12/12 ふくおかウォーキング協会サタデーウォークは、福岡市西区の「長垂(ながたれ)公園と大塚古墳」でした。
ふくおかウォーキング協会の毎月の日程は、毎週水曜日が「楽しいウォーク」、第一土曜日が「例会」、第二土曜日が「サタデーウォーク」、第一か第二木曜日が「やさしいウォーク」です。
以前は、この日程の他に20kmぐらいの「長距離ウォーク」も行われていましたが、会員さんの高齢化につき現在は中断しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
集合場所は、筑肥線JR今宿駅。参加者は、36人。9:30スタート。先ず海岸に向かいます。
昔は、このあたり長垂海水浴場でしたが、開発が進み、海の水が汚れ次第に寂れてきました。現在は長垂海浜公園としてよみがえっています。
夏は、この海岸で花火大会が行われます。(今年はコロナの影響で中止)
八雲神社です。祭神は、素戔嗚尊(天照大神の弟神)、櫛稲田姫命(素戔嗚尊の妻神)、大己貴命(大国主命の別名で素戔嗚尊のお子神)。
この神社では、五穀豊穣を願って行われる今宿青木獅子舞が元旦に境内で行われます。
七寺川は、昔、今宿、上ノ原にある鉢伏山金剛寺が持っていた7つの小院(寺)から名付けられました。二級河川です。
福岡県警射撃場グラウンドの下の田んぼでは、毎年9月「田んぼアート」が開催されます。
上ノ原公園で休憩。
栄昌寺です。お寺の由来が書かれていますが、長いのでまとめてみます。
栄昌寺じゅうご地蔵尊・・・第二次世界大戦末期の昭和廿年(一九四五)六月十九日福博大空襲の際、かねて避難所に目されていた元十五銀行ビル(現博多リバレイン、博多座)の地下室に退避した地域の人達のうち、壁が高温化する危険を予感して無理にシャッターを揚げ屋外に逃れた人は助かったが、周囲総ての火災で電源が切断された後の地下室はシャッターの開閉できず、
外部の人は地下室の危急存亡に一人として気づくことなくただ必死に東公園目差して逃れつつあった。高温はじわじわ炎熱の地獄と化し閉じ込められた六十三名の人達から
滲み出た脂汗が、踝を没する深さの溜となる惨状を呈し全員そこで生命を落とされた。同30年6月18日戦災十周年に際し遺族の皆さんが発起人となり博多区上川端町栄昌寺境内に地蔵様を建立さた。「十五」ビルと「銃後」並びに「自由御」地蔵の三つの言葉を祈りの心として「じゅうご地蔵尊」と稱名された。焼夷弾で伽藍総てが灰儘に帰した同寺は半世紀ぶりに西区今宿町へ移転復興するに
伴いこの地蔵様も同寺内に移られたが歳月を重ねる間に尊像の傷みも増しつつあり、この度栄昌寺婦人会が浄財を拠出して堂宇を新築寄進しました。戦火により非憤の生涯を了えられた人達の
供養と、戦争の悲惨さ更に平和の尊さを、この地蔵様を体していつまでも後世に語り伝えたいと念ずるものです。
浄土宗 栄昌寺婦人会
大塚古墳・・・今宿古墳群の一つ「大塚古墳」は、高祖山の丘陵にある前方後円墳で、長さ64m、高さ6.5m、全部土を盛って造っています。墳丘の周囲には空掘と外堤があり、円筒埴輪、馬、
人物埴輪などが並んでいました。墳丘の形状がよく残っているため、遠くからでもその整った姿を見ることができます。福岡前原道路の側にあり、廻りは住宅街に囲まれており、
市民の憩いの場となっています。
大塚古墳からゴール地学研都市駅に向かいます。途中、保育園の園児から可愛い声援が送られてきます。
学研都市駅に近くには、福岡大学野球グラウンド、福岡大学付属大濠高校のグラウンドがあります。大濠高校は、秋の九州大会で準優勝しており、来年春の選抜大会の有力校です。
学研都市駅前の山の鼻古墳公園がゴールです。山の鼻古墳も今宿古墳群の一つです。墳丘長約44m、後円部径約27mの前方後円墳で、古墳時代前期(4世紀)に築造されたものです。
今宿古墳群のなかでも最も古い時期に築かれた古墳です。これまでに数回発掘調査を行い、墳丘の斜面には葺石(ふきいし ※古墳の墳丘の表面に敷きつめた石)があったことがわかっています。
墳丘周辺からは赤い顔料のついた板石(いたいし ※板状の石)などが見つかっており、埋葬施設は竪穴式石室であった可能性があります。山ノ鼻1号墳は現在整備が終了し、
2016(平成28)年度から公開をしています。
11:30ゴール。今日のGPSです。