今季のStereo Sound誌又購入してしまった。
先日先輩のお宅にお邪魔した時に借りていたレコード盤を持っていってと渡された数枚のレコード盤懐かしいJim Hallの当時¥1,800それより前の懐かしいBENI-GOODMANNのCOMBOS等此の頃のジャズって楽しいですね!
Stereo Sound誌のデジタルデスクプレイヤーの特集記事である、筆者の場合は現在パイオノア製のブルーレイドライブを使用し別途ドライバーを購入しFLACにて聴いているが此れが価格を考えるとかなりいい感じに聴ける、ドライバーを含め3万でお釣りがあり、安価な方法です。
Stereo Sound誌の紹介は最低が30万から200万の商品が紹介されているが、貧困老人には当に高嶺の花200万もだして音が悪かったらと皆さん思うでしょうが、その辺りがオーディオの面白さで・・・・
高級機器程あんちょこにはいい音を出すのに、バランスを考えると難しくなることは今までの経験で心得ている。
オーディオの世界の一点豪華主義は筋が通らない世界なのです。1番肝心な事はバランスのようです。
それとアナログプレイヤー特集でドイツのCDメーカーがアナログプレイヤーをDDモーターで製作して成功してる、ドイツ人はアナログ好きな人が多く、筆者もこの記事は注目して読みましたが価格は大変高価でした。
此の雑誌の情報には何時も感心するが、発射のアナログプレイヤーはやはりアーム等は含め見直しが必要と思う、但し針だけはOrtofonの旧タイプSPUに勝る物がないような気がする、弱点もあるが程度の良いアームとMCアンプで増幅すると説得力のある音がする、此の音にハマると抜け出せないのだが(笑)
最近鍵盤楽器を聴く事が多いがやはり、チェンバロとピアノを聴き比べると分かるが我がTANNOYⅢLZ in Cabinet(Chevening) の鳴り工合はピアノを聴く感じが具合は良さそうである。
ペタルの踏んだ感じ、静寂な音を鍵盤から離す感じに妙に余韻がよく感じる。
又最近アンプのコードRCAケーブル等の銀メッキ線が具合が良いとも聴くが一度試したいと思う、さて、ピアノ曲のバッハも勿論素晴らしい感銘を受けるが、ショパンも良く聴くが、やはりTANNOYⅢLZ in Cabinetで聴きだしたからであろうか?
オーディオと言う実態のない楽しみは装置を変えることにり、聴く音楽の方向性をも変える摩訶不思議な趣味?一種の病気の?発熱の類なのかも知れない世界です、(笑)
さて、音楽の話題はやはり鍵盤楽器 バッハの時代、調律は現代と違ったようだ。
違ったから平均律(ほんとうはwell tempered、程よい具合に調律されたという意味)という名前の音楽ができた。
バッハの生きた時代は、ちょうどこの「純正律」と「平均律」の転換点にありました。大作曲家と呼ばれる人は皆そうですが、バッハも同様に、この新しい方法に興味津々だったのでしょう。
そこでこの「平均律クラヴィーア曲集」を編みました。
ここにはすべての調性についてプレリュードとフーガが書かれています。
当時としてはモダンな試みだったでしょう。実に教育者らしい人間バッハが見えるような気がします。
バッハがヴァイオリンやチェロの単旋律で宇宙の広がりのような音楽を発想し書き留めたのは、調律(音律)そのものに宇宙の調和の原理を見届けていたからだと感じる。
最近鍵盤楽器を聴くことが多くなったのは、いかにも単純な平均律がいい塩梅に耳に残る。
アンジェラ・ヒューイットAngela Hewitt,のCD盤の中の4枚Bach: The Well-Tempered Clavier, Book 1~2の音質テンポ共実に良い心持ちになる。
BWV 860 J.S.Bach Well-Tempered Clavier Prelude & Fugue 1.wmv
バッハは第1巻の自筆譜表紙に次のように記した。
指導を求めて止まぬ音楽青年の利用と実用のため、又同様に既に今迄この研究を行ってきた人々に特別な娯楽として役立つために
第2巻には「24の前奏曲とフーガ」とだけ記した。
此第1巻は1720年に息子の教育用として書き始められたと言われている、「平均律」を用いると、純正律の完璧な調和と比べた場合、どうしても響きの不協和を生じます。
特に長3度の響きは美しくないと言われます。これが「平均律」の欠点でもあるのです。
しかし実際にはその利便性から、「純正律」は廃れ、「平均律」が普及することになりました。これが現在まで続いているのです。
それと最近何故か?ショパンのピアノを良く聴く、昔のLONDONレーベルでは無いロゴを発見又昔のCDを聴いてみるとDECCAのロゴに近いLONDONのロゴ、調べて見ると元来はイギリスのDeccaレーベルが、LP時代、自社の音源をアメリカで製造・販売するために設立したレーベルです。
プレスはDeccaと同じくイギリス国内でした。
しかし、イギリスとアメリカでは、普及しているオーディオの傾向も異なっていたため、音作りが異なり、Londonの方が、ラウドリーな音質だと云われていました。
日本では、キングレコードがDeccaの国内盤を発売する際のレーベルになりましたが、現ユニヴァーサル系に吸収されてから、日本ではポリドールが、ロンドンレコードとして発売しました。
その後、世界的なレーベル再編を経て、現在の新譜CDでは、すべてDeccaになり、Londonレーベルは消滅しました。
夜の闇から浸み出すように聞こえてくる夜想曲…このCDを初めて聴いた時の印象です。
ショパンの夜想曲はいろんなピアニストで聴きましたが、アシュケナージのこれは別物でした。
圧倒的に静かなんです。ピアニッシモが美しすぎる。きらめくようなタッチが身上のアシュケナージですが、このCDでの彼はそのうえ静けさも身につけて、静かで華やかな無重力感’とでもいうような表現でショパンを弾いているのです。
微妙な内面的ニュアンスを、そのきらめきを失わずに空間に漂わせる・・・・・・そんな表現を彼は見事に成功させているのです。そして録音のよさ。
これはうちのオーディオとの相性とも言えるかもしれないけど、そんなアシュケナージの表現をしっかり受け止めているだけでなく微妙に音場をぼやかしている気がします。
たいへんセンシティブな録音なんですね。結果的にそうなった、だけかもしれないけど、すごく好きな録音ですね。
アシュケナージの表現と録音の素晴らしさが相まって、「浸み出してくる」というか「忍び込んでくる」というか。
とにかくこそっと心に旋律が入ってくるんです。こんなショパンちょっとない。
ショパンは、その夢想家ぶりが好きです。シューマンやリストよりわかりやすいのはその夢想家ぶりがストレートだからでしょう。
ショパン-夜想曲全集 アシュケナージ
話を戻せば、そういうショパンの表現として、アシュケナージとこの録音はたいへん正しい道を行っていると思う。
彼の夢想の中をゆっくり漂える名演奏・名録音。このCDにはとても共感します。
機会があったら是非聴いてみてください。本日は中秋の名月です。静寂の中で「夜を想う曲」を聴くのも良いものでしょう。
やはりショパンは男性ピアニストで聴くのが賢明であろう、ブラボー!