今年も「春」を探しに指宿菜の花マーチに参加しました。
昨年まで夜中に車を走らせ朝会場に着くという強行スケジュールで参加していましたが
私ももう歳です。今年は会社に有給をもらい金曜日の昼から出発し当日は鹿児島に泊まり
翌日朝5時に鹿児島を出発し6時過ぎに指宿の会場に到着しました。
午前7時まだあたりは暗いですが40kmのスタートです。(私は25kmのコースですが早めにスタートしました)
40kmというと皆さん健脚ぞろいです。私も遅れまいと時速6.5kmぐらいで長崎鼻まで歩きました。
長崎鼻から開聞岳の光景はまさにビューポイントです。この光景は何度見ても飽きません。
長崎鼻、龍宮神社、フラワーパークなど見どころ満載です。
古事記にある山幸彦と海幸彦や浦島物語など龍宮や乙姫にまつわる伝説は全国各地にありますが、
ここ長崎鼻の伝説によると山幸彦(浦島のモデル)は竜宮城で豊玉姫(乙姫)と出会い結ばれ
3年間過ごしました。その後山幸彦はすでに身ごもっていた豊玉姫を連れ玉手箱(枚聞神社に奉納)と
千年古酒を入れた2個の大甕を乗せ帰ってきました。
たどり着いたのが山川郷竹山の「無瀬の浜」の海岸。この沖合にあり龍宮門ともいわれる奇形の島
「俣川洲(またごし)」で豊玉姫はお子をお産みになったと伝えられその子は「鵜茅葺不合命
(神武天皇の父)」と名付けられました。
また、一説によるとこの話は「竜宮城は琉球城であり・・・・」とのくだりがあることから
大和と琉球の交易を示す話と言われています。(龍宮神社案内板より)
長崎鼻ではBGMに「南国情話」が流れていました。
♪岬の風にないて散る 浜木綿悲し恋の花 薩摩娘は長崎鼻の 海を眺めて君しとう・・・・・♪
約40年前初めてここ長崎鼻を訪れた時もこの歌が流れていました。
長崎鼻の隣にはフラワーパーク鹿児島があります。
ここではポピー、チューリップ、ビオラ、パンジーなどの花が咲いています。
次は日本最南端のJRの駅「西大山駅」です。
ここからの開聞岳と菜の花のコラボも素敵です。これに列車が来ればベリーグッドなのですが列車はあと1時間も
待たないと来ません。
開聞児童館では子供たちがふかしイモ、バナナ、お茶などで接待してくれました。
私のDバックの後ろの「風車」を興味津々で見ていました。
かいもん商店を過ぎるとこのコース一番の菜の花畑です。
菜の花を見ているとなんだかうきうきしてきますね。
龍宮神社の「玉手箱」が奉納してある「枚聞(ひらきき)神社」を通り12時43分ゴール。
ゴールでは、暖かい「だんご鍋」が用意されていました。
地元の方の暖かい接待、指宿の春をすっかり満喫したウオーキングでした。