ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

かやくごはん

2012年03月25日 | ごはん

昨日の晩ごはんは、「かやくごはん」を作りました。

かやくごはん・・・って、関西しか使わないのかなあ。一般的には、「五目ごはん」とか「炊き込みごはん」って言うのでしょうか。「色ごはん」とか「味ごはん」っていうのも聞いたことあります。皆さんはどう言いますか?

 

元はといえば、晩ごはんにうどんを食べたいなあと思ったことからです。夫が美味しい「天かす」を買ってきたので、それをたっぷり入れたおうどんを食べたくなったのです。

「天かす」・・・これも関西で使うことばでしょうか。関東は「揚げ玉」ですよね。横浜に来た頃、大阪出身の友だちの出会って、天かす談義をしたことがあります。

「所詮天ぷらのカスやん。そやのに、なんかありがたがられてる感じするよね」って。まあ、天かす談義はまた今度。

うどんが食べたいけど、それだけやったらあまりに簡単で手抜きだし、せめてごはんは少し手をかけて・・・なんて思ってね(^^;)。

 

 

ちょうど土曜日で、土日限定販売の「とようけ屋」さんのお揚げも買えたし、あとは残り物でできるし、安上がりでいい感じ。

うどんのだしを取るべく、お鍋に昆布と煮干を6匹くらい入れておいて、その横で野菜を刻み始めます。お米はその前にといでざるにあげておきます。

 

ごぼうをささがきにして水にさらして、人参、お揚げを細く刻んで、こんにゃくも細く小さく。ちくわや干ししいたけも入れるとおいしいんだけど、シンプルに・・・。いえいえ、ほんとは忘れてたの。

お米と水、調味料を入れて規定の水の量にします。調味料は今回、「大地を守る会」で買った料理酒「蔵の素」を使ってみました。旨みと甘みが深いです。これはきっとおいしくできる予感。

それと、ヤマヒサの薄口醤油、塩はいつものシママース。

家族で食べるから昆布はチョキチョキとキッチンバサミで小さく刻んでいれこみます。

さて、炊き始めます。

 

 

炊いている途中、ごぼうのいい香りがしてきました。少し多めに入れたからかな、うーん、いい香り。

少し懐かしい気持ちになってきます。そう、かやくごはんは母の思い出、母の味。よく作ってくれました。そして、父も大好きでした。何かあると「かやくごはん食べたいなあ」とリクエストしていました。

懐かしさで少し胸がちくっとしながら炊きあがりを待ちます。

 

 

できたできた、適度におこげもできて、いい感じ。

料理酒の風味で少し甘味の感じるごはんになりました。

 

 

そして、うどんのほうのおだしもおいしくできて、こんな感じの晩ごはんになりました。

 

 

奥の方にあるのは、「かますご」。しょうがを入れた酢醤油で和えていただきました。これも懐かしい母の味。

シンプルだけどおいしい、ちょっと胸きゅんの晩ごはんでした。


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