寒いし、お腹がすくし、泣きたくなりました。
給食、足りずになくなってたー
ネットだと24分台。
グロスタイムで、4時間半をちょっと出ちゃいました。
女性だけ、お花が、もらえたの。
*************************************
モブログに加筆中
とりあえず、タイムをば。
すべてネットタイム (HPから)
5km 30:48 (6:10/km)
10km 30:10 (6:02/km)
15km 29:40 (5:56/km)
20km 29:37 (5:55/km)
25km 30:34 (6:07/km)
30km 32:45 (6:33/km)
35km 33:32 (6:42/km)
40km 33:27 (6:41/km)
Goal 14:21 (6:32/km)
Total 4:24:54 (6:17/km)
グロスタイムの記録は、4時間30秒14
スタート地点まで、5分20秒のロスだった。
こうして、タイムをあらためて見ると、給食がバナナだけでも残ってたら、
後半、もう少し上げることができたかもしれない、とつい、考えてしまう。
荒川の時も、“たられば”
「あの向かい風がなかったらー」 とぼやいたのだった。
しかし、雨や風は、しょうがない、自然の成せることだから。
私だけに強風が襲い掛かったわけでもなし。
給食も、はなっから ないとわかっていれば、
ホノルルマラソンのように、何かしらの補食を自分で用意した。
ウェストポーチなど余分なものは、極力つけたくない私。
今回は、バナナやあんぱんなどが、あるって言うから、
安心して、手ぶらで、走ったんだよー
(最初の給食の22km手前で、低血糖に見舞われるといけないので、
ブドウ糖のキューブを2個ポケットにしのばせてはいたが…)
車椅子が、スタート。
気候ばかりでなく、私の感情もウェットな状態だったようで、
選手の紹介を聞いただけで、目頭が熱くなる。
車椅子の選手も寒いだろうな、滑るだろうな、大変だな…なんて。
なんか、もう気持ちが不安定というか、極限状態というか。
興奮もしてたんだろう。
いよいよ、カウントダウン。
号砲
聞こえたような、聞こえなかったような。
大勢の人の歓声でかき消されたのかもしれない。
紙ふぶきらしきもの (あとでTVを見て紙ふぶきと知った) と煙は、見えた。
そろり、そろり、歩き出す。
道幅が広いので、荒川よりは、スムーズな動き出し。
スターターの都知事に手を振る。しかし、とっても控えめに。
自分の時計をスタートしようとしたら、99:99 の数字が表示される。
そう、青梅のとき、きちっと止めてなかったのだ。
7ラップ目がカウントされてた。
あわてて、リセット。
スタートラインまで、約5分半のロス。ホノルルより早い。
スタートラインを過ぎた途端、歩き→ジョグ になる。急に速くなった。
スタートしたら、合羽は脱いでしまおうと思ってたけど、
雨脚は弱まらないので、着たままスタート。
ブレーカーも脱いでしまう予定だったが、寒くて脱ぐどころじゃない。
ジッパーを顎まで上げて、しっかり防寒。
前夜、海実子さんから、コース取りのアドバイスをいただいたが
すっかり、頭は空っぽ。真ん中走ってれば大丈夫かな。
大勢の人々の応援を受け、「いってきまーす!」 と手を振る
ここは、いつも、じーん とくるポイント。
雨足はちっとも弱まらなかったけど、私の気持ちは晴れやか。
大きく深呼吸をして、42.195km の長旅に出発。
次のうるうるポイントは、六大学の応援のとこ。
あれ?聞き覚えのあるメロディ。 応援歌だ!!
~おお、わーが、ぼーこー!
