比べると少し厚みが出てきた!やはりRCA ケーブルで随分音は変わる、しかしもっと言えば
其処に良い音楽があるからより一層良い音を求めてしまうのかも知れない。
拙宅には現在TEAC MA-7 のパワーアンプを所有しているため、サブ機にしているが、
無ければ十分此れでTANNOYも塩梅良く鳴る。肝心な事は、ヴァイオリンとビオラの違いである。
ヴォリュームを小さくした方が此の差は良く分かる、良くにている弦楽器のおとだが、音を絞れば確実
に分かる。実に不思議な事はこの様なコード1本で音が変わってくるのは不思議です。以前オーディオに
凝ってた頃もそれなりに、接続用RCA ケーブル、スピーカーコード共オーディオユニオンで購入し使用
していましたが記憶では、今の様な変化を聴いた事は無かった。
友人の元T 社音響事業部にいた頃、当時T 社の技術陣は圧倒的にヨーロッパ調の素直な音作りをしていた
そうで当然横浜工場ににもTANNOY が置かれテスト機器に使用ししていたようです。
又、キャサリン・マンソンCatherine Manson (vn) はロンドン・ハイドン四重奏団 の第一ヴァイオリンで、
この楽団の得意はハイドンの作品20の四重奏は深々とした抑揚の名演でした。
ここではコープマンと組んでいますが、それは彼女が彼の楽団の現在の世界をリードする古楽器アンサンブル、
コンサートマスター、ロンドン・ハイドン弦楽四重奏団だからでもあるでしょう。
エリック・ホープリッチ〈ピリオド・クラリネット〉 Eric Hoeprich との共演も実に良い演奏です。
ボルティモア出身のホープリッチはバセット・ホルン、クラリネットの名手としてしてでなければ、
18 世紀オーケストラのメンバーで構成されるアンサンブル「ナハトムジーク」を主催するなど、
ピリオド楽器を使った活動で世界的な賞賛を受けています。
共演のロンドン・ハイドン弦楽四重奏団はガット弦とバロック弓を使用するイギリスの若手アーティスト
たちによるアンサンブル。今回はこのガット弦とバロック弓音の違いが分かるかのテストも含み此のアン
サンブルを紹介しています。又此のピリオド・クラリネットの音も大地から出るオナラの様な実に自然な
音にはテストを忘れる・・・・
エリック・ホープリッチが奏でるピリオド・クラリネットの音は期待に違わぬ演奏を聴かせいくれている。
モーツァルト: クラリネット五重奏曲イ長調 K.581 より第4 楽章
演奏: エリック・ホープリッチ & ロンドン・ハイドン弦楽四重奏団
Mozart K.581 Clarinet Quintet in A 4th mov. Allegretto con variazioni
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キャサリン・マンソン Catherine Manson - violin
マイケル・グレヴィチ Michael Gurevich - violin
ジョン・クロカット John Crockatt -viola
ジョナサン・マンソン Jonathan Manson - cello
エリック・ホープリッチ〈ピリオド・クラリネット〉 Eric Hoeprich
エリック・ホープリッチは過去25 年にわたり、ピリオド・クラリネットで演奏を続け、
演奏家としてだけでなく、研究者、製作家としても優れた業績を上げている。
筆者の20歳台当時は古楽器演奏は音域が狭く、ましてピリオド演奏は邪道のように言われていた
筆者も45年前より古楽器演奏が好きでせっせとTELEFUNKEN のレコードを購入した覚えがある。
音質も余り評判は良くなく、古楽器のために音が未だ受け入れられない時代だったのかも知れない。
Koncert Symfoniczny – Hoeprich, Nehring, Lu, Nowak Festiwal „Chopin i jego Europa” 29.08.2016
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演奏も当に古楽器のピリオド演奏で古いTANNOYで聴くには打って付けのメンバーです。
音質はモダン楽器より渋めでその辺りのTANNOYのラッパは意外といい音を奏でるようです。
ロンドン・ハイドン弦楽四重奏団
ロンドン・ハイドン弦楽四重奏団で次はハイドンも是非聴きたくなりました。ブラボー!