チアリーディングのお姉さんのところに行き、
ハイタッチしたかったけど、急な“車線変更”は危険行為。
応援歌を口ずさんでいたら、鼻の奥がツーンとしてきた。
雨の中、40分もじっと立っていたわけだから、
ウォーミングアップのつもりで、ゆっくり進む。
関節、足首と膝、痛みや違和感というより、こわばりを感じる。
スムーズに動かない、とにかくちょっと変。
脛もちょっと硬いかんじ。
加えて、濡れたシューズ、これまた、いつもと感触が違う。
ソールに堅い板を1枚入れたような、とでも言うんだろうか。
怪我したら、完走できない。慎重に行こう。
雨がやんだ。
雨合羽を脱いで、しばらく手に持って走る。
黄色のスタッフウェアの男性に、「ごめんなさい、これ捨ててください。」
と手渡してしまった。ひとつ受け取ると、次々手渡されたかもね。
海実子さんたち、応援部隊のいる曙橋が近づいてきた。
歩道橋を確認した時、数人の人影が見えた。
ん? 歩道橋には、人がいっぱい、というイメージだったのだが。
近づくにつれ、歩道橋上にいるのは、警察官数人とわかる。
ああ、きっと、歩道橋上では立ち止まることができないのね。
考えてみたら、“橋の上に鈴なりの人々” たしかに危険かもね。
じゃあ、きっと沿道ね。真ん中あたりを走っていたので
左前方の歩道をキョロキョロ。あーいたいた。
ここでも、急に左に寄れないので、
「ここ、ここ! ワタシは、ここ~!」 とアピール。
応援部隊も気付いてくれて、「はるまさーん!!」 と
声援を送ってくれる。大きく手を振り、声援に応える。
一瞬のことなんだけど、暖かい気持ちになったし、
実際、身体も温まった気がする。
寒さも、濡れたシューズも、慣れたせいか、さほど気にならなくなっていた。
ところが、再び、雨が降ってきた。
あー合羽、脱がなきゃよかった、と後悔する。
しょうがないね、ブレーカーを手放さなかっただけでも、よしとしよう。
(安物ウィンドウブレーカーは、途中で捨てる予定だった)
その後は、やんだかと思うと、また降り始める、の繰り返し
もう、いまさら、やもうが、降ろうが、どっちでもいいやと、やけっぱち。
日比谷から折り返しポイントの品川まで、往路復路がすれ違う。
最初のうちは、センターライン寄りにコース取り、
すれ違う選手に目を凝らしていたのだが、つくばもホノルルも
それで、車酔いのような状態になってしまったことを思い出し、
知り合いのランナーを見つけることを諦めた。
歩道寄りに位置を移す。
相変わらず、途切れぬ大声援
最初のうちは、笑顔と手を挙げて応えていたのだが
スタート前の寒さで、かなり体力を消耗していたので、
なるべく“省エネ”で、体力温存することに。
「がんばれ~」 や 「ファイト~」 の声援には、大きな声で
「ハイ!!」 と返すことにした。
ペースも上がってきたし、不調箇所もない。
手が冷たくて感覚がないけど、とくに不具合はなかった。
20kmまでは!!
問題の20km。給水所である。
ちょっと手前で、スタッフのオジサンが、声を張り上げてる。
「次の給食は、すべてなくなっています。食べるものは、ありません。
ここで、しっかり給水してくださーい!」
えーっ!!
えーっ!!
えーっ!!
3回、大声を上げてしまった。横を走る男性は、笑ってたけど
笑い事じゃないでしょー えーっ!! な出来事に間違いないでしょ。
給水は給食の替わりにはならんぞ~
その場に、座り込みそうなくらいショックだった。
もう、やめたくなってきた… あと25分でスタート
スタート地点は、大変なことになってます。
不平不満を言う人は、ひとりもいません。
********************************
モブログに加筆中
当日の朝。
雨が上がることを、期待してたけど、はたして、ざあざあ降っていた。
音を立てて、降っていた。
予報では、昼頃に、雨があがるらしい。
天気予報どおりだと、3時間、雨の中、走るのか…
気持ちは、一気に落ち込む。
もしかしたら、普段の大会だったら、出走をやめていたかもしれない。
軟弱な、逆境に弱い私だから。
でも、今日は違う。
6万人以上の人が、抽選にもれ、涙をのんだのだ。
雨ごときに挫けていたら、バチが当たる。
ぐずぐず、四の五の言わずに、仕度をしなくっちゃ!
前夜、天候がわからず、ウェアも決めかねていた。
雨に濡れる ⇒ 冷えて寒い すなわち、要防寒 と判断。
予定していた 『ノースリーブウェア+アームウォーマー』 は却下。
赤タートルネック(ユニクロ)+ノースリーブランシャツの重ね着に決定。
ランシャツにゼッケンをつけ、家で、着込む。
裏にフリースのついたウィンドウブレーカーと100均の雨合羽を持つ。
このウィンドウブレーカーは、近所の激安洋品店で、198円だった。
荷物を預けたあと、寒さしのぎに着ていて、スタート近くに置き去る。
なくなっても、捨てられても、いいやと思って買ったもの。
それが、今までの大会では、ゴールしてスタート地点に戻ると、
ちゃんとそのままあった。
今回は、スタートとゴール地点が離れているので、回収できない。
脱ぎ捨てたら最後、捨てられる。
…198円でも愛着あったりして。
小田急線を利用。新宿に到着。
改札を出る前にトイレを済ませる。
現地の状況がわからないので、念のため。
雨脚は弱くなっていない…
方向オンチの私は、地下道は苦手。いっそう方向がわからなくなるから。
でも、今日は、同じ目的地へ行く人がいっぱいで、迷いようもなく、
雨も降るので、地下道を進む。
都庁に近づくにつれ、通路の両端で着替える人が多くなる。
下にすべて着用してるので、脱いで、シューズを履き替えるだけ。
私も、ここで、走る格好になる。
荷物預けの袋に荷物を詰め込み、会場へと向かう。
トイレは、行列。
荷物預かりは、どこ?
トラックに直接預け入れるんだね。
場所がわからずボランティアの人に聞く。
BAG CAR 9 だったので、「9はどの辺?」 と聞くと、
ボランティアの人、スタートの整列エリアを尋ねられたのと勘違いして、
「ここを左に行くとG、H 以降は、こっちね。エリアは何?」 と
聞き返す。「Gですけど…荷物は…」
「あ、荷物ね、何番なのー?」 と。
(だから、最初っから、9って言ってんじゃん!)
ボランティアの人も、いろんな人から、いろんなこと
聞かれるのだから、混乱もするでしょう。寛大な私は笑顔でお礼を言う。
荷物預けのところで、ポンチョとやらをいただけるのかと思ってたら
なかった。なんか、私自身混乱してて、聞きもしなかったけど
多分品切れだったんだろう? 人数分用意してくれてもいいのにね。
100均の合羽持ってきてよかったよ。
(このとき、人数分用意されていないものが他にもあるとはつゆ知らず)
スタートエリアにスタンバイしようと移動中(階段を上がれと指示された)
近くにいた女性のゼッケンが、私と近かったので、確認しようと
「Gは階段上がるんですよね。」 と声をかけると、
その女性のお仲間のひとりが振り向き、「○○さん!」
と驚きの声を上げる。
はっ、あ、あなたは~
見覚えのあるお顔!
「あー!! 手賀沼の時の~!!」 と私も大声を出してしまった。
⇒手賀沼エコマラソン(詳細) 参照
手賀沼のスタート前に、お喋りした女性だった。
3万人もいる中で、再会できるとは!!
「すごい! これって、何か引き合うものがあるの!?」
思わず、言ってしまった。
あの時、『荒川の強風経験』、『東京マラソンに当選』 と、
共通項が多く、初対面の見知らぬ人とは思えぬほど盛り上がった。
折り返し後、すれ違った時、彼女は、ゼッケンを見て私の名前を、
覚えていて、名前を呼んで声をかけてくれた。
今回、レース中に見つけたら、私も名前で応援したいと
お名前を聞いておく。
彼女はお友達が一緒だったので、「頑張りましょうね!」 と
言い合い、別々にGエリアに入った。
******************************
とにかく、Gのエリアにスタンバイ。
時刻は、8時半を少し回ったところ。
スタートまで40分近くある。
隣に立つ外国人男性は、帽子ナシ、合羽ナシ。
早くもグッショリ。髪の毛と袖口から、雨のしずくが滴り落ちる。
私は、合羽を着ているので、身体は、濡れていないが
手袋がすでにびっしょり。手が冷たい。
念のためポケットにもう1つ入れてある。後半に付け替えよう。
雨にむせぶ高層ビル
Gブロック。A~K まで、11のブロックがあるので、
真ん中より、少し後かな?
みんな我慢強く待つ。ひたすらスタートを待つ。
厚手のブレーカーと合羽を着ているので、身体はそう寒くない。
末端が冷たく、鼻の頭、耳、手足が、感覚なくなってきた。
ウォーミングアップも何もあったもんじゃない。
そういえば、使い捨てカイロ、持ってきたのに、忘れてた。
預けた荷物の中に入れたままだった。
とにかく、待つ。
DJ の声も音楽も上の空。
修行僧?托鉢僧? が、雨の中、人家の軒下で、
じっと待つ姿が思い浮かび、自分の姿と重なる。思わず苦笑。
ひとりでスタートを待つとき、手賀沼のように
知らない人に、自ら話し掛けたり、話し掛けられたりしてたのだが
今回は、合羽を被り、うつむいていたので、(気を消していた)
誰とも交流せずに、ひとりで、雨と寒さに耐えていた。
それで、余計に長い時間に感じられたのかもしれない。
あとで、NAさんに、「どの地点が一番つらかったですか?」 と聞かれ
「スタートを待つ間が一番つらかったよ。」 と答えたくらいだもん。
『気を消していた』 と書いたが、まんざら大げさな表現でもない。
動物的本能とでも言うのか、余計なエネルギーを使ったら
マズイことになるって無意識に感じてたんだろう。
寒くて、地団駄踏む人もいたけど、それもしかった。
ただ、力を抜いて、うつむいて立ってただけだった。
とにかく、長く感じた40分間だった。
精神的に疲労度の高いスタート前となってしまった